昨日、ボーイスカウトの機関紙である「スカウティング2005年4月号」が届いた。今日はその17ページの「第4回アジア太平洋地域スカウトユースフォーラム」と「Rover Scouting: 全国ローバース会議&ユース委員会」という記事を読んでの感想を書いて見たいと思う。
これらの記事は双方とも、ローバースカウトのフォーラムへの参加報告、会議体の設置提案についてであった。しかし、双方とも会議の会議にはなっていないだろうか?本当に議論をしたい内容があるわけではなく、会議への参加自体に興味があって、議論事項については興味がないのではないだろうか?確かにローバースカウト年代にとって自分の意見を発表するスキル、コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキルが重要なのには間違いない。しかし、それぞれアジア太平洋の代表、各県の代表、地区の代表を集めて行う会議なので、それだけではもったいない。
特に「第4回アジア太平洋地域スカウトユースフォーラム」の報告者3人は全員とも英語でのコミュニケーションの問題を挙げているが、それが本当の問題なのだろうか?本当の問題は、主張したい事項を持たないことだとおもう。何を主張したくて、何を提案したくて、それぞれの会議に参加しているか、ということを自問自答してみれば明らかになるだろう。「いや、会議に参加して見たかった。交流をしたかった。」という答えだったとしたら、私の予想は当たっていたことになる。本当に主張したいことを持っていた場合には多少の語学力のハンディキャップは乗り越えられると思うのである。
じゃあ、もし僕がいま、APRや世界的な会議に行くとしたら、何を提案したいか。
・ 発展途上国での多国籍ローバーによる地域開発プロジェクトの提案
・ 次期サッカーワールドカップでの多国籍ローバーによるボランティアの提案
・ 世界スカウト事務局でのローバースカウト向けインターン制度
等は面白いと思うが、いかがだろうか。