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東日本大震災 復興支援活動の紹介(13日目 | 3/29(火) | ボラセン受託業務)

■活動内容
– メンバー全員でボラセン経由の家屋のヘドロ・家具の撤去を行った。
– – 1軒目は、畳とベッドの撤去で約1時間。2軒目は、畳や小物、家電などの撤去で約2.5時間。6人で作業した。
– – 付近の住民による撤去作業で広めの公園が既にゴミでいっぱいになっていた。
– – 1軒目の家屋撤去の依頼者は、4,5日前に依頼していたとのこと。
– – 作業中は電波がかなり悪かった。(Softbank)
– – 作業中、民家に対しリヤカーで食料配給している人がいた。

■ボラセンの状況
– ボランティアのキャンプサイトになっている石巻専修大学陸上競技場では、ボランティアによるボランティアのための炊き出しが行われていた。
– – 1つは青年海外協力隊のOBがうどんを炊き出し。もう1つはどこの団体か不明だが、もつ鍋を炊き出ししていた。
– ボランティア新規登録221人、継続134人。派遣以来264件。派遣件数49件。(石巻ボラセンより)

ボラセン脇に設置されている新潟県中越地震でも使用された避難施設
ボラセン脇に設置されている新潟県中越地震でも使用された避難施設
家屋から搬出され道脇に積まれた廃棄物の山
家屋から搬出され道脇に積まれた廃棄物の山

東日本大震災 復興支援活動の紹介(12日目 | 3/28(月) | 蛇田中学校引き継ぎ完了)

■活動内容
– 本日はボラセン経由で壊れた家屋のヘドロ撤去組(2名)と蛇田中にて受付業務の引き渡し組(その他のメンバー)に分かれて活動。

■家屋のヘドロ撤去の状況
– 業務内容は壊れた家屋の片付け。メインの活動は濡れた畳剥がし。他にも海水で濡れた物の廃棄のため、家の外に廃棄物を出す作業をした。
– – ボラセンで業務を紹介され、本日は7名で作業を行った。
– – 出した廃棄物は家主(老人宅が多い)の指示に従い、道路か私有地に置く。ボラセンの人によると瓦礫は後に回収される予定とのこと。
– – 商業高校の隣に石巻市瓦礫置場はあるものの、まだ機能していないようにみえる。
– – 体感的ではあるが、川沿いの家屋は被害が大きい。海沿いの方は車で行く事もできない。
– – 本日処理できた家屋は3軒。
– – 日帰りで山形から来ているボランティアもいた。

■蛇田中学校での活動状況
– 今まで担当していた受付の引き継ぎ作業に漏れがないか入念に確認作業を行った。
– – マニュアルを作成し研修を行うことで、本日をもって引き継ぎ業務がほぼ終了したといえる。
– – 被災者の方々が受付を担当。1日6人が携わり、2時間交代のシフトを組むことになった。

■その他現地の状況
– ボランティア新規登録者102人、継続53人。派遣依頼132件。派遣件数32件。(石巻ボラセンより)
– – 人手が足らずに派遣待ち件数が日々増える一方。ボランティアとして活動できる人を募集中。
– FM76.4で石巻市の最新情報が手に入る。
– 蛇田中学校駐在の日赤は本日撤退予定だったが、1日160~180人の患者が来るため、周りの病院と連携して蛇田中を拠点に活動していくとのこと。(日赤の本部は撤退)
– 蛇田中学校では食料に余裕が出たとの理由で昨日まで食料の提供を断っていたが、被災者による炊き出しの人的コストが大きいため、出来合いの食料を求めて積極的に食料提供を受け取る体制に変更した。
– 蛇田中学校内では各班で炊き出し係、配給係、受付係などの有志を募っているがなかなか集まらず、結局は班長が複数兼務していることもあり、負担の分散ができていないらしい。

■ここ数日における蛇田中学校の追加情報
– 福島でレストランのシェフをしていた方のお陰で、昨晩がおでん、今晩は豚汁といった汁物などの温かい食事も少しずつ提供されるようになってきた。
– -しかし食事は基本的に1日2食。
– – 炊き出しに関しては、シェフと被災者の方々で回り始めてきた様子。(教職員からの移管は今日でほぼ終了。)
– – しかし、炊き出しのメンバーが固定されつつあり、被災者間の自己犠牲量の格差が大きくなってきたことが問題視されている。
– – 最初はおにぎりを他の所から分けてもらっていたが提供がなくなったので、それからは朝ご飯が救援物資のパンに変わった。

