「バックパックのロールスロイス」、「背負うのではなく、着るパック」と称されるバックパックメーカーがあります。名前はGregory(グレゴリー)、創業者はウェイン・グレゴリーという方。おそらくアウトドアを好きな人にとっては、このブランドは有名なものであり、その製品の高い品質も知っていることであろう。
で、注目すべきはこのウェイン・グレゴリーさん、実はボーイスカウトであって、ボーイスカウトのプロジェクトの一環(日本で言うと特修章取得のために?)として、14歳の時に初めてバックパックを作ったのがきっかけとなり、それ以来革新的な製品を作り続け、今では世界中で使われているパックパックメーカーになったのです。
ボーイスカウト出身者の偉人は米国などでは多くいるのですが、ボーイスカウトでのプロジェクト・活動がそのまま起業・ビジネスにつながったケースは結構珍しいのではと思いました。しかもボーイスカウトのアウトドアに強そうなイメージが、グレゴリーのブランド価値向上にも少し関係するのかなと考えると、ボーイスカウト発のビジネスも面白いと思ったのです。