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ロシアを経由してモンゴルへ出発

さきほど大雨の中、モンゴルメンバーが東京駅を出発していきました。今回は、行きも帰りも複数便に分かれており、第1便はバス・フェリー・鉄道でモンゴルのウランバートルに向かいます。以下にメンバーのための交通・プログラム予定表を載せておきます。

■交通
【行き:第1便】
8月25日23:45東京発→[高速バス]→8月26日7:15高岡着
8月26日18:00伏木港発→[フェリー]→8月28日9:30ウラジオストク着
8月29日20:11ウラジオストク発→[シベリア鉄道]→9月1日16:47イルクーツク着
9月1日20:10イルクーツク発→[国際列車]→9月3日8:27ウランバートル着
【行き:第2便】
9月3日15:30成田空港→[モンゴル航空]→3日18:40ボヤント・オハー国際空港(モンゴル)
【行き:第3便】
9月8日13:55成田空港→[大韓航空]→9月8日16:20ソウル(韓国)
9月8日19:50ソウル(韓国)→[大韓航空]→9月8日23:15ボヤント・オハー国際航空(モンゴル)

【帰り:第1便】
9月10日8:00ボヤント・オハー国際空港(モンゴル)→[モンゴル航空]→9月10日12:30成田空港
【帰り:第2便】
9月18日01:20ボヤント・オハー国際(モンゴル)→[大韓航空]→9月18日04:20ソウル(韓国)
9月18日10:15ソウル(韓国)→[大韓航空]→9月18日12:30成田空港(日本)
【帰り:第3便】
9月19日11:30ボヤント・オハー国際空港(モンゴル)→[モンゴル航空]→19日16:00成田空港
【帰り:第4便】
9月19日20:00ウランバートル発→[国際列車]→9月21日8:27イルクーツク着
9月24日10:00イルクーツク発→[飛行機]→9月24日15:50 ウラジオストク着
9月26日18:00ウラジオストク発→[フェリー]→9月28日9:00伏木港着
9月28日23:00高岡発→[高速バス]→9月29日6:50東京着

■プログラム
9月3日 ウランバートル着-MJEDミーティング
9月4日 休み-ミーティング
9月5日 オルホン大学訪問
9月6日 石鹸プログラム①
9月7日 休み
9月8日 環境調査プログラム
9月9日 石鹸プログラム②
9月10日 ゲルステイ
9月11日 ゲルスティ
9月12日 休み
9月13日 企業訪問プログラム
9月14日 風力発電プログラム
9月15日 風力発電プログラム
9月16日 風力発電プログラム-株売却
9月17日 休み
9月18日 ミーティング
9月19日 ウランバートル発

日本に残る僕は世界地図/衛星写真で彼らの活動を想像しながら、無事を祈っていたいと思っています: Pax Map(Internet Explorerでは見れないようです)。それでは、みんな、良い旅を!

モンゴルプロジェクト壮行会

一昨日、東京の浅草橋にあるモンゴルタウンにて本年度のモンゴルプロジェクト壮行会を開きました。実際のプロジェクトまではまだ1ヶ月ほどありますが、学生が夏休みに入り、メンバーの多くが集まれる日にやっておこうということになり一昨日になりました。プロジェクトについてはまだ準備・企画段階のものも多いですが、現状の計画をご紹介いたします。

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【実施予定事業名】 『モンゴル派遣プロジェクト』
【関係団体】 ユーススカウトグループPaxIVhyper
【プロジェクト実施予定期間】 2005年9月4日(日)~9月18日(日)
【プロジェクト実施予定地】 モンゴル国ウランバートル及び周辺地域、南ゴビ
【参加人数】 14人
【協力】 モンゴル商工会議所(MJEDセンター)
【プログラム詳細】
 1、経済プログラム:①企業訪問、②株券購入、③石鹸販売
 2、国際貢献プログラム:①オルホン大学交流、②ビデオ交流、③QTV(環境教育の教育素材の作成)
 3、ハイアドベンチャー:①風力発電、②ゲルステイ、③シベリア鉄道
 4、環境プログラム:①環境調査

あと1ヶ月の追い込み、がんばりましょー。

日本のローバースカウトとUN Millennium Development Goals

前回のエントリーにおいて、9th World Scout Youth Forumにおける一つのセッションが、UN Millennium Development Goalsをにおけるスカウトの役割を扱っていることについて紹介した。UN Millennium Development Goalsとは、国連に加盟している191の国々が2015年までに解決すべき項目を挙げたものである。項目には8つあり、それぞれ以下の通りである。

1, Eradicate extreme poverty and hunger(飢えと貧困の根絶)
2, Achieve universal primary education(初等教育の達成)
3, Promote gender equality and empower women(男女同権、女性の権利強化)
4, Reduce child mortality(子供の死亡率の低下)
5, Improve maternal health(妊婦の健康の改善)
6, Combat HIV/AIDS, malaria and other diseases(HIV/エイズやマラリア等の撲滅)
7, Ensure environmental sustainability(持続可能な環境の確保)
8, Develop a global partnership for development(開発に向けて世界的な協調の確立)

