「ネパール」
きっかけ:
大学3年時の秋に、学校の授業を休んで、環境NGOのスタッフ向けの海外派遣研修である「環境事業団地球環境市民大学校ネパール・バングラデシュコース」に参加した。2つの国で、現地の環境系・開発系のNGOを訪問し、具体的なケーススタディを通して勉強するという内容だった。そして、この時に受けたネパールでの山や町の美しさの印象と、ネパールがバングラデシュでの上流部であり、ネパールでの森林伐採がバングラデシュでの水害につながるという安易な発想のもと、Pax IV Hyperによりネパールで植林プロジェクトをやろうという発想にいたった。
内容:
Pax IV Hyperのメンバーとネパールのローバースカウトにより、首都のカトマンズ近郊において植林プロジェクトを行っている。プロジェクトは私が大学院1年時に始まり、当初は登山関連のNGOで著名な登山家田部井淳子氏が代表になっているHAT-Jと協力してプロジェクトを行っていた。最近では、独立して、Pax IV HyperとネパールのローバーグループであるKantipur Rover CrewとEver Green Rover Crewとの協同プロジェクトになっている。回数を重ねるごとにプロジェクトの内容も植林だけに留まらず、生活環境維持、水・土壌調査なども行うようになってきた。
得たモノ:
本プロジェクトにおいては、私の役割は当初の企画・計画と、協力者・助成金集めであった。事実、本派遣には参加してなく、準備派遣という現地のスカウトとのミーティングのための派遣にしか参加していない。しかし、プロジェクトを行うのに必要な協力者・助成金については第1回目から、衣装協力としてユニクロ、実施協力として上述HAT-J、そして資金協力としてソニーマーケティング学生ボランティアファンドを得ることが出来た。最近では、イオン環境財団や財団法人国際交流基金からもファンドを得ており、さらに内容の充実を図っている。