ネパールでの治安回復が進まず(現地ローバーの話ではすでに回復しているが、外務省等の指標ではまだ危険な状態とのこと)、我々のネパールプロジェクトの実施は今年も難しいとの判断をした。その代わりと言ったら失礼だが、今夏は慶應ローバースの主催するモンゴルプロジェクトにPax IV Hyperからも参加させて頂くことになった。
そもそも今年のモンゴルプロジェクトについては、慶應ローバース側においても経験者の参加数の少なさ、昨年以来続く初心者を中心とした企画・計画により発生するプロジェクトの内容的深度の浅さ等に問題があった。またPax IV Hyper側においては治安問題による数度のネパールプロジェクト実施の中止、その中止に伴う国際協力プロジェクトを経験する人材の減少等の問題があった。双方の問題を解決し、そして新しいプロジェクトを作り上げたいという思惑で、今回のコラボレーションに至った。
双方ともに学生団体、任意団体であり、組織としては強い哲学、規範を持っていないと思いきや、ミーティング等で話を聞いていると1,2年ではあるが各スカウトのバックグラウンドが異なることによる意見や態度の差が見て取れるのは面白かった。
まずは今回の投稿では、Pax IV Hyperによる今夏のネパールプロジェクトが中止になることと、モンゴルプロジェクトの実施予定の連絡までにしておく。今夏のモンゴルプロジェクトについては今後クルーによるウェブサイト等も出来る予定で、こちらでも進捗状況を報告していきたいと思う。