ボーイスカウト日本連盟の加盟員は毎年登録申請を出さなければならない。その登録申請システムが複雑だということは先日も投稿したが、今日はその書類・データ作成が終わったので、作業報告をしたいと思う。
登録申請はそれぞれの団単位でやることになっており、それぞれの団に登録担当者をおく。僕は東京のある団の登録担当者となっており、毎年この時期になると団に所属する全員分を代表して登録申請をしなければならない。また登録申請はボーイスカウト日本連盟とボーイスカウト東京連盟の2箇所にしなければならなく、それぞれ申請内容・フォーマットが微妙に異なるのが手続きをより複雑にしている。
登録申請の大きな流れとして、[登録説明会に出席(休日の3,4時間を使用)]-[登録申請に必要な書類・データ作り]-[登録審査会に出席(休日の3,4時間を使用)]という3段階になっており、今日私がやったのは真ん中の[登録申請に必要な書類・データ作り]で、合計3時間30分要した。
まずやらなければいけないのは書類に一通り目を通すことである。資料全部合わせると合計約150ページになる。ここで申請に必要な書類の内容と作成方法、期日、またアプリケーションソフトウェアの使い方を把握する。申請に必要なのは専用のアプリケーションソフトウェアを使用して出力したCD-Rに焼いたデータと、手書きで記入する数枚の申請書類である。アプリケーションソフトウェアを使用するためのマニュアル(126ページ)の表紙には”お願い:作業を開始するに当たり、作業の前に、本マニュアルの全ての記載内容を、まずご一読いただくようお願いします。※本書を一度読んでから、パソコンの電源を入れてください”と書いてある。これら書類を相当な速度で斜め読みをするのに1時間30分かかった。
そしてその後実際にアプリケーションソフトウェアを使用して各種情報を入力。すべてを入力したら、データを出力し、CD-Rに焼いて完成。このCD-Rの中のデータは日本連盟に提出されるっぽい。このソフトを使用する作業に約30分かかった。次は手書き書類の作成。こちらは東京連盟に提出されるようだが、内容的にはさきほどのソフトを作って記入した内容とほとんどかぶっている。ひたすらボールペンにてフォームを埋めていくのに約1時間15分。そして最後に作成データや書類を確認して終わり。
日本連盟や東京連盟が登録料を徴収したり加盟員を管理するために、ボランティアの人たちにここまでの時間と労力を割かせるのはどうかと思う。日本全国に約2000ぐらいの団があるらしい(この数字は不確か)ので、約2000人にそれぞれ3時間ぐらい(説明会や審査会を含めると2日と数時間ぐらいになる)の時間を割かせているのである。団によっては、登録のための集会を開いているところも多いので、そのような場合はさらに時間・労力が必要である。
ということで、かなり、頭にきています、この登録システム。団の人のためにしぶしぶやっていますが、こんなシステムを提供している団体はいまどき生き残れない=加盟員減少になるのは当たり前でしょう。面倒くさくて登録申請もしたくなくなります。だいたい登録したところで、通常の活動は団に閉じているので、日本連盟や東京連盟から受けるサービス・メリットなんかもほとんどありません。
次回の投稿では、この登録について、文句ばかり言っててもしょうがないので、改善点を列挙したいと思っています。