今夏行われたモンゴルプロジェクトにおける主要なプログラムの一つが風力発電装置の設置でした。今回はモンゴルの首都ウランバートルから南へ500km離れたオーシ砂丘というところに250Wの発電機を2機設置しました。ちなみに1機あたり2約2万円するそうです。先日の報告会には、本プログラムでお世話になった某重工業会社の方も参加してくださり、後日談も含めてモンゴルの発電事情についてお話を聞けました。
モンゴルのように広大な土地にまばらに人(遊牧民含む)が住んでいる場所では、電力の供給が難しいようです。そもそも水力発電や火力発電は自然や環境への影響が大きすぎるし、その電力を伝送する電線の設置等も大変です。そんな環境において注目されているのが、風力発電と太陽光(ソーラー)発電。で、より安価に設置できるのが風力発電という訳で、今回は砂漠の中にポツンとたった療養所用に立ててきました。
モンゴルでは世界銀行や各種企業・非営利組織等が電力供給に関して活発に取り組んでいるそうです。私としては、ある国のインフラ(水・食料・電気等)に関わることは初めてのことでしたので、若干興奮しながらお話をうかがっておりました。ということで、今後も我らがパックスもそれに一枚噛んでいきたいと思っております。