社会人になってから良く本を読むようになりました。どうせ読むならちゃんとした「文学」と呼べるものにも触れたいと思うようにもなりました。しかし毎日疲れ果てて帰宅する日常生活において、イメージ的に重い「文学」はなかなか手に取りません。ということで、長時間座りっぱなしにさせられる飛行機の旅に、このような本を持っていき、一気に読むことにしています。以下が、この1年以内に呼んだ「文学」と呼べそうな本たちですが、「罪と罰」は去年奄美大島に一人で行ったときに、「金閣寺」は7月にインドネシアに行ったときに、そして「行人」は8月にイタリアに行ったときに読みました。
■罪と罰 (上巻)(ドストエフスキー )
■罪と罰 (下巻)(ドストエフスキー )
■金閣寺(三島由紀夫)
■行人(夏目漱石)
で、結局、「文学」ってなんなんでしょう?実学書ではないので日々の生活にすぐに役立つわけでもないし、専門書・技術書でもないので仕事に役立つわけでもない。さらに宗教書でもないので、信仰やら精神面を鍛えるものでもない。いまだに結論がでないなぁと思いながら、このエントリーを書くために上記の写真を撮影し、写真のファイル名をつけようと思い、「文学」という英単語を辞書でひきました。すると「imaginative literature」と出てくるじゃありませんか。literatureだけでも文学だと思うのですが、さらにimaginative(想像力に富んだ)とついてるのにピカッときたわけです。そうですか、想像力・創造力(?)を鍛えるのが文学なのか。と、今、勝手に自分では納得しています(笑)。
みなさんも読書の秋にいかがでしょうか?どれも読んでみると、そんなに重くなくて、結構スラスラ読めますよ、ドストエフスキー以外は。え、ドストエフスキー?これはすごいです。。。文章が重いというより、内容が重いです、けど1年に1冊くらいは読んでもいいかなと思います、ドストエフ好きー。