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1.18(日) 国際協力ワークショップ開催のお知らせ

ワークショップ

JICA職員でもあり、ボーイスカウトのカブ隊副長である上町さんが開催する、国際協力事業に関するワークショップです。
今回のワークショップの目的は「ボーイスカウト運動と国際協力事業の連携の可能性についての具体的な意見交換」となっています。

私たちPaxIV Hyperのメンバーもボーイスカウトとしてこのワークショップに参加します。

ワークショップでは、NGO団体であるラブグリーンジャパン様とヒマラヤ保全協会様、さらに青年海外協力協会様と一緒に「国際協力事業における連携可能性」について議論する予定です。

海外派遣プロジェクトに興味のあるVS,RS、指導者の方々ぜひご参加ください!

ワークショップの詳細に関してはこちらを参照ください。

NPJ2014 報告会@代々木オリンピックセンター

2014年11月30日(日) 18:30より
Nepal-Japan Project2014報告会を開催いたしました。
参加者は合計で34名、2時間にわたり報告を行いました。
スカウト関係者を中心に、甲府や川崎など様々な地区の方がお越しくださいました。

本報告会での第一目標は、第三者に本プロジェクトの魅力を
最大限に伝えることでした。
そのために、伝えたいことを2点に絞りました。
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1.ネパールプロジェクトってなに?
2.ボーイスカウトにしかできないこと

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「ネパールプロジェクトってなに?」では、
本年度の活動報告だけではなく、活動の歴史や沿革、特徴を踏まえてお伝えしました。

本年度の報告では、5つプログラムの概観に簡単に触れたうえで、
これらのプログラムが「ネパールのごみ問題の解決」にどのように寄与するのか
その狙いについて聴衆に訴えます。

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と同時に、これまでの協賛企業の紹介や本年度重点的に活動展開を行った
広報活動についても報告しました。
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さて、いよいよ私たちが本プロジェクトを通じて感じた
2.ボーイスカウトにしかできないこと に迫ります。
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私たちは何のためにスカウト活動を行うのでしょうか?
なぜこのプロジェクトは始まったのでしょうか…?
 
「他の人々をたすける」という同じ精神を共有している仲間が
ボーイスカウトだからです。

他の人々のために、何かしたい。と考え、行動するのがボーイスカウトです。
それを応援し、支えてくれるプラットフォームがあるのもボーイスカウトなのです。

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最後に行われた質疑応答では、沢山の質問が飛び交いました。

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■達成できなかったことは?
■ネパールのカウンターパートの裕福度は?
■ネパールの教育水準は?
■活動の高度化の可能性は?
■ごみ分別学習の数値的な成果は?

質疑応答の後に行われた懇親会では、ネパールの学生が描いた絵の展示や
ネパールティーのドリンクサービスを行いました。

ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。
この場を借りて御礼申し上げます。

Nepal−Japan Project 2014 一同

NPJ2014 報告会のお知らせ

「伝えたい。ボーイスカウトにしかできないこと」
ーNepal-Japan Project 2014 報告会のお知らせ

報告会11-30版チラシver.5
2002年,当時のローバースカウトが日本人登山家に植林に誘わ れネパールに渡航した際、現地のごみや水質汚濁の問題を目の 当たりにしたことから始まった本プロジェクト。 12年目を迎えた本年度では、関東のローバースカウト13名が 2014年9月1日~16日にかけてネパールに渡航しました。現地 の学生に対し、ネパールにおけるごみ問題に関する国民意識の 高揚を図ることを目的に、ごみ分別や焼却システム、リサイク ル促進の必要性を訴えた啓発活動。彼等がみたネパールの世界 とは?ボーイスカウトにしかできない国際援助の姿とは? 活動に興味のあるベンチャースカウト、ローバースカウトのみなさん、私たちと一緒により良き世界へ一緒に未来を描きませんか。1人でも多くの皆様のご来場をお待ちしております。

          記
開催日時:2014年11月30日(日) 18:30~
開催場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
※開催場所の詳細の教室は決定次第お知らせ致します※
     東京都渋谷区代々木神園町3-1
案内図 :http://nyc.niye.go.jp/category/access/
参加申込;http://peatix.com/event/62415
     上記のイベントページより参加申し込みをお願い致します

