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作者アーカイブ: Pax IV Hyper

Nepal-Japan Project 2013 verse2  活動報告7日目

■フォローアップレクチャー
2012年度の活動で訪れたTau Dahaの学校にてフォローアップ活動を展開してきました。活動としては他の2校同様のレクチャーとグループワーク、現地調査を実施。現地調査では、生徒がごみを拾ってごみ箱にいれる習慣の習得が見られ、また焼却炉の使用状況も良好であったことからプロジェクトにおける一定の効果が確認できました。一方で、過年度プロジェクトの対象者は知識を得て取り組んでいるものの、低学年の学生を対象にはレクチャーが行われてこなかったため、ごみ分別が徹底されていないという課題が依然として残っており、活動の継続性の大切さを強く感じました。

■ホームステイプログラム
毎年到着直後に行っているホームステイですが、今回はバンダの影響で延期となっていました。確認がペアのネパール人の自宅に訪問し、一泊させて貰い、ネパールの日常生活を経験してきました。KORCは現地では上流階級に属するメンバーが大多数を占めていますが、それでも、夜に実施される計画停電時にはロウソクで生活するなど、日本の生活水準の高さを痛感する経験となりました。一方、受け入れ頂いたKORCのご家族は大変親切で、ネパール人の国民性を肌で感じました。

レクチャー
レクチャー
レクチャー
レクチャー

Nepal-Japan Project 2013 verse2  活動報告6日目

本日はバンダ(ネパールに於けるゼネラルストライキ)の為、公共交通機関が麻痺していることから、予定していた水質調査をキャンセルしました。途上国での活動ではこの様な事態がしばしば発生し、活動が予定通りに進まないこともありますが、プロジェクトメンバーの安全を第一に考えた活動運営を徹底しております。

■ 水質調査
当初はSundarigarやGokaraといった場所での取水を予定していましたが、上記の理由から比較的近い、パシュパティナートでのみ水質調査を実施しました。調査ではCOD等を測定し、過年度のデータとの比較で汚染状況の把握することを目的としています。

■ KORCとのミーティング・レクチャー準備
明日予定しているレクチャーの準備や、先日ご報告しましたKORC主導のプログラムの準備について各種話し合いを実施しました。レクチャー準備では、先日実施したレクチャーにおける反省点の抽出・修正を行い、対象校の生徒に対する更なる最適化を目指しました。また明日、実施するグループワークの準備にも精力的に取り組みました。

朝礼
朝礼
水質調査
水質調査

Nepal-Japan Project 2013 verse2  活動報告5日目

本日は過年度のプロジェクト、Nepal Project 2011の活動地である「Vijaya Samarak Memorial Higher Secondary School」と「Paropakar Higher Secondary School」にてフォローアップ活動をしてきました。環境問題における意識改善の達成には継続的な支援が必要であると考え、このような過年度のプロジェクト対象校でのフォローアップの活動を実施しております。また、「Paropakar Higher Secondary School」近くでは水質調査にも取り組みました。以下、プログラム内容の報告です。

■ Vijaya Samarak Memorial Higher Secondary School
レクチャー(40分)と破損したごみ箱の交換、焼却炉その他の資材の使用状況を確認しました。レクチャーでは、学校に設置したごみ箱を用いたごみ分別等を徹底させる意識の強化を目的に置き、過年度の講義内容をまとめたスライドを用いて説明を行いました。生徒の授業の反応・フィードバックも良く、集まった生徒の約40%は2年前の2011年のプロジェクトにも参加した生徒でした。過年度のレクチャー内容を覚えてる生徒も多く、活動効果を実感しました。また、2011年に導入した焼却炉は10-15日に1度の間隔で使われているとの報告を受けました。また、2011年より校内の美化は進んでおり、学校長との会議でも生徒の意識改善の報告を頂きました。

■ Paropakar Higher Secondary School
上記対象校と同様のプログラムを実施しました。こちらもレクチャーでの生徒からのフィードバックは良好であり、活動効果を確認できました。焼却炉は同様に10-15日に1度の間隔で使用されており、焼却炉への立ち入りを防止するための囲い等も問題なく機能していることを確認しました。

■水質調査
2011年と同じ地点で水質調査を実施しました。今回得られたデータは報告書にまとめ、ネパールの水質汚染の現状を把握することで、次年度以降の活動に活かしたいと考えます。

レクチャー
レクチャー
ごみ箱設置
ごみ箱設置
水質調査
水質調査
Pax IV HyperとKORCの活動終了後の集合写真
Pax IV HyperとKORCの活動終了後の集合写真

Nepal-Japan Project 2013 verse2  活動報告4日目

■ レクチャー準備
明日に控えた環境啓発プログラムの最終準備を宿泊先のフジホテルにて実施しました。会議にはKORCのメンバーも参加し、環境問題に関する説明に利用するスライドやその他のプログラム内容のフィードバックと最終修正を行いました。具体的には、各プログラムを英語で実施するため、各学校の生徒の語彙力に合わせた修正等に取り組みました。

また、本日は空き時間を利用し、KORCのメンバーと共に世界遺産であるバクタプルを散策してきました。高さ30mの五重塔などのヒンズー教と仏教が合わさった寺院群だけでなく、 街並みもレンガ造りの建物が多く、昔さながらの雰囲気の場所であり、ネパール文化に触れる機会となりました。加えて、KORCとの関係性も深めることができました。

レクチャー準備
レクチャー準備

Nepal-Japan Project 2013 verse2  活動報告3日目

■ Education Material Distribution
現地のNPO法人の活動の一貫としてKavrepalanchokという地域の学校2校にて、教育支援物資を配布するプロジェクトがあり、Pax IV Hyperも活動に参加させて頂きました。教育物資が不足している地域への物資提供は我々がこれまであまり実施してきていない種類の活動であることから、勉強する機会となりました。

■ PCMワークショップ
PCMワークショップでは、現地の学校教員や保護者を対象者として、周辺地域で問題となっている事例の抽出と改善策の整理・協議を実施しました。本活動におけるディスカッション等は主にネパール語で実施されたため、活動を見学することもありましたが、上記同様、PCMという新しいプロジェクトモデルを学ぶ機会となり、今後の我々の活動におけるヒントとなりました。

教育支援物資配布
教育支援物資配布
教育支援物資配布
教育支援物資配布

Nepal-Japan Project 2013 verse2  活動報告2日目

ネパールで活動するプロジェクトチームより以下の通り、活動報告がありました。

途上国での活動は精神的・体力的消耗が激しく、過去の経験から余裕を持ったプロジェクトスケジュールを立てる様に努めています。本日は、日本出国からの疲労を早めに軽減するべく、半日は休憩としました。

■ 現地NPO法人が運営するProject Cycle Management(以下PCMとする)ワークショップに関する打ち合わせ
現地NPO法人が運営するPCMワークショップの活動協力のため、翌日に控えたワークショップの打ち合わせをフジホテルの会議室にて行いました。会議では活動説明とワークショップの予行演習を
行いました。

■ 市内観光
ネパール文化の学習と休憩を兼ね、ネパール最大のチベット仏教の巨大仏塔であるボダナートを観光しました。この世界遺産でもある巨大な仏塔に関する説明をKORCのメンバーから受け、ネパールの文化について理解を深めました。また、TEEJという国民的祭りが開催されていたため、道路は混雑していました。TEEJとは女性のための祭りで、既婚の女性は実家へ帰り夫の健康と長寿を祈り、また、未婚の女性は将来素敵な男性と結婚できるようにお祈りをするお祭りで、市内は真っ赤なサリーやクルタスルワール(ネパールの伝統衣装)に身を包んだ女性で溢れかえっていました。こうしたイベントからもネパールの風習を体験的に学ぶことができました。

Nepal-Japan Project 2013 verse2  活動報告1日目

今年度も5名のメンバーが「Nepal-Japan Project 2013 verse2」と題し、ネパールの首都カトマンズ市内を拠点に環境啓発教育活動を展開しています。渡航期間は9月6日-9月18日の約2週間であり、現地のローバースカウトグループであるKantipur Open Rover Crew(以下KORCとする)との協同プロジェクトとして実施しております。

以下にてプロジェクト1日目の活動内容を報告致します。

■全体調整会議
12時よりKORCと宿泊先であるフジホテルの会議室にて全体調整会議を執り行いました。会議では両国メンバー間のリレーションの強化とプログラムの最終調整を目的に置き、プロジェクトの新規参画メンバーの自己紹介や、両国がそれぞれ計画する各プログラムに対する意見交換・調整を実施しました。この中でKORCからは、学校を含む教育機関を対象にビニール袋の消費削減を目指す活動が発表され、本プログラムの実施が両国間で合意されました。2010年以前、基本的にPax IV Hyper側がプロジェクトにおける全プログラムを計画し、KORCから現地で支援を受けるというような形態をとっていたことを考慮すると、この様にKORCが自律的にごみ問題に取り組むプロジェクトをローンチしたことは今回の活動における評価点だと考えます。この様なKORCによる自律的活動実施の背景には、長年の活動を通したKORCの環境意識の向上とプロジェクトノウハウの蓄積が挙げられ、プロジェクト継続の重要性を痛感しています。

 

全体調整会議での打ち合わせ
全体調整会議での打ち合わせ

 

KORCメンバーとの交流

 

KORCとの交流
KORCメンバーとの交流

 

<ディスカッション>

レクチャー後に「How to solve the garbage problem(ごみ問題の解決方法)」に関するディスカッションを実施し、レクチャーでの学習内容を踏まえて具体的な策略を考えさせました。参加学生を8グループに分け、ディスカッションの最後にグループ毎に議論内容の発表を実施しました。

レクチャーで触れた3R(Reduce、Reuse、Recycle)を元に、ペットボトルの再利用(Reuse)等を解決策として発表したグループも多く、レクチャーでの学習内容をアウトプットすることで、ごみ問題に対する理解を更に深めました。

併せてFacebookでも同様の情報を発信しております。

「衛生」「社会」「環境」の3つの観点から、ごみ問題改善の必要性を提示しました。学生は英語が堪能であることから、日本側のメンバーが英語でレクチャーを行い、ネパール側のメンバーが部分的に現地語で補足する体制をとりました。

レクチャー内での学生の反応は大変よく、活動後に実施したアンケート結果からも、啓発効果を実感することができました。

Nepal Project 2013

「Nepal-Japan Project 2013」と題し、ネパールの首都・カトマンズにてごみ問題改善活動を2月22日〜3月9日にかけて実施致します。

現地では、カウンターパートであるKantipur Open Rover Crew(以下、KORCとする)と共に、市内の小中学校、1校にて60名の学生を対象に啓発教育を展開しており、以下にて活動の進行状況をレポートしていきます。

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