チトワンに到着して、2日目を迎えました。
朝6:00に起床し、チトワン国立公園に向かいました。
舗装されていない道路の上を、インディージョーンズを連想させるような
風景をバックにトラック一台に15人全員乗り込んで移動しました。
到着すると、まずカヌーで川を下りました。
至る所に、ワニの頭が見えます。
ガイドさん曰く、時期によってワニが活発になっている時は、
カヌーで川を下ることは厳しいそうです。
「どんな動物に会えるかは、運次第なんだよ。
何に会えるかは、時によって全然違うんだ。」とガイドさんは言っていました。
30分程カヌーに乗り、岸に到着すると、ジャングルを一時間半程探検しました。
歩いていると、カバ、豚、クジャク、モモンガ、象に遭遇します。
人間を見るととっさに逃げる鹿の群れの姿を見て、
「まるでライオンキングみたい」とクルーたちは目を丸くしていました。
昼食をとり、次のプログラムへ。
クルー念願の象にのる体験です。
ゾウから見える景色はこのようなものです。
西には地平線と共に赤く輝く夕日と
ジャングルに流れる川には、私たちが乗る
ゾウの影が水面にくっきりと映っていました。
時空が一瞬とまったような、私たちも動物になった気分でした。
この掲示板があるとも知らずに、人生初体験のゾウのジャングルウォッチに
臨んだ私たちは、ゾウに乗った瞬間から大声をあげて
ゾウから見えるチトワンの大自然を体で感じました。
この興奮はおさまらず、各クルーは大きな声で歌をうたったり、五感で
この喜びを表現したあまりに、ゾウも仲間に加わったのか
山と空とそこに息づく動物意外何もないこのジャングルの中で
ゾウが「パオーン」と声をあげたのです。
すると、他のゾウもパーンと声を上げ
ゾウはいきなり突進をしたり、まわりのゾウの元へ走ったりと暴れだしました。
いままで、大きな足でゆっくりと私たちを楽しませてくれていた
ゾウから、大きな足を武器に私たち人間を振り落とすかのような身振りを始めたのです。
思わず私たちも正気を失った瞬間でした。
これは、ゾウの喜びの声なのか怒りの声なのか私たちはわかりませんが
きっと私たちがゾウの上に乗って歌った「ぞうさん」の歌声に対する
ありがとうの喜びの声だったと思っています。
以上、2日目のハイアドベンチャーの報告でした。