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Nepal-Japan Scout Project 2017-18 活動報告①

11月に入り、2018年も残すところ2ヵ月となりました。近頃は急に気温も下がり、少しずつ冬の訪れを感じるようになってきました。皆さんも、冬に向け、年末年始に向け色々と準備を進めている頃ではないでしょうか?
現在我々も、来年の春渡航に向けて着々と準備を進めております!

先月は今年度の夏渡航に関して振り返ってきました。ネパールへ初めて訪れたメンバーが現地で何を見てきたのか、何を感じたのかが伝わってきたのではないでしょうか。今回はさらに振り返って昨年度の本渡航について、書いていこうと思います。

昨年度の春渡航は、今年の2月16日から2月28日にかけて行いました。現地では、小学校を訪れレクチャーを行っただけではなく、カトマンズのタメル地区を探索したり、ホームステイをしたりと、ネパールの人々の生活を感じることもできました。

それでは具体的に春渡航の概要について報告させていただきます。まず、春渡航の目的は、ネパールの小学生の環境問題に対する意識を改善し、それを継続してもらう事です。今回は特に、水質汚染問題に焦点を置きました。

メインプログラムでは、訪れた3校の小学校にそれぞれエコグループという環境委員会を設立しました。そして、エコグループの設立に伴い、水質汚染問題とゴミ問題に関するレクチャー、エコバックコンテストを行いました。プログラムの具体的な内容は、次回の記事で触れていきたいと思います。

では、なぜ環境問題に関するプログラムを行なったのでしょうか?それは、ネパールの町の環境汚染が深刻だからです。カトマンズを流れる2つの川には多くのゴミが浮かんでいて、悪臭が漂っています。当然、河川の水質も非常に悪く、土壌汚染や地下水汚染の原因となっています。加えて、流域での伝染病の流行の原因ともなっています。日本では当たり前のように水道水を飲んでいますが、ネパールの水道水は飲むことが出来ません。水の中に、細菌や、古い水道管のさびなどが溶けていて、それらが人体に影響を与えるからです。渡航メンバーも、飲み水には非常に気を使いましたが、大半のメンバーがお腹を下してしまいました。水質汚染以外にも、街に散乱するゴミの問題、また、大気汚染問題など、環境問題は山積みです。

このような環境問題を解決するにはどうすれば良いか、それは多くの人々に興味を持ってもらう事です。そこで自分たちは、未来のネパールを担う小学生に環境問題に関するレクチャーを行い、まずは興味を持ってもらう、そしてその興味を継続してもらうためのプログラムを実施しました。

これからも応援よろしくお願いします。


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