Nepal-Japan Project 2014
広報 阿部 桃子
FacebookページURL
https://www.facebook.com/nepaljapanproject2011/timeline
■プロジェクトプロモーションビデオ
http://youtu.be/SdQ7AFh_Bw4
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NPJ2014 15日目 <リサイクル肥料プログラム:B校>

15日目、最後のプログラムを迎えました。
リサイクル肥料プログラムは、
“私たちが最も伝えたいこと”が全て詰まった
プログラムです。
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■リサイクル肥料プログラム
阿部 桃子

このプログラムは、私たちがこれまで
行ってきた4つのプログラムの最終章でした。
レクチャーを通して、
・ごみとは何か
・なぜネパールに沢山問題があるのか
・なぜごみが有害なのか
生徒でディスカッションをした後、
ごみ問題の解決方法の一つとして
適切なごみの分別の必要性を生徒たちと一緒に導き出しました。

そして、ごみを適切に分別するためには
まずごみ拾いを行うこと、そして
燃えるゴミ・燃えないごみに分別することを生徒と共に学びました。

また、ごみの種類も一緒に勉強しました。
燃えるごみ・燃えないごみ・生ごみの3種類があること
そして燃えないごみ以外は焼却できることを
燃えるごみプログラムで、
生ごみはコンポスターを利用して残り物が
土にかえり肥料となることを伝えました。
焼却炉を利用することで燃えるごみは灰へ
コンポスターを利用することで生ごみは肥料へ
この灰と肥料を用いて、花壇をつくり
花を植え、生徒たちにこのプロジェクトを
忘れないでいて欲しいという思いを込めたプロジェクトでした。

NPJ2014 14日目 <評価会議>

ネパールに来てから14日目を迎えました。
この日は、ネパールのスカウト、KORCと日本のスカウトPax Ⅳ
Hyper両者によるエバリュエーションミーティングを行いました。
前日に、KORCメンバーの家にホームステイしていた、クルーたちは、各々な経験をさせていただき、新たなネパールの一面を知ったようです。思い思い体験を経て、14日の朝、ホテルに集合しました。

14:30、いよいよミーティングが始まりました。
これまでの14日間、そして準備期間の反省を
より今後に反映させるために。各プログラムの担当者は改めてプロジェクトを振り返ります。

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日本のクルーたちは、各々のプログラムの前提にある
目的・目標に対する達成度を自己評価し、それに対する反省や、
KORCに対して今後どのようなサポートを求めるのかについてプレゼンテーションを行いました。

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全プログラムのエバリュエーションを通して、一番共通していた点は
事前のKORCと日本側のコミュニケーション不足や、
ミスコミュニケーションでした。

互いの拠点先が海を超え、事前に顔を合わせることは不可能である以上、
より慎重にそして細かくコミュニケーションを取るよう心がけきであったと、
クルー全体が強く反省している模様です。
FacebookなどのSNSを通して連絡をとることはもちろん、
来年はより今年の参加者がKORCのメンバーとの架け橋になれるように、
計らっていくこととの重要性を感じています。

また、是非今後も継続していきたい良かった点としては、
プログラム当日、KORCと連携をとりながらプログラムを行えたことを、
皆口をそろえて挙げていました。

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プログラムでのプレゼンテーション中、
KORCには英語からネパール語への通訳や、子ども達の理解度に合わせて、より詳細に伝えることをお願いしていました。
学校側のスケジュールの関係から、幾度と無く、当日の動きを変更しなくてはならなかったにもかかわらず、
随時、柔軟に対応しより良いプロジェクトにしようと常に協力体制でいてくれた彼等に、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

あらためて、このエバリュエーションミーティングを通して、
言語や国境を超えてプログラムを行うことの難しさ、そして喜び・感謝を実感することとなりました。

ミーティングの最後は、記念品の贈呈と、集合写真撮影を行い、解散しました。

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Nepal-Japan projectは、両者の関係あってのもの。
これからも、その関係の糸が、ネパールの自然を守っていくために発揮されますように。
強く祈りながら、そしてできることから始めようと再度気持ちを奮い立たせ、明日のプログラム最終日に臨みたいと思います。

NPJ2014 13日目

13日目の今日は、日本語学校へ訪問し、
ネパールで日本語を勉強する学生と交流しました。
その後クルー達は、KORCメンバーの家へホームスティを
させていただくことになりました。

