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NPJ2014 9日目<KORCプログラムと中間報告>

プロジェクトの折り返し地点となりました。
今日は、私たちのカウターパートであるKORC主導の企画
“SCOUTS GO GREEN”が行われました。
本プロジェクトの中間報告も一緒に御覧ください。

私たちは、15日間の滞在を通して
ごみ問題に関する5つのプログラムを行っています。
1.レクチャープログラム(9月4日実施)
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  ごみはなぜ有害なのか、ごみの削減に対し私たちには何ができるのか
  基本的な知識をJyoti Academy、Ujjwal Shishu Niketan Academy の
  生徒たちとディスカッションを行いました。

 スクリーンショット 2014-09-13 午前10.31.27
このフローチャートが示すように、
ディスカッションを通して、ごみ問題の解決には
効率のよい分別を行うことの重要性を生徒たちに訴えかけました。

2.分別学習プログラム(9月7日実施)

  この分別の重要性を身近なところから生徒たちに
  理解してもらうために、校内・郊外にてごみ拾いを行いました。
  そして、燃えるごみと燃えないごみの分別を行い、 
  今後の生活に分別の意識を常にもってもらうために
  各教室をまわり、燃えるごみと燃えないごみのごみ箱を設置しました。

3.燃えるごみプログラム(9月7日実施)
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  分別学習を通して、燃えるごみと燃えないごみの分別の重要性を伝えた後に、
  この燃えるごみと燃えないごみの行方について説明しました。
  日本から購入し、各学校に寄贈した焼却炉を使用して、
  燃えるごみを正しく焼却すると、灰ができることを生徒たちと一緒に学びました。
  
4.生ごみプログラム(9月4日実施)
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私たちが生きて行きために必要な食糧の残り物はどうなってしまうのでしょうか。
  レクチャープログラムと燃えるごみプロフラムを通して
  食べ残しは、「コンポスター」を利用することで
  食べ残しが土の中で分解され肥料になることを伝えました。
  実際にケータリングで用意した昼食の残り物をコンポスターに入れ、
  毎日経過観察を行っています。(9月10日現在、投入した残り物は全て分解していました)
分解しきれない大きなごみは焼却炉で燃やすことができることも、
  可燃ごみプログラムで伝えました。

このように、4つのプログラムを通して
わたしたちが生み出した「ごみ」を効率よく
処理する方法を学んでいきました。
そして9月15日に行われる最後のプログラムが
 
5.リサイクル肥料プログラム です。
  可燃ごみプログラムで生み出された灰と、
  食べ残しがコンポスターによって分解された肥料を用いて
  生徒たちと一緒に花壇をつくり、植木を植えるプログラムです。
  

これらの5つのプログラムを我々Pax IV Hyper が企画し
ネパールのカウンターパートであるKORCと協働してきました。

しかし、これだけでは子ども達に正しい「ごみ問題」の解決に向けた
環境保全活動を行ったとは言えません。
「燃えないごみ」の存在があるためです。
燃えないごみは、コンポスターでも分解されず、焼却炉に入れてしまうと
有害なダイオキシンが発生していしまいます。

実際に私たちがネパールに訪れてから最も衝撃を受けたのは、
燃えないごみの存在でした。
町中に、人々が捨てるプラスティックのごみ、店の前で
スナックを食べ、何事もなかったかのように道端にごみを捨てる人々。
それは、ごみを捨てるという習慣が文化として根付いていない
ネパールの独自性によるものでもありますが、
つまるところ1番の問題は、燃えないごみを埋め立てする
システムが政府によって政策化されていないことなのです。

日本は幸い、埋め立て場があり、
私たちは当たり前のように、プラスチックのごみを
ごみ箱に捨てていますが、ごみは分解されず
私たちの見たことのないような埋立地に運ばれ誰かが
今日も、このプラスチックなどの不燃ごみを埋め立てているのです。
つまり、燃えないごみの処理方法は埋め立てることしかできないのです。

私たちはこの燃えないごみの処理方法について
ネパールに滞在してから何度も何度も議論を重ねてきました。
燃えないごみが処理されない現状をネパール国民は
第一に知っているのにもかかわらず、日本人である私たちが
これらのプログラムを行うことは、価値観の強要にならないのか…。

まだ、答えは見つかっておりません。
ですが私たちができる唯一の解決策として発案したのが
KORC主導の SCOUTS GO GREEN プログラムでした。

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まず、プラスチックがなぜ焼却すると有害なのか
なぜ、分解されないのかについて子ども達とディスカッションをしながら
理解を深めていきました。

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次に、世界中で行われている燃えないごみの処理方法を紹介します。

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子ども達は、目を丸くさせてKORCのプレゼンテーションに
耳を傾けていました。
最後に、子ども達と一緒に
“NO MORE PLASTIC BAG”と何度も掛け声を掛け
教室が生徒たちの声で共鳴しました。

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そしてこのエコバックを生徒に配布し
ビニール袋をできるだけ使用せずエコバックを利用してもらうことを呼びかけました。
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KORCメンバーの1人であるSarunが、このプロジェクトについてこう語っています。
I think today was a really tiring yet fun and fruitful day: the KORC scouts go green project. Facilitated by Mavila Khadka from KORC the presentation was really influential as it contained shocking facts and was in Nepali language so there was no question of confusion. Students also took an informal oath to not use plastic bags in days to come or at least minimize it. As I stated earlier it was really tiring yet fun and fruitful day.

このように、最も解決方法が困難である燃えないごみに
焦点をあてたプログラムをネパールで生まれ育ったKORCクルー達が
主導で行えたことが、何よりの生徒たちの理解度の向上に繋がったのではないのでしょうか。

明日に行われるリサイクル肥料プログラムに向けて
全力でプロジェクトに向き合いたいです。
引き続き、応援のほどよろしくお願い致します。

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