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レゴ マインドストーム NXT

大学の研究室において、文部科学省先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムの教材開発・検討の一環として、レゴ・マインドストーム(Lego Mindstorm)というロボットを使用して、プログラミング課題等の検討を行っています。

文部科学省先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムとは:今日、ソフトウェア技術は、家電製品から航空管制システム、金融管理システムなどの社会・産業の基幹システムまで広く用いられており、国民生活を支える社会インフラの基盤となっています。このような中で、我が国の国際競争力に直結する深刻な問題として、ソフトウェア分野における人材が質・量ともに不足しているとの指摘がなされています。「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」は、これらを受け、大学間及び産学の壁を越えて潜在力を結集し、教育内容・体制を強化することにより、 世界最高水準のソフトウェア技術者として求められる専門的スキルを有するとともに、社会情勢の変化等に先見性をもって柔軟に対処し、企業等において先導的 役割を担う人材を大学院において育成するための教育拠点の形成を支援するものです。

レゴ・マインドストームとは: レゴ社がMIT(米国マサチューセッツ工科大学)と共同開発し、1998年に発表したレゴ マインドストームは、 ロボティクスの先駆的な製品であり、一般愛好家や教育用ロボティクスの世界に革命を起こしました。この製品コンセプトの核となるのは、ロボットの心臓部で ある「RCX」「NXT」と呼ばれるマイクロプロセッサーが組み込まれたインテリジェントブロックで、これにプログラミングすることによって、レゴブロッ クで組み立てた自律型ロボットは自由でユニークな動きができるようになります。

上記の説明の通り、レゴ・マインドストームとは、ブロックと簡単なコンピュータ・センサ・アクチュエータを合体したロボット玩具であり、その動作をユーザーによってプログラム可能なものです。ブロックで遊びながら、情報教育・科学教育にもなるという玩具であり、今後の情報教育(特に小・中学生)には役に立ちそうな商品だと思いました。1セット4万円弱するということもあり、なかなか普通のご家庭では買いにくいかもしれませんが、だからこそカブスカウトやボーイスカウトにおいて、隊や団で代表して購入し、活動の一部で利用できるようになったら、子供達も喜ぶかなぁと思いました。

そもそも初代のレゴ・マインドストームのパッケージには次の言葉が刻まれていたそうです。”Knowledge is only part of understanding. Genuine understanding comes from hands-on experience.(マサチューセッツ工科大学教授シーモア・パパート(Dr. Seymour Papaert))” 日本語訳:「知識は理解の一部に過ぎない。真の理解は手を使って経験することから生まれる」。ボーイスカウトにおける、”Learning by Doing”と通ずるものがありますよね。


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