プロジェクト4日目を迎えました。
私たちは、A校とB校に分かれ其々プログラムを行いました。
A校でのレクチャーの活動報告を致します。
ネパールの首都カトマンズの中心地から
5kmほど離れたところに位置するJyoti Schoolを訪れました。
この学校は4歳から15歳までの生徒が在籍しており、
その中で、小学6年生から中学3年生までの生徒85名に
向けてレクチャーを行いました。
校長先生と最終調整を行い、レクチャー開始に向けて準備を進めていきます。
アイスブレイキングで生徒達と交流した後、11:00からレクチャーを始めました。
このプログラムは、ネパール人がごみ問題とそれに付随する二次的な環境問題を改善できるように、
現地の生徒たちがごみ問題の現状と解決策を理解することを目的としています。
私たちが訪れたJyotischoolでは以下の点に
着目して合計1時間のレクチャーを行いました。
1.なぜごみは有害なのか
2.なぜネパールにゴミが多く存在しているのか
3.どのようにしてごみを分別するか
4.どのようにしてごみを処理するか
今回のレクチャーでは、はじめになぜごみが有害であるかを3つの観点を紹介しました。
その上でなぜネパールにゴミが多く存在するかを簡単なディスカッションを通じて、
主体的に考えてもらった後に我々の意見として、
ゴミの量的増加と人工物への移行によるごみ処理の変化の必要性に応えていないということを述べました。
そして、その解決策として、ゴミの分別とその適切な処理方法を提示した後に、分別に関するクイズを実施しました。
また、ゴミの削減において重要な3Rについても紹介を行い、
最後にアンケートを行うことで生徒のレクチャーの内容の理解度を確認したました。
以下が上記で述べた本プログラムの目標に対する評価反省です。
1.なぜごみは有害なのか
生徒たちは、ごみが有害であるという認識が多いにあるような
態度をしめしてくれました。まっすぐな瞳で訴えかけ、
我々が問う質問に声を揃えて、反応を示す姿から
彼等の誠実さが伺えました。
2.なぜネパールにゴミが多く存在しているのか
レクチャー終了後のアンケートから鑑みると、
多くの生徒たちが、ごみをポイ捨てする事以上に
不燃ごみの増加によりごみが増え続けていることを
理解しているようでした。
3.どのようにしてごみを分別するか
この目標達成に向けて、可燃ごみ、生ごみ、不燃ごみという
分類と、可燃ごみの処理方法として焼却炉、
生ごみの処理方法としてのコンポスターを紹介し、
その後分別クイズを行いました。
生徒が口をそろえて、
瞬間的かつ正確に答えるさまは圧巻でした。
ごみの分別に関してはもとから十分な知識を
有していたと考えられます。
4.どのようにしてごみを処理するか
アンケート2.3.の正答率の高さから、
生徒が可燃ごみの処理方法としての焼却炉、
生ごみの処理方法としてのコンポスターの重要性を
理解してくれていると思います。