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ボーイスカウトアメリカ連盟幹部との対話

本日、来日していたボーイスカウトアメリカ連盟の幹部の方とお話しする機会がありました。ボーイスカウトアメリカ連盟といえば、世界でもっともスカウト活動が成功している連盟であり、加盟員の数も活動の質も高いと言われています。以下、公開できる範囲での簡単なメモ。

・ アメリカ連盟はその事務局を昔あったニュージャージー州からテキサス州に移した。これは事務局の賃料や従業員の家賃料を考慮しての移動であった。テキサス州に移動したことによって、周辺の家賃が安くなり、若い人も事務局に就職しやすくなった。事務局としてもその賃料や周辺環境(事務局の近くにキャンプ場やスカウト博物館もある)が格段によくなったらしい。
・ この30年間以上、アメリカにおいて世界ジャンボリーが開催されない理由は、アメリカ政府が他国に対して、ビザの発給を厳しく制限しているから。たとえ世界ジャンボリーを開いたとしても、世界中からスカウトを集められない可能性があるからである。
・ アメリカ連盟は、4年に1回開いているナショナルジャンボリーを毎回同じキャンプ場で開いている。その理由は、キャンプ場を固定することにより、施設の整備・向上が図れるということである。毎年ジャンボリーだけのためにインフラを整備するのは金の無駄だから。また、毎回のジャンボリーは黒字になり、その黒字になった分のお金をキャンプ場の整備・投資に回している。
・ アメリカ連盟においてもローバー年代はおり、グァテマラやロシアのシベリア地方で活動をしているらしい。
・ アメリカ連盟は2ヶ月前にネパール連盟にバスを購入してあげたらしい。2007年の2月にパックスもネパールに行くので、確認できるかな。

とても参考になりました。アメリカの合理主義を、スカウト活動でも感じれた対話でした。


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