暖かくなってきて、最近は1,2週間に1回は海に入るような生活になっています。水の中で身体を使う全身運動は、気持ちいいですね。海に入っているときも好きですが、海から上がりシャワーを浴びてから、近くのカフェ等でのんびり昼食を取りながら読書する時のけだるい感じも気に入ってます。さて、今日はレジェンドサーファー(伝説的なサーファー?ちゃんとした英語だとLegendary Surferかな)の行動や性格から僕が学んだ人間性を記しておきます。
■Gerry Lopez (ジェリー・ロペス)
「毎年12月、ハワイ・オアフ島のノース・ショアでは、高さ20フィート(約6m)を越える津波のような巨大な波が立つ日がある。日頃は先を争って海に出る多勢のサーファーたちも、こんな日ばかりはただ、砂浜に座ってこの計り知れない地球(ガイア)の力に圧倒されて波をみつめている。そんな時、どこからともなく現れたひとりの小柄な男が、静かに、まるで何事もないかのように海に入っていたかと思うと、20フィートを越える巨大な波の壁に、美しい一本の白線を描きながら、滑り降りてきて、また、何事もなかったように、静かに去ってゆく。それが、ジェリー・ロペスだ。」(ガイアシンフォニー第4番Websiteより)
ジェリーロペスは、そんなに筋肉ムキムキなわけでもないのに、誰も乗れない波に乗ってしまうそうです。海と一体になり、タイミングやバランスを取り、力を抜いてサーフィンをしているそうです。湘南の海においては、サーフィンをしている7割、8割の人がしかめっ面、ムキになって、かなりリキんで、波をつかまえようとしています。せっかくだから、笑顔で自然体で行きたいですね。
■Tiger Espere (タイガー・エスペリ)
「すべてがハイテク化、合理化された現代、私たちはたくさんのことを失っています。その中で一番大きなことは、この地球自体に対するラブ&リスペクト。地球とは人も自然も含むすべてです。古代の人は星や風や海と話ができたと思います。なぜなら彼らはそれらを愛し、敬意を払っていたからです。だからこそコンパスもない彼らに進むべき道を教え、その教えに従って彼らは航海ができたのです。ヒトにはそんなに素晴らしいチカラがあったのです。」(タイガーエスペリの言葉)
カメハメハ大王の末裔であり、サーフィンの世界ではサーフレジェンドの一人である、彼は長く日本の鎌倉にも住んでいたそうです。そんな彼が、人間の極度の科学技術に対する依存、装置・人工物に対する依存に警鐘を鳴らしたのかもしれません。キャンプや旅行に行くとき、どのくらいの装備(荷物)を持っていきますか?装備の多くは、自分のスキルや考え方を向上・変えることにより減らせられると思います。
■Eddie Aikau (エディ・アイカウ)
「太古の時代、タヒチからハワイへと、地図も持たず、星だけをたよりにカヌーで航海して渡ってきたポリネシアン達。その先祖達に敬意を称して行われる、“ホクレア号航海”。(伝統的なカヌーを再現してポリネシアンスタイルで航海すること)伝説的なサーファー、エディ・アイカウは、栄えある第二回ホクレア号の一員としてこれに参加する。
歴史的な航海中、カヌーはモロカイ島沖で嵐に会い、高波で浸水する。暗闇の中、沈み行くカヌー。「このままでは全員死んでしまう。俺が助けを呼んでくる!」 エディは船に積んでいたサーフボードを抱え、荒れ狂う海に飛び込んだ。そして全速力でラナイ島に向かってパドルを始める。乗組員も、エディならそれが出来るかもしれないと感じた。なぜなら、彼以上に海の怖さを知り尽くした人間はいなかったからだ。
エディの姿は暗黒の嵐の海に乗組員を残したまま、見る間に消えて行った。」(World Tripより)
サーファーであり、ライフガードであったエディが、果敢にも他の人では乗れないようなビックウェーブに挑戦するのを称して、ハワイのサーファー達の間では、大きな波が来た時に合言葉のように、「EDDIE WOULD GO ! (エディなら行くぜ!)」というフレーズが聞かれるようになったらしいです。
以上、3人のをまとめると、力を抜き・自然体で、物に頼らず・自分にスキルをつけ、そして果敢にビックなことに挑戦すべし、ですね。