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ジャンボリーやムート

ボーイスカウトにとっての最大なイベントは歴史的にも規模的にもジャンボリーということになり、また大学生年代のローバースカウトにとってはムートということになるのだろうか。僕個人としても、第13回の日本ジャンボリーにはJamboree Head Quaterの国際センターにて奉仕を行ったし、またムート2001においても国際班として活動を行った。
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だが、個人的にはこの二つ、好きではない。それぞれ新しい友人もできるし、それなりに良い経験になるし、その瞬間的には面白いというのは、僕も実際に経験したのでわかる。では、なぜジャンボリーやムートに良い印象を持っていないのか。それは実際に参加した二つの印象が悪かったというより、バングラデシュやネパールといった海外プロジェクトとの相対的評価になるのであろう。ここでジャンボリーと海外プロジェクトを公平に比較するために、世界ジャンボリーvsバングラデシュ派遣という、参加に必要な期間や金銭がほぼ同等な二つを考察したい。この二つを比較すると概ね以下のように私は思う。
 ・目的:ジャンボリーは国際交流、バングラ派遣は国際協力・国際貢献
 ・事前事後:ジャンボリーでは特になし、バングラ派遣では事前準備、事後評価アリ
 ・内容:ジャンボリーは他人が用意する各種プログラム、バングラ派遣は自分達で作った奉仕プログラム
 
現在、来年日本で行われるムートの実行委員としてPax IV Hyperのメンバーも関わっている。是非彼らには、ムートの目的・位置づけなどを真剣に議論して欲しいし、そして21世紀に必要なローバースカウトにとってのイベントを考えていって欲しい。それは、これまでのムートの延長上にはなく、まったくあたらしい形のイベントであると僕は願っている。それにより、今後のジャンボリーのあるべき姿なんかも出てくるのではないだろうか。


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