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ベンチャースカウト:日本の離島へ

私が副長をやっている団のベンチャースカウト(高校生年代)では、グループプロジェクトとして、毎年春、離島でのキャンプをするようにしている。ちなみに私が現役のときは八丈島に行った。ベンチャースカウトなので、企画・計画・実施・報告については全て自分達でやるように指導し、もちろん島の選定も彼らに任せている。距離・時間・予算の関係から、伊豆七島のどれかの島になることが多いが、船を数時間(八丈島の場合は約12時間)乗って着くことになる。

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(西表島の仲間川マングローブ地帯。奥に見える赤・黄色のはカヌー。高校生のときの八丈島の思い出もあり、昨年2月に一人で数年ぶりに日本の離島への旅を思いつき、行ってきたのだ。)

ボーイスカウトまでの段階で基本的なキャンピング技術、グループワーキング、プロジェクト法を学んでいるので、必要な技能は持っている。ただし、本格的に自分達だけで一つの旅をやり遂げたことは無いので、数人で力を出し合って、取り組ませる。

ベンチャースカウト(高校生年代)の指導においては、彼らにちょっと高めで曖昧な課題を与え、あとは彼らにやり方は任せるという指導を取る。そうすることにより、自分で考え、実行する経験を得られるし、後になってそれが自信となる。ちなみに私が高校生だったときに与えられた課題は「栃木県矢板市から半径100km以内で2泊の野営をした後に、JR矢板駅改札に何日の何時集合」という課題だった。私とK君の二人はバディを組み、尾瀬にて2泊することにした。(野営中に知ったのだが、このプログラムには約15バディぐらいが参加し、運営スタッフはすべての組がちゃんと野営できているか見回っていたらしいのだが、我々が選んだ野営地=尾瀬は車では来ることが出来ないので、見回りに来るのにも片道数時間もかかり、スタッフも苦労してたらしい。)

話は尾瀬にずれてしまったが、目的地を島に設定するのは、船や飛行機を遣わなければならないという点で、高校生には面白いのではないかと思う。本州だと日常生活で使用している電車・バスなどを少し多めに乗れば、目的地についてしまうが、離島だと普段使わない交通手段を使うことになるので、冒険感が出るのである。この春休み、皆様のスカウトを離島に出してみてはどうだろうか?


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