こんばんわ、市河です。
セイネンサンカク、…6個目。卒業までに何発行けるんだろう…。
今日は、世界ユースシリーズをお休みして、地区とか団から、県連、日連、っていう従来通りのこの組織の構造と、青年参画についてちょろっと考えたことを書きます。
僕は最近まで、日連で活動して、「日本のスカウティングを良くしよう」っていうのと、地域の団で、団委員として活動して、「団の会計をもっとよくしよう」っていうのは、全く別の活動だと思っていたし、関係ないと思っていました。でもようやくそこんとこを結びつけて考えられるようになりました。まず、日連の議員になることも、団の会計を担当することも、比較的若い人間がやるならば、同じ青年参画なんですね。。
業務の内容は全く違っているし、政策決定に関わる業務と、会計とかっていう技術的な物事に関わる業務には、別の動機とスキルが必要になります。大事なのは、組織内での位置づけや、業務の内容に関わらず、若い人がその中心的な部分に関わることで、青年参画という場をもっと作り出すこと。そこに、組織内のレイヤーによる、「偉い、偉くない」「上、下」という差は一切ないと思います。どこに参画していようとも、それはとても大事な経験だし、その人にとって、持っているスキルや技術を充分に活かし、意欲を満たす場であるべきだと思います。
ただ、一つだけ、どんな業務に青年が参画するにしても、共通する必須の能力というか、スキルがあると思っていて、それは、コミュニケーション能力…。プレゼンテーション能力や、リーダーシップなどもこれに含まれるかもしれないし、場合によっては、語学力も含まれるかもしれません。これについても、参画する場所によって、求められる能力の高さに違いはないのですが、どこに行っても求められる「能力」であることから、今の組織構造のあり方に上手く載せて、段階的にこれを身につけられるような仕組みにならないかなと、あれこれ考えています。
団で出来ないことは地区、地区で出来ないことは連盟でやるというだけ。連盟でやるべきことは連盟で、地区でやるべきことは地区でやるというだけ。ということは、地区に参画する人に求められる能力と、連盟に参画する人に求められる能力は違うかもしれない。参画する場によって必要になる能力と、どこに行っても同じように必要とされる能力がきちんと区別されて、それに応じた研修や訓練の体系が実現したら、「青年参画」に関する様々な問題の大部分が、解決するんじゃないかなぁ。
英国連盟はこの辺の訓練体系の整備に取り組んでいて、以前その資料を日本に持ち帰ったことがあるのですが、…なくしてしまいました。どなたか詳しい方の、コメントお待ちしております。