国際系スカウトプロジェクト合同報告会を開催します

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3/26と27の両日、今年2,3月に日本のローバースカウトが国外で実施した3件のプロジェクトの報告会を開催します。
私たちローバースカウトがスカウトとして活動に取り組む意義について、3つの異なる視点から切り込み、今後のスカウト活動の可能性について探っていきたいと思います。

13:00よりパネル展示、15:30より講演会を予定しています。少しでも興味のある方は、ぜひお気軽に足をお運びください。

※26日はバングラ派遣の講演はありません。
※パネル展示の内容は報告会終了後、当webサイト上でも公開予定です。

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実施概要
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【タイムスケジュール】
展示:13:00〜17:30
講演:15:30〜17:30

【3月26日(土)】
慶應義塾大学日吉キャンパス第4校舎A棟J445教室
※神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1(日吉駅徒歩1分)
【3月27日(日)】
渋谷コワーキングスペースYmix
※東京都渋谷区渋谷 2-10-15 NVI Bldg 4階(渋谷駅徒歩6分)

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報告内容
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CJK Project バングラデシュ派遣
台湾・日本・韓国(CJK)の3か国と現地バングラデシュのローバースカウトが共同して行う、保健衛生・環境保全プロジェクト。日本連盟の公式派遣。

Mount Kenya Project
“より広く、より高く”B-Pが遺した言葉のモチーフとなったケニア山の最高峰バティアンの登頂を目指すプロジェクト。メンバー負傷により山頂目前で登頂を断念。

Nepal-Japan Scout Project
ネパールと日本のローバースカウトによる国際協同プロジェクト。2016年は前年に震災が発生したことから防災をテーマにした活動を展開した。

↓フライヤーです。転載自由です。ぜひお知り合いに紹介してください。
合同報告会フライヤー(20160314b)

一連のネパール震災復興支援活動について

ネパール大地震に対する支援活動に関して、三段階の活動計画に則した報告をここにまとめます。

⓪ネパール支援活動計画の決定
2015年4月25日の地震発生後、我々Pax IV Hyperは支援活動に関する段階的な活動計画を立てました。

phase1【ネパールスカウトの被災地活動に対する緊急支援】
ネパールでは震災直後から多くのスカウト達が被災地での活動を開始しています。彼らの活動を経済面から支えるため、緊急募金を行い現地のスカウトに届けます。
phase2【計画的被災地活動の支援と拡大】
現地の具体的なニーズに応じて支援を発展させ、バックアップ体制を築きます。また日本国内においては、各年代のスカウトが被災地支援に参加できる仕組みを構築し運用します。
phase3【現地での支援活動】
ネパールにて10年以上継続して活動を行ってきた経験を活かし、
現場での直接的な支援活動の展開を検討しています。

①phase1 緊急募金活動の実施
計画のphase1にある通り、緊急支援策として募金活動を実施しました。この際、少しでも多くの募金を集めるため、募金の実行を慶應ローバー(慶應義塾大学ローバークルー)に委託しました。募金活動は同年6月26日まで実施され、皆様からの募金金額432,543円は慶應ローバーからKORC(現地スカウトグループ)に対して送金されました。一次送金として246001円を5月6日に送金し、その後、6月26日までに集まった残り187272円は、phase3においてPax IV Hyperが慶應ローバーから受け取り、現地のスカウトへ直接渡しました。

②phase2 現地の具体的なニーズに合わせた支援の展開
募金活動の後、活動母体をPax IV Hyperに戻し、現地のニーズに合わせた支援活動の展開を試みました。しかし、現地が日本スカウトに対して求める支援は、校舎の建設や、日本の防災技術の導入などでした。そうしたニーズに対して遠く離れた日本から答えることは困難であると判断したため、現地での活動計画を進めました。つまり、phase2に関する取り組みは行うことができませんでした。

