ホーム » No Category » インドネシア渡航報告4:不法伐採

インドネシア渡航報告4:不法伐採

木々を伐採すると単純に木々が減るだけでなく、川は乾季には干上がり・雨季には水が溢れ、さまざまな動物・昆虫の住処が減少し、生物多様性にも影響がある。住民が伐採をする理由は、それ以外に収入がないからであり、経済の問題が環境へ影響している良い例である。じゃあ、持続可能な開発・持続可能な発展のために何をしているか。

indonesia-wood.jpg
ジャワ島にある首都ジャカルタの港での木材運送の風景

・木々の伐採に代わる収入源をつくる→マイクロクレジット・農業
・木々を有効活用できる仕組みをつくる→再植林・森林管理教育
・住民の森林保全に対する理解を得る→環境教育・ワークショップの実施

とまぁ、森林保全という一つの目標に対して、複合的なアプローチをする必要があるわけですね。しかもその複数のアプローチをすべて実践しているという点で、今回訪問したNGOはすごいと思いました。

ガイドさんに伺ったところ、昔は木材を輸出するだけで収入を得られていたが、最近はそれだけでは難しく、1次加工・2次加工をした木材でないと海外の国が買ってくれないと仰ってました。現地産の生のモノ・情報が受けいられる時代は終わりつつあり、どのようなモノ・情報でも何かしらの加工・編集を経て、付加価値がつけられないと経済的な価値を得ない。このブログでの情報公開にも参考になります。


コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

月別アーカイブ