あけましておめでとうございます。年末年始はすっかり遊び尽くしてしまい、お金は底をつき体調も崩しました…。
さて、前回の投稿ではバングラデシュ派遣に参加したときのことを振り返りながら、文章を書きました。今日は2002年に参加した、世界ユースフォーラム及び世界会議での経験をふまえて書きたいと思います。
2002年に開催された第8回世界ユースフォーラムには、僕を含め2名のローバーが日本から参加しました。各国からローバー年代のスカウトが集まり、スカウティングについての様々な議論を重ね、そのアウトプットをフォーラムの直後に行われる世界会議へと発信していくわけです。当然、フォーラムでの議論の焦点となるのは「青年参画」。その議論が各国から集まったローバー年代によって行われるという点では、スカウティングの青年参画に関する、一番てっぺんの議論、ということになるかもしれません。そんなところへ突然行ってしまった僕は、青年参画という言葉の意味すら理解していませんでしたし、フォーラムの意義や、派遣の目的/目標についても曖昧なままでした。当然、受け身の議論になります。僕にとって、この世界ユースフォーラムへの参加は、僕自身のその後の活動における大きな転換点となりましたが、そこで果たすべきはずの役割や成果については、達成できなかったのではないかと思っています。
しかし少なくともこのフォーラム及び世界会議への参加がきっかけとなり、僕なりの問題意識をもって日々のスカウティングに取り組むことになりました。ローバース会議議員に立候補し、ユース委員会の設立に関わり、いつのまにか中央審議会の議員になりました。当時の経験は、今の僕のスカウティングにおけるバックボーンになっていると考えています。
今日から数回の投稿では、世界ユースフォーラム及び世界会議で出た議論やテーマ等を、僕が理解している範囲で紹介し、僕なりの考えや思いを書いてみたいと思います。そしてそれを一人でも多くの人と共有しながら、色々な人の考えや思いを知ることができたらいいなと思っています。 それでわ。