バックミンスター・フラーの宇宙船地球号操縦マニュアルをご紹介します。この方は20世紀を代表する技術家で、地球を一つの宇宙船と捉える概念を提唱しました。以下は宇宙船地球号の簡単な説明です。
宇宙は無限である。無限である宇宙には、無限のエネルギーが存在する。しかし地球は現在のところ閉じたシステムである。閉じたシステムの場合には、そこに存在するエネルギーは有限である。そう、酸素やガソリンを積んだ宇宙船のように、いつかエネルギーを使いきってしまうのである。現在のところ、地球は有限のエネルギーを使いきろうとしている。ということで、地球は、地球に存在するエネルギーを消費するよりも、無限の宇宙からエネルギー(太陽風や宇宙線等)を取得すべきなのである。そうすれば、エネルギー的な観点からは地球も無限になる。
おもしろい考え方ですよね。