③phase3 現地での支援活動
現地における支援活動のため、我々Pax IV Hyperは二度にわたってネパールへ渡航しました。一度目の渡航は同年8月17日から30日にかけて実施されました。一度目は①次年春の二度目の渡航を見据えた調査②6月27日以降に集まった募金の受け渡しの二つの活動を行いました。②で受け渡したお金は、緊急募金を中止した後皆様から追加の支援金であり、そのお金を事前に慶應ローバーからPax IV Hyperが受け取り、渡航メンバーが直接現地スカウトに渡しました。
2016年2月28日より二度目の渡航を実施しました。我々はこの渡航を本渡航と位置づけ、①防災イベントの開催②防災バッジシステムの提案の二つの活動を実施しました。防災イベントでは現地のスカウトと協力し、参加者となる現地小学生が「防災」について学び、知識をつけ、体験を通して防災意識を向上させる機会を設けました。また、ネパール連盟に対して防災バッジシステムを教育プログラム内に導入する提案を行いました。

vol.1-1 活動経緯

「Nepal-Japan Scouts Project」は2002年3月、登山家の田部井淳子さんと山岳環境保全活動を行うHAT-Jと共同して行った「アップルプロジェクト」というリンゴの木を植える活動から始まりました。

それより以前にネパールを訪れた○○さんが現地の問題に触発され、プロジェクトを立ち上げたのです。当初、このプロジェクトは植林による自然保護、またリンゴの栽培が現地の人々の収入源になることを目的として行われた活動でした。

その時知り合ったネパールのスカウト達とネパールの環境問題を共に考え、解決していこうという「ネパール国際協力共同プロジェクト」が2002年9月から始まりました。このプロジェクトは名前を変えながらも継続していき、今に続く「Nepal-Japan Scouts Project」となっております。

活動としては植林・環境教育・水質調査・ごみ問題など、現地の環境問題に焦点を当てて活動に取り組んで行きました。2015年の4月からは同年4月25日に起こったネパールの大震災に対応した活動を行っていき、現在もなお震災に関する取り組みを行っています。

過去の活動に関しましては以下のURLをご参照ください。
「Pax IV Hyper カテゴリー:ネパール(http://paxiv.org/category/activity-report/nepal/)」

現在行っている活動に関しましては、後ほど投稿いたします「vol.3 現在の活動」にて紹介します。

ネパールプロジェクトのすすめ開始

皆さん、ネパールプロジェクトってご存知ですか?

「ネパールで何か活動してるっぽいなー」
「なんかすごそうなことやってるなー」

など、その程度のイメージだと思います。

そこで!
ネパールプロジェクトの全てを知っていただくために
あらゆる情報を開示していきたいと思います!!!

題して『ネパールプロジェクトのすすめ』

以下のような内容を掲載していく予定です。

vol.1 プロジェクト概要
・活動経緯
・活動趣旨
・KORC
・Pax IV Hyper

vol.2 ネパールとは
・基本情報
・食事
・観光
・社会問題
・渡航方法

vol.3 現在の活動
・地震について
・8月までの活動
・3月の活動予定
・Messengers of Piece
・メンバー情報
・3月以降の流れ

vol.4 個人の情報
・OB情報
・新メンバーへのメッセージ
・メンバー小ネタ集

ネパールプロジェクトのすすめ

Mount Kenya Project 2016 遠征の概要

Pax IV Hyperでは高度な野外活動の追求を目的として、
B-Pのこころの山であるケニア山の登頂を目指すプロジェクトが進行中です。

プロジェクト企画書(PDF)
 

2015年8月20日〜9月14日には、準備合宿を行いました。
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8/23〜8/30 夏合宿1(穂高連峰)
9/02〜9/06 夏合宿2(小川山)
9/08〜9/12 夏合宿3(北岳バットレス)
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詳細はケニア山プロジェクト Facebookページにて発信しております。
ぜひご覧ください。

Nepal-Japan Scout Project 新メンバー募集

昨今、私たちの生きる世界には深刻かつ多種多様な問題が存在しています。私たちの活動地であるネパールにも、水質汚染や貧困問題、また過酷な児童労働や人身売買が行われ、更には今年発生した大地震による被害など、多くの問題が山積しています。

そんな中、私たちNJSP(Nepal-Japan Scout Project)のメンバーは「スカウトとしてネパールの人々のために行動する」ことを理念とし、現地への調査渡航やミーティングを通して、ネパールのスカウトとともに現地の方々を支援する活動に取り組んでいます。
現在、本プロジェクトは日々着実に前進しております。

