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ベンチャースカウト加入

先日の総会の簡易報告で投稿したように、Pax IV Hyperにおいて、ベンチャースカウトを受け入れることになった。これは大学生年代のベンチャースカウトという限定的なことではなく、高校生年代のベンチャースカウトもという意味である。ただし積極的に参加者を求めるのではなく、あくまでもやる気のあるベンチャースカウトが自ら参加希望を出してきた場合に限る。

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(写真は第13回日本ジャンボリーにおける、神奈川県連盟県央地区のベンチャースカウト:カラーチーム)

教育システム上、ベンチャーはこうあるべきで、ローバーはこうあるべき、だからそれぞれが一緒に活動する意味がある、ない、という議論が本来はされるべきかもしれない。しかし今回そのような議論はほとんどなかった。その理由は、時代が変わり、青少年も変わったということ。だから、いわゆる従来からのボーイスカウト理論や、教育規定はすでに時代遅れで、それに沿った議論は無意味である(だからといって、議論をしなくていいという意味ではないので、いつかしないとなぁー)。例えば、昔は海外に行くことが珍しく、通常は個人では海外にいけないということで、ベンチャースカウト・シニアスカウトにおける海外派遣が流行っていた。しかし、いまや若い頃から海外に簡単にいける。そんな時代にただ海外に行ってキャンプをするだけのベンチャースカウト向けのプログラムが受け入れられるか。そしてそのプログラムがボーイスカウト以外の青少年教育団体と明確な差別化を図れるか。それらの問いに対する答えが、我々のベンチャー年代から国際協力、青年参画・意思決定を強く意識した活動への参加、の判断である。

やや話はずれるかも知れないが、たとえば「海外での固定キャンププログラムの実施」と言ってもその企画者によってそのプログラムの質は変わってくる。現役時代に自分も海外で集団キャンプをしたことがあるリーダーによる企画、現役時代に単独キャンプを経験したことがあるリーダーによる企画、自衛隊出身者による企画、国際協力プロジェクト経験者による企画。やはり面白い企画は異種混合、様々なバックグラウンドを持ったリーダー達により作り上げられたものなんだろう。そういう意味で考えると、Pax IV Hyperのメンバーが純粋にベンチャー向けのプログラムを企画するとわりと面白いものができるのではないかと思う。ここに現代のボーイスカウトが青少年教育団体として生き残る一つの道筋が見えてこないだろうか。つまり、しっかりローバーリングをやったものが、ローバーを終えた時点でリーダーになる。決してベンチャーを終えた瞬間にリーダーになるのではなく。そして魅力的なローバーリングを経験したものが、指導者として団に戻る。

なんか、毎回言っていることが一緒のような気もするが、これでいいのである。
これがPax IV Hyperが社会に提供する価値、存在する理由であるから。


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