作成したマニュアルの一部
作成したマニュアルの一部
未だ乾ききらない蛇田中学校校庭
未だ乾ききらない蛇田中学校校庭

東日本大震災 復興支援活動の紹介(11日目 | 3/27(日) | 蛇田中学校7日目)

■活動内容
– メンバーのうち2名がボラセン経由で家屋のヘドロ除去作業を行なった。
– 他のメンバーは避難者による自治を促進するため、避難所(蛇田中学校)にて避難者への受付業務の引き渡し作業を行なった。
– 昨日炊き出しの申し出を受けていたオレンジクジラ被災地支援実行委員会が足湯とソーキそば・お粥の炊き出しを行なった。
– – 同委員会は沖縄の衆議院議員下地幹郎氏による被災地支援プロジェクト。
– 避難所(蛇田中学校)に熊本のNPOから車椅子が5台届き、その搬入・組み立てを行った。使い方についてもトレーニングを受けた。

■被災地状況
– 避難所(蛇田中学校)に隣接するイオン内のサーティワンアイスクリームがクレープの炊き出しを行なった。
– 避難所(蛇田中学校)の体育館にてさとう宗幸氏(歌手・ローカルタレント)が歌唱し、撮影会も行なわれた。
– 国際NGOプラン・ジャパンよりお菓子等の物資提供を受けた。
– こちらの要望に叶った物資が自衛隊から供給されるようになった。
– CoCo壱番屋が今後石巻市各所にてカレーの炊き出しを行なう。
– – 避難所(蛇田中学校)には4月1日昼に800食の炊き出しが予定されている。

プラン・ジャパンによる物資提供
プラン・ジャパンによる物資提供
さとう宗幸氏(宗さん)による歌の披露
さとう宗幸氏(宗さん)による歌の披露

東日本大震災 復興支援活動の紹介(10日目 | 3/26(土) | 蛇田中学校6日目)

■活動内容
– 受付業務を避難者自身で運用できるよう引き継ぎをしている。
– 避難者による自治を進めるため、これまでボランティアで運用していた業務の中で整地された部分を避難者で回し始めるまでになった。
– 物品寄付の申し出は自治会委員長が物資責任者として判断し現場で受け入れる、もしくはボラセンを案内し、感謝状を被災者リーダーから渡している。
– 現場で配給・対応が可能な場合は現場の裁量で受け付けている部分もある。
– 物品提供業務を対応できず市やボラセンに回してしまうこともある。
– – 現時点で物資は充足しているが、必要分が正確に把握出来ていない状況。必要なものは自衛隊から供給される。
– 本日は福島から来たシェフの協力のもとカレーライスの炊き出しをした。炊き出しや既成食品の配食では余りが出ている。食料事情は良くなってきているように感じる。

■蛇田中学校の状況
– 自衛隊が毎日来訪し、足りない物資はリクエストすれば翌日提供が可能なものもある。
– 郵便が営業再開し、ダンボールの荷物や封書が避難所(蛇田中)に届いた。
– 大分県に母子で疎開する提案のため「赤ちゃんお助け隊」が来訪した。10組まで対応可能。

■石巻市及び周囲の状況
– 仙台市では市バスが動いている模様。
– 矢本PAでは水道・電気は止まっている。
– ガソリン事情は依然変わらず、長蛇の列がなくならない。
– 普通郵便は3日前から配達が始まっているが、使用可能な自動車と自動二輪がないため、自転車と徒歩で業務を行っているようである。
– 被災の深刻な地域の避難所にはガソリン不足などの問題によってボランティアによる支援が困難である。未だ把握できていない避難場所が存在する可能性がある。

BCとして利用している石巻専修大学の陸上競技場の様子
BCとして利用している石巻専修大学の陸上競技場の様子

東日本大震災 復興支援活動の紹介(9日目 | 3/25(金) | 蛇田中学校5日目)

■活動内容
– メンバー全員が避難所(蛇田中学校)にて活動。
– -受付、入浴の運営、物資の積み下ろし、物品配布などが主な活動。
– 受付横では地元の中学生がボランティアとしてベビー用品やドッグフード等を支給する受付で働きつつ、子供との交流も図る。
– 本日からは更に避難所における運営面にコミットしていき、先生や市の職員の負担の軽減を目指した。同時に昨日同様、被災者への業務の移管にも従事した。
– 昨日より自衛隊が設置した風呂への送迎を行なっている(車で15分程の距離)。送迎用のマイクロバスは地元の方の厚意により手配された。
– -今日は9時(20名乗車)、13時(7人乗車)にバスを出した。入浴制限は1000人。
– 自衛隊設置の風呂に加え、民間の風呂も無料で開放されているが、交通手段がないため昨日訪れた人はいない。
– 先生方が避難者把握のための名簿の配布・回収をほぼ毎日行ない、PCでExcel管理している。本日はメンバーも作業を行った。