また更に、1人でも多くの「人の力になりたい」という気持ちのあるスカウトとともに、
これからも継続してともに活動を行っていきたいと考えています。
そのために、ともにプロジェクトを進めていくNJSPの仲間を募集することとなりました。

以下に募集要項と説明会の日時を記載いたしますので、
興味を持たれた方はぜひご連絡ください。ご応募、お待ちしております。

【問い合わせ先・連絡先】
塙 健太
メールアドレス
hanawahanahana0930@gmail.com
11/15募集締め切り

【募集要項】
○ プロジェクトに興味があるスカウト
○ 25歳以下のちかいを立てたローバースカウト
 (※来年度ローバースカウトになるスカウトも含む)
※ 活動は来年度3月まで継続する予定です。
※ ミーティングは東京神奈川周辺で行います。

【説明会】
日時:2015/11/01(日)
am.9:00~12:00 pm.13:00~17:00
場所:中原市民館(武蔵小杉駅から徒歩4分)
※ 当日予定があり、参加できない場合は個別で対応いたします。

ネパール震災支援活動でご寄付いただいた募金の使途について

◯募金の概要
私たちは、慶應ローバーと協力し、今年4月25日に発生したネパール大震災を受け、ネパール支援のため募金活動を実施し、これまで共にプロジェクトを行ってきた現地カウンターパートKantipur Open Rover Crewに対し、皆様にご寄付いただいた募金を届けました。

◯募金の使途
募金の使途については以下の通りです。(クリックで画像が拡大します。)

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今回の募金使途報告が遅れ、支援者の皆様にご不安な思いをおかけすることとなり、大変申し訳ございませんでした。
ネパール側からの連絡の遅れもありましたが、我々Pax IV Hyperが活動に対する報告義務を優先できていなかったことが最大の原因です。
今回の不誠実な対応を深く反省し、今後はスカウト活動の基本でもある活動報告までを一貫して迅速に行い、支援者の皆様に対する説明責任を全うする所存です。

改めて、皆様には多くのご支援を賜りましたこと、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

大阪連盟ユースフォーラムキャンプ

9月26,27日に大阪府信太山にて開催された大阪連盟ユース会議によるフォーラムキャンプに参加しました。大阪連盟ユース会議のローバーと私たちPax IV Hyperのローバーの交流を目的としたキャンプです。

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友好の証としてScout-Fabで制作している活動着をお土産として渡しました。活動中は着てもらっていて、気に入ってくれたようです。ありがとうございます。

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お互い初対面の人が多い中、野営場周辺の散策、炊事、バーベキューなどの野外活動を通じてすぐに打ち解けました。このような光景はローバーにもなれば見慣れたものですね。

tentsetup

activity

fire

当初、ラリー形式でのプログラムを計画していましたが、準備不足で実現できなかったことは大きな反省点です。ローバースカウトになってもスカウト技能の日々の訓練を欠かさないことが、活動の高度化につながるというのが私達Pax IV Hyperの信念です。ローバースカウトラリーは今回の反省を活かし、しっかり準備をして近々実施したいと思います。

group2

夜には火を囲んで、お互いの活動やローバースカウトができる活動について話し合うことができました。Pax IV Hyperの目指す、内容に重きを置いた活動や、問題提起について大阪のローバースカウトと意見を交わすことができました。

大阪ユースのローバーも大阪以外のメンバーを巻き込んだ活動がしずらいことは問題視しているようで、共通の問題意識を抱えていることがわかりました。
大阪ユース会議は何十人規模の集会を毎月実施することができていて、そんな点は現状Pax IV Hyperにはない、県連に所属する組織的な利点なのだと感じました。

takibi

全国に仲間がいて、ともに活動できるのがローバースカウトの大きな強みです。今回のキャンプは今後の活動展開に向けたステップとして意義のあるものだったと感じています。

Pax IV Hyperはそこに活動があれば、どこにでも行きます。

公開型スカウトシンポジウム『ローバースカウトが出来ること』 開催のお知らせ

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10月18日はPax IV Hyperの活動中間報告会が予定されておりましたが、より効果的な活動の高度化を目指すべく、シンポジウム形式での開催に変更しました。スカウトの皆さんに、ぜひ参加していただきたいです。
 

