昨日、愛知県で開催中の愛・地球博に行って来ました。朝5時に起きて、会場には9時半ぐらいにつき、その後夜21時ぐらいまでひたすらいろんなパビリオンをみて回りました。ただし、メジャーな企業パビリオンには一つも入れなかった/入らなかったです。トヨタのパビリオンなんかは僕が会場に着いた時点ですでに一日分の整理券の配布が終了してましたし、他のパビリオンも3時間待ちとかだったのです。それでも「グローバルハウス ブルーホール」、「長久手日本館」「JR東海超電導リニア館」等、特に行きたかったパビリオンには入ることが出来ました。
「グローバルハウス ブルーホール」では、”幅約50m、高さ約10mの2005インチ・シームレススクリーンという世界最大規模の迫力の大画面と、レーザービームを用いた高精細、高解像度による鮮やかな色再現性を誇るシアター。”が見られるのですが、感銘を受けたのはそのディスプレイ技術というよりは、コンテンツのほうでした。世界各地で撮影した映像を環境問題等に絡めてプレゼンテーションしていました。通常、環境問題のプレゼンテーション等は、いかに人間が大量消費・森林伐採をしているか、そしてそのペースが続くと地球はどう危険かという問題提起から入りがちですよね。しかしこのグローバルハウスブルーホールでのプレゼンテーションは、人間がいまどれだけの食物を生産しているか、どのようなエコなエネルギー技術を持っているかというのを紹介し、明るい調子で環境問題について触れていたのです。
環境問題を取り扱うプレゼンでは、マイナスのイメージからスタートして、危機感を煽るという方法しか見たことが無かったので、ポジティブな視点からスタートし、最後も理想像みたいなのを見せて、明るく終わるプレゼンがとても新鮮でした。僕らが取り組んでいるネパール・バングラ・モンゴル・フィリピン等もこのような明るいプレゼンができるのかなぁと考えさせられました。