■蛇田中学校及び現地の状況
– 治安が良いとは言えないので、ボランティアの地元の中学生は暗くなる前に帰している。
– ユニセフが避難所(蛇田中学校)を訪れ、被災者支援を実施した。そのためか、報道陣が多かった。
– 食事は基本1日2食。7時/16時半。今日は加えて昼時に蒸しパンが配給されていた。
– 北九州から物資を届けにきた人もいるが、今後の物資提供は石巻市災害ボランティアセンターに届けてもらう。
– 避難所(蛇田中学校)付近、徒歩圏内ではイオンや美容室も営業しているが、車で数分も行けば被害は甚大。
– 現在の避難者(蛇田中学校)は550人前後。退所者は1日約30人程度。
– 他の避難所からの移転や車中泊をしていた人々の入所も見られる。
– 赤十字が避難所(蛇田中学校)にて保健室を引き続き開設中であり、急患は24時間受け入れている。
– 患者数は24日が180人、25日が160人。24日夜には救急搬送が1人。
– 現在、石巻専修大学設置のボラセンにおけるボランティアニーズと人員との需給バランスは良好。
– 今後、瓦礫撤去すべき家の安全確認が進むにつれてボランティアニーズの増加が見込まれる。
– 蛇田中の修了式は近所のイオンにて行なわれる予定。
– イオン内の避難所解体は、避難者を各避難所に振り分けることで行なわれた。
– -解体に伴い、伝達不足のためか蛇田中に流入する人もおり、蛇田中における避難者の減少数が減った。とはいえ全体的には避難者の人数は減少傾向である。
– 蛇田中付近でも被害が深刻な地域では、食糧難・ボランティアの人員不足や治安の悪化という問題を抱えている。

ユニセフ提供の玩具で遊ぶ子供達
ユニセフ提供の玩具で遊ぶ子供達

東日本大震災 復興支援活動の紹介(8日目 | 3/24(木) | 蛇田中学校4日目)

■活動内容
– 3名が蛇田中学にて受付業務、物資運搬、お年寄りのトイレの介護、その他運営(教員とボランティアから避難者 へ運営を移す橋渡し役)を実施。
– その他の3名が支援物資が増大したため倉庫から陸上競技場へのBC移動及びボラセンでニーズ調査にあたる。
– テレビカメラによる取材を受けた。取材を受けた局は不明だが、携帯電話の電波状況を尋ねられた。
– 中長期で避難所が安定的に運営可能な状況を造るため、教員とボランティアが撤退しても避難者の自治で避難所を運営できるよう、避難者による避難 所の運営への橋渡し途中。

■蛇田中学及び現地の状況
– イオン前で炊き出しのカレーが振舞われていた。
– 周辺の避難所は避難者による自治運営ができているが、蛇田中学校は少し遅れている様子。
– 蛇田中学校では避難所開設時から教員が入所者のためにサポートをしたことで、入所者の自治意識に遅れが出た可能性がある。
– 業務もまだ整地しきれていないため、要望やその実現要素を集約して仕組みを作ることも行うことがある。
– 避難所(蛇田中学校)では1日2回の配食があるが極めて質素なものである。
– 校長が交渉し、イオンなどから協賛を受けて子供向けにDVDの鑑賞会を昨日から行っている。
– 今も体感できる余震が日に1~2回ある。本日は震度5弱も。
– 衣類に関しては避難者のニーズに対応できているので、余裕があるようにみえる。
– 古着は余っているが下着のニーズは高い。

■今後の活動予定
– 蛇田中学校の運営を避難者に移行する
– ボランティアセンターでの活動
(補足)
ボランティアセンターでの活動については瓦礫撤去が主な業務になる模様。現在、石巻市による現状把握と安全確認が徹底されていないため活動範囲が限られている。すでに各地で瓦礫撤去は始まっているが、現状把握と安全確認の徹底に伴い活動範囲の拡大、ボランティアの需要増加が予想される。海岸沿いの瓦礫はほぼ手付かずになっている。

NTTより設置された無料公衆電話
NTTより設置された無料公衆電話

東日本大震災 復興支援活動の紹介(7日目 | 3/23(水) | 蛇田中学校3日目)