公開型スカウトシンポジウム『ローバースカウトが出来ること』

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日時:2015年10月18日(日)13:15〜17:00(13:00開場)
場所:中目黒スクエア2F 第1会議室(中目黒駅徒歩7分)
対象:スカウト(25歳以下のちかいをたてた人)参加費無料
※指導者や一般の方もご参加いただけます(参加費¥500)

申込方法:申し込みフォームよりお申し込みください。(先着30名)

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結局のところ、ローバースカウトには何が出来るのでしょうか?

ローバースカウトは、スカウトが活動成果を最も発揮できる重大な局面であり、ローバースカウト活動の可能性を考えることは、ボーイスカウトの可能性を考えることにつながります。

今回のシンポジウムは、各分野で本気で活動しているローバースカウトが、それぞれの取組について発表した上で、ローバースカウトが出来ることについて議論し、各々の実践活動に応用する気づきを獲得する場にしたいと考えています。

また、どんな活動をしたらいいのか分からなくて困っているVSや、一緒に活動する仲間がいなくて困っているRSの皆さんにも、有意義な場になるようにします。

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◯プレゼンテーション(13:30〜14:30)
「ローバースカウトが出来ること」を軸に、6人の現役ローバースカウトによるプレゼンテーションが予定されています。ちかいとおきての実践という共通の目的を追求していながら、具体的な取り組みに大きな違いが生じる理由を明らかにします。

◯ディスカッション(14:45〜16:30)
発表を踏まえ、発表者を中心に参加者全員で議論します。それぞれの活動をより高度化させる上での課題を明らかにするとともに、共同の可能性などを模索しながら、今これからのローバースカウトが出来ることが何なのかを徹底討論します。

◯懇親会(16:30〜17:00)
ディスカッションの後、テーマに関係なく自由に会話できる時間を設けています。

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知り合いのスカウトの皆さんに本イベントについて紹介していただけたら幸いです。
本イベント説明の際には、下記フライヤーをご自由にお使いください。
スカウトシンポジウムフライヤー
スカウトシンポジウム2015フライヤー.pdf

参加を希望される方は、申し込みフォームよりお申し込みください。(先着30名)

関東・東北豪雨 被災地支援活動3日目

活動3日目の9月19日は栃木県日光市へ被災地支援に向かいました。

日光市ボランティアセンターの受付を済ませ、20人ほどでグループを組んで被災した御宅まで各自車で向かいました。センターから30分ほどの場所だったのですが、あちこちに通行止めの看板が貼ってありました。

活動内容は、被災した御宅の庭に積もった30センチほどの土砂を掻き出し、土嚢袋へ入れて家の外まで運び出す作業を行いました。

  

今回の掻き出しの作業をしていて、スコップで土砂をすくう以前に土砂をほぐす作業が必要で、鍬がとても役に立ちました。

  
水分を多く含んだ土砂はとても重く、力のいる作業でした。

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活動を行った御宅の目の前には大きな道路が通っていたのですが、土砂でせき止められ、濁った水が流れて川のようになっていました。

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被災地へ車で向かう際、栃木県にボランティアへ向かう目的で使用された車両については「災害派遣等従事車両証明書」を事前に申請し発行することで、有料道路料金を無料にすることができるようです。
私たちはボランティアセンターで発行してもらい、帰りの料金を無料にしてもらいました。

実際に現地の状況を見ると、被災状態はとても大きいです。

今回のような作業はとても体力が必要で、1人が毎日同じ作業を行うのは厳しいと感じました。そのような面でもボランティアの数が足りていないと思います。
道具等が揃えられなくてもボランティアセンターでお借りすることもできますし、現地へ向かえば出来ることがあります。

「何か私にできることはないか」と思ったその気持ちで行動し、被災地の方々のお手伝いをすることが出来ましたが、まだまだ防災の知識は足りていないと強く感じました。
これからの災害にどう備えていくのか、私たちのできることを考え、行動していきます。

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