# 今回のエントリーは、スカウティングではなく、他団体での活動についてです。
僕は大学1年生の時にAPR提携プロジェクト・バングラ派遣に参加した後、そこで国際協力や国際交流の魅力を強く感じ、大学というフィールドでも何か同じような活動ができないかと考え、AIESEC(アイセック)に所属しました。
アイセックとは、世界89カ国に支部があり、各国の大学単位に委員会を設け、大学生を対象とした海外インターンシップのコーディネートを行う国際的な学生NPO団体です。
さて、今回その団体を通じて、バングラデシュへのスタディーツアー実施したわけですが、その目的は、現地NGOを視察することでした。というのも、本来、インターンシップ先の企業・NGOは世界共通のオンライン検索システムを利用してアプローチをかけていくわけですが、このやり方だと、ビジネス・語学スキルの問題からだいたい希望者の5割しか参加できません。そこで、僕達の大学の委員会では、NGOなどの国際開発研修にはあまり高度なスキル・語学が求まられないことに着目し、3年前からこのタイプの研修に注力してきました。
今回は、昨年度、提携を結んだAIESEC in BangladeshのNorth South Universityのスタッフに協力してもらい、現地NGOを訪問してそこでのインターンシップ受け入れの可能性を探ることになったのです。仮に直接現地NGOとの提携が実現すれば、オンラインシステムを使うことなく、ほぼ100%の確率でダイレクトに研修生を送り出すことが可能になるからです。
…だいぶ前置きが長くなりましたが、3年ぶりのバングラデシュを存分に楽しむことができました。
[変わったもの]
交通事情が若干良くなった気がしないでもないです。相変わらずクラクションの荒らしですが、信号を守っています。僕が最も驚いたのは、新しい建造物の多さです。どんどん近代的な(に見える)オフィスビルが乱立しています。宇宙博物館のプラネタリュウムの立派さには感動さえ覚えました。
[変わらないもの]
バングラ人の、異国人に対する親切心やホスピタリティー精神は全く変わっていませんでした(単に物珍しいだけからかもしれませんが)。僕も諸事情により予定を変更して緊急帰国することになったときでも、快く全てのサポートをしてくれました。ただ、ダッカ市内を移動する限り、正直に言ってストリートチルドレンの問題は、あまり解決されてないように思いました。因果なもので、医療の発展に伴って、バングラデシュの人口は増加の一途にあるそうです。
このエントリーに結論はありませんが、ボーイスカウト以外の団体で海外に渡航する
ことは、思った以上に、その国の多面性に気づかされるものです。