■活動内容
– 9-21時、21-翌9時の交代制を確立して蛇田中学校にて業務を行う。
– 受付業務では入退所者の記録や問い合わせに応じた名簿検索を行っている。並行して手書きによる名簿をExcelファイルに移行する。
– 避難所入所者による自治を目指しており、ボランティアは通常業務(主に受付業務)の補佐もしくはイレギュラー対応にあたる場合が多い。
– – 風で飛んだ日赤のテントの対応/名簿の配布回収/歩行困難者の補助/物資の運搬/子供と遊ぶ/DVDアニメ上映会の準備 など。
– 名簿を各教室に配布し、入所者情報を更新してもらった後に回収している。
– 炊き出しによるおにぎりは1,500個でそのうち450個を近隣の中学校(避難所)に輸送した。

■被災地情報
– 避難所(蛇田中学校)の電気は復旧しており、携帯電話の充電が可能。9-16時までの間に1人10分間のみ。
– 班長の上位職にフロアリーダーを定めることが決定した。今後の会議の円滑化が期待できる。
– 蛇田中学校付近の学校は全て避難所として稼動しているらしい。
– 近所のイオンは1人10点まで購入が可能になったらしい。イオンは避難所にもなっており、現在400人が入所している。25日から通常営業を開始する予定。
– イオン近くの美容室・理髪店で無料シャンプーのサービスが始まった。
– 物品提供の申し出が多い。本日は豆腐屋さんが納豆や厚揚げを大量に提供してくれた。個人の物品提供もある。
– 夜間に出歩くことはできないという認識が共通化されている。震災被害が大きい地域のコンビニはガラスが割られて中身が全て盗まれている。
– 強姦・殺人などの出処のわからない噂もあったが、電気が復旧したことで治安が良くなってきているとのアナウンスが避難所内であったらしい。
– BCとして使っている倉庫にはカップ麺を含め食料が溢れかえっている。配給スケジュールはわからないがBCからすると充足しているように見える。
– 避難所(蛇田中学校)の夕食はおにぎり、野菜スープ、厚揚げ。
– 蛇田中学校の避難所で業務を遂行している他の団体は、NPO法人グレープネット・ゆりと落ち着いた被災者、教員。
– NPO法人グレープネット・ゆりは薬やお菓子の提供もしていた。人員交代をして31日まで滞在してもらえることになった。
– 名簿には石巻市が把握している避難所の分も記載されている。どこかで中央管理されている模様。用途は安否確認。全避難所が掲載されているわけではない。
– 明日(3/24)から近くの銭湯が風呂を提供してくれるらしい。また、乳幼児向けに近所の民家が風呂を提供を開始する予定。
– 昨日もしくは一昨日からdocomoが通話し放題の携帯電話を避難所(蛇田中学校)に1台提供している。
– 提供元は不明だが、171安否確認用としてPC・ルータ・鍵付き無線LANが提供された。
– 入所者より出所者の方が多い。3/22は9人入所、41人出所で、3/23は1人入所、40人出所であった。現時点では570人まで減っているが、イオンの通常営業開始によって避難者が流れてくる可能性がある。
– 常駐している日赤に訪れている患者は180人。
– 避難所(蛇田中学校)では1日2食。朝はデコポンだけの日もあったし昼はお菓子だけ日もあった。昨日(3/22)からおにぎりが作れるようになったが、十分な食事とは言えない。

■本日の避難所(蛇田中学校)スケジュール
6:00 電気をつける
7:00 配食
8:00 体育館清掃
8:30-13:30 炊き出し業務(おにぎり)
16:00 配食
18:00 スタッフミーティング
19:00 班長会議
21:00 体育館消灯(明日からは校舎も同時消灯)

配食の様子
配食の様子
整理後のゴミ捨て場
整理後のゴミ捨て場

東日本大震災 復興支援活動の紹介(6日目 | 3/22(火) | 蛇田中学校2日目)

■活動内容
– 新たに4名が緊急車両登録されたラングラーにて駒込を9時に出発し、17時過ぎにBCに到着した。
– 既に現地に入っている2名は避難所(蛇田中学校)にて前日と同様の業務を行った。
– 避難所(蛇田中学校)にて市職員・教員・NPO・常駐ボランティア・被災者班長による会議がおこなわれ、常駐ボランティアとして出席した。
– – 被災者によって構成された班は30班にもおよび、全体の会議では進行がうまくいかず、議論が進みにくかった。
– – 別途行われている班長会議にも出席した。
– メンバーが増えたため、避難所に交代で常駐し、24時間態勢でサポートにあたっている。夜間勤務は翌朝9時まで。

■ボランティア関連情報
– 石巻専修大学の陸上競技場にはボランティアが滞在するテントが見える。
– 蛇田中学校での業務は物資管理・受付・清掃・炊き出しの4つに分類されており、被災者だけで回している業務もある。県外からの手伝いや、地元の中高生が業務に携わっている。
– BCとなっている石巻専修大学ではEMOBILEが使用可能。避難所の蛇田中学校では使用不可能。