以上の目標を見てみてると、1,2,4,5,6についてはすでに日本国内ではほぼ解決されている問題であり(完全ではないかもしれないが)、日本での問題と世界的な問題の違いがこの8項からもよく見て取れる。したがって、世界スカウト会議や世界ユースフォーラムへの参加者がこれらの事項についてある程度の勉強をしていかない限り、普段接していない問題であることから、建設的な議論・意見が出来ないと予想される。

ただし、国際協力プロジェクトに関わっている日本のローバースカウトにとっては、貧困、女性、健康、環境等についてはバングラデシュ、ネパール、モンゴル、フィリピン等のプロジェクトで実際に取り組んでいるのそんなに別世界での議論にもならない。特に今回ユースフォーラムに参加する5人のローバースカウト中4人は上記のいずれかの国際協力プロジェクトに参加したスカウト達なので議論をするだけの経験は持っている。

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(2004年の慶應義塾大学ローバースモンゴルプロジェクトにおける、母子家庭を対象とした石鹸作り講座の様子。石鹸を家庭で自ら作ることにより、衛生の確保を行うとともに、石鹸を外部から買う必要をなくし、経済的な負担も減少させることを目標としている)

日本のローバースカウトは過去約8年にわたり、毎年何かしらの国際協力プロジェクトをアジアの他国と共同で行ってきた。世界ユースフォーラムにおいて、活躍するのは言葉の問題や、日本人の性格的にも、そう簡単にいかないとは思うが、せめて世界スカウト会議に参加する日本連盟の幹部の方にアピールし、日本のローバー⇒日本連盟⇒世界スカウト会議という流れも利用していただきたいと思う。

Pax IV Hyper join Mongolia Project of Keio Rovers.

ネパールでの治安回復が進まず(現地ローバーの話ではすでに回復しているが、外務省等の指標ではまだ危険な状態とのこと)、我々のネパールプロジェクトの実施は今年も難しいとの判断をした。その代わりと言ったら失礼だが、今夏は慶應ローバースの主催するモンゴルプロジェクトにPax IV Hyperからも参加させて頂くことになった。

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そもそも今年のモンゴルプロジェクトについては、慶應ローバース側においても経験者の参加数の少なさ、昨年以来続く初心者を中心とした企画・計画により発生するプロジェクトの内容的深度の浅さ等に問題があった。またPax IV Hyper側においては治安問題による数度のネパールプロジェクト実施の中止、その中止に伴う国際協力プロジェクトを経験する人材の減少等の問題があった。双方の問題を解決し、そして新しいプロジェクトを作り上げたいという思惑で、今回のコラボレーションに至った。

双方ともに学生団体、任意団体であり、組織としては強い哲学、規範を持っていないと思いきや、ミーティング等で話を聞いていると1,2年ではあるが各スカウトのバックグラウンドが異なることによる意見や態度の差が見て取れるのは面白かった。

まずは今回の投稿では、Pax IV Hyperによる今夏のネパールプロジェクトが中止になることと、モンゴルプロジェクトの実施予定の連絡までにしておく。今夏のモンゴルプロジェクトについては今後クルーによるウェブサイト等も出来る予定で、こちらでも進捗状況を報告していきたいと思う。

かっこいい報告書:慶應義塾大学ローバースモンゴルプロジェクト

2004年9月に実施された慶應義塾大学ローバースモンゴルプロジェクトの報告書が執筆担当:各派遣員、編集・デザイン:市河氏担当で完成した。Pax IV Hyperの前代表がデザインした我々のホームページもそうだし、今回の2004年慶應義塾大学ローバースモンゴルプロジェクト報告書にしてもそうだけど、モダンでとてもかっこいいデザインになっている。これらは彼らがオリジナルでデザインして作ったものである。僕にはない技術やセンスを持っていて、いつも感心して見ている。

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(写真はモンゴルは南ゴビのヨリーン・アム渓谷)

見た目がかっこいいと、中身が多少劣っていても許してしまいそうになる。また、人を惹きつけるには見た目で勝負するのが手っ取り早い。これまでボーイスカウトの広報はそれぞれの地域で、あまりかっこよくないポスターを掲示板等に貼って広報していた。またスカウティング誌についても、最近は”Future Scouting”の稿などセンスの良いページが増えてきたが、これまではダサくて、ボーイスカウト外には恥ずかしくて見せれないものだったと思う。

ボーイスカウトとそのデザインは今後非常に重要になっていくと思う。ボーイスカウトの制服、メディアでの露出方法、そして今回紹介した報告書やWEB。それぞれのデザインがボーイスカウトのイメージ、ブランドの一部を形成していることは間違えない。僕はエンジニアでそのようなセンスはないが、センスのある人には、是非かっこいいボーイスカウト像を形成して、世の中にアピールしていって頂ければと思う。

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