エジプトから帰国して5日間経った。すっかり日本の生活に戻り、1週間会社を休んでいた関係もあり、やらなければいけない仕事がたくさんある。今回のエジプトでは「バクシーシ」という宗教・文化の側面が特に印象に残っているのだが、イタリアでは人生や生活習慣について考えた。仕事、趣味、家庭、その他。
イタリアの男は何故かかっこいい。自分のスタイルをよく認識していて、外部環境に流されずにそれを貫いているように見える。もちろん、その外部環境には仕事も含まれると思う。仕事のために自分を犠牲にしたり、家族・趣味を犠牲にしない。自分にあった仕事を、自分のやり方でやっている、気がする。
その一方で、日本人な私は、最近は結構仕事に流されている気もする(そんなに仕事してねーだろという突っ込みもありそうだが)。少なくとも、あの非人間的な超満員電車に詰め込まれて、毎日約12時間は会社に時間を費やしている。それでも、別の会社でSEをやっていたり、コンサルタントをやっている友人に比べると時間的な余裕はあるようだ。
最近の私の人生充実方法は、仕事とライフワークとしてのスカウティングの両立だろう。1日のうち12時間を仕事に使ったら、それ以外の1,2時間をスカウティングやその他の奉仕・環境保全活動等に使う。もともと一つのことだけに集中して取り組むというのは苦手な性質らしいので、この生活は好きであるし、別の世界に視点を動かすことで良い気分転換・休息になる。ちなみにこれらの活動に一生懸命になれるのは、まわりにいる親しい人たちの協力があってこそだ。
自己実現のためにボーイスカウトを利用しすぎると、日本のボーイスカウト界にたまにいる、自己中心的な大人のようにになってしまうので、そこら辺は注意しなければならない。仕事も趣味も家庭のどれも犠牲にせず、バランスの取れた、良質な生活を手に入れたい。ボーイスカウト活動があることにより、Quality of Lifeをあげられるような気がするし、そうならば、ボーイスカウト人口がもっと増えてもいいものだと思う。
なんか、いつもにも増して、まとまりのない文章になってしまった。また明日も仕事とネパールプロジェクトミーティングだ!