■交通情報
– 東北道においては道路の補修がかなり進んでいる様子。
– 東北道移動中、たまに携帯(SoftBank)が圏外になる。
– 仙台南部有料道路は通行止めのようだったため、仙台北部道路を用いて石巻市へ向かった。

■被災地情報
– 石巻市では想像以上に車が動いている。信号が稼動していないところもある。津波が来たラインを境に状況が違う。
– 津波が来た地域では、地面が土で汚れている、街中に大きなボートがある、田んぼは一面茶色、などが見られる。
– 少しでも高台になっているところは被害があるようには見えなかった。
– 避難所(蛇田中学校)で被災者1人インフルエンザが発症したそうで、教室を別にしている。

避難所スタッフ会議の様子
避難所スタッフ会議の様子

また、第二陣が調べた東北道におけるガソリンスタンドの営業状況(3/22現在)を更新しました。あくまで参考程度にご活用いただけたらと思います。
– 東北道ガソスタ営業状況_v02.pdf

東日本大震災 復興支援活動の紹介(5日目 | 3/21(月) | 石巻ボラセン経由で蛇田中学校へ)

■活動内容
– 石巻ボラセン経由で蛇田中学校(4階建ての教室・体育館に760名を収容中)の避難所に派遣され活動した。
– 先発隊2名は蛇田中学校に常駐し3/22に来る後発隊4名と合流し、勤務シフトを組んだ上で24時間態勢でサポートにあたることとなった。BCは移動せず、石巻専修大学内の倉庫にいる予定。
– 業務後、BCでは倉庫番として救援物資を受け取りに来るボランティアや被災者家族に配給をしながら生活している。

■ボランティア関連情報
– 石巻ボラセンのボランティア受付時間は9-16時。
– ボーイスカウト内ではタオルの救援物資が集まっているようだが、少なくとも石巻市では足りているように見える。
– – 津波被害が大きい避難所ではまだ泥だらけのため、出入りにタオルが多く使われるため、仮にタオルを送るならばそのような地域が良いかもしれない。

■被災地情報
– 蛇田中学校では教員が24時間態勢(日中は女性教員、夜間は男性教員)で活動しており疲弊している。市の職員は常駐できないので、教員が炊き出しや物資の仕分けを行っている。
– 受付業務などは地元の中高生が手伝ってくれているが、治安の関係上早い時間に帰すようにしている。
– 避難所運営をNPO法人グレープネット・ゆり が手伝っているが、3/23-24の間に帰ってしまうらしい。
– 教員には授業開始に向けての準備をさせたいので、ボランティアには常駐して避難所運営を回してもらいたい。故に校長がボラセンへ常駐スタッフを要請し受理された。
– 石巻専修大学倉庫には救援物資が多くあり、把握できている避難所には石巻ボラセン経由で十分配給できている模様。
– 特に人気な物資はユニクロの下着(特に女性用下着)で、ブランケットやタオルは膨大に余っている。蛇田中学校では古着が膨大に余っている。

BCの資材残量を黒板で記録
BCの資材残量を黒板で記録

東日本大震災 復興支援活動の紹介(4日目 | 3/20(日) | 石巻ボラセン経由で活動)

■活動内容
– 石巻市社会福祉協議会が石巻市専修大学内に設立した災害ボランティアセンター(以降石巻ボラセンと略す)にて活動する。ここは3/20時点で石巻市唯一のボラセンになる。
– 剥がれた屋根瓦の応急処置としてブルーシート掛ける作業を行った。
– 元気村ボランティアスタッフ2名、別途ボランティア3名(内2名は本先発隊)、同行する東海テレビスタッフ2名で活動した。

■ボランティア関連情報
– 活動している範囲内では毛布が十分に足りている。足りていないところもあるはずだが把握できていない。
– 避難所でニーズの汲み取りをしてボラセンにボランティアの要請をする人もいる。屋根瓦の応急処置はこれによるもの。
– ボラセンでは車で1時間程の避難所・被災地にボランティアを派遣している。2時間程の場所へ派遣されるケースもある。

■被災地情報
– 周囲で把握できている避難所は50箇所ほどあるが、自立的に統合していたりするため完全な把握はできていない。
– 避難所とボラセンが無線で繋がっているところもあるが、孤立しているところもまだありそう。
– 昨日まで名取市で活動していたボランティアに話を聞くと、石巻市の方が被害が大きいように見えるとのこと。

津波被害にあった地域の救急車
津波被害にあった地域の救急車

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