■日本語学校訪問
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北村卓也

Pax Earthと縁のある日本語学校を訪問しました。まだ開校したばかりで生徒数は少ないですが、日本に4年間住んでいた日本語の達者な先生が熱心に教えていました。そのうちの2人は大学を卒業し、今度の春から日本に留学すること予定だそうです。工学専攻らしく、僕の持っていた大学の数学と物理の教科書を見せたところ、かぶりつくように見ていて、理工学部の自分としてはとても親近感がわきました。日本語で手紙を書いてあげたり、歌を歌ったりと、やってあげたことは限られていましたが、少しでも生徒たちの日本語学習の意欲向上に寄与できたらうれしいです。留学する二人と日本で再会できることを願っています。

■ホームスティプログラム

阿部桃子
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私は今回Nepal-Japan Project2014のアドバイザーである
Mavilaの家にホームスティをさせていただきました。

カトマンズの中心地から、バスで50分。私たちが訪れたB校である
Ujjwal Shishu Niketan Academyへ行く途中に彼女の家はありました。
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振り返ると10日以上も様々なプログラムを通して協働をしているKORCのメンバー達が、
毎日どのような生活をおくっているのかについて十分に理解する時間が十分になかったように思います。
そうした意味では、このホームスティで一生の友達といってもよい位、
大切にしたいスカウトの友達を見つけることができました。
ここで、Mavilaについて話をしたいと思います。Mavilaは、ネパールで最難関といわれている
Tribhuvan Universityに通う博士課程の学生です。動物遺伝子学を専攻しており、
2年後に日本か韓国に留学に行きたいと語ってくれました。
バスに50分ほど揺られる中で彼女の毎日の生活について話を聞きました。
大学院に通いながら教師として中学生に対して勉強を教えていること、3人の姉妹がいること、
バスから見えた仏像をみて指をさしては、ヒンドゥー教徒が信じている
神様について1人1人隈なく説明してくれました。
KORCメンバーは毎日当たり前のように私たちの滞在するホテルまで
お迎えにきてくれていますが、そのためには様々な地方から
30分かけて徒歩で歩いてきてくれたり、
Maivilaのようにバスで50分かけてきてくれていることに今更ながら感動しました。
彼女の家につくとお母さんあと2人の妹、
そして日本で働いてい叔父を様をもつMavilaの叔母さんと甥っ子さんが歓迎してくれました。
その日の晩御飯は、ネパールの伝統料理であるダルバードでした。
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ここで1番驚いたのは、家が煉瓦と土でできていたことです。
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台所にガスはあるのですが、家族が団欒を楽しむダイニングテーブルはありませんでした。
1名だけが掛けられる机と椅子に私は招かられ、その他の皆さんは立ちながらご飯を食べていたのです。
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日本では当たり前だと思っていたことも、そうではないことを知ることが出来ました。
また、夕食を食べ終わると、食器を洗うのですが台所は家の中になく、お庭でお皿を一緒に洗いました。
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4畳ほどの部屋に戻り、Mavilaと時間が許す限り語り合いました。
9.11の話やアフガン戦争の話からはじまり、今のクリミア問題について
どう考えるのか、お互いの素直な意見をぶつけあいました。
世界中には解決困難な問題があり、それと同じ数だけ人々の視点や価値観も異なります。
しかし、国も言葉も文化も違う中でこれほど価値観が合うスカウトと
出会ったのはスカウト人生初めてでかなりの衝撃を受けました。
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価値観の共感の理由は一概に一つに絞ることはできませんが、
そのひとつとしてネパールと日本の文化の類似性に共通項を感じました。
ネパールも日本も隣国にそれぞれインド、中国という国との関係性があり
その隣国とどのように外交を行っていくべきであるのかが共通の課題です。
日本は島国として独自の文化を保ってきたところに人々の寛容さが根付いていますが
ネパールはそうではありません。ネパールが王国であった時代に、市民戦争が起こり
その際にアメリカが介入しようとしましたが、それを断ったことによって国が建国し
多民族も受け入れる寛容さを身につけて国民が成長したのだとMavilaは語ってくれました。
このように、ネパールという国がどのようにして生まれたのか、
王様は何をネパール国民に施したのか、そこにはどのような神話があるのかといった
国家についての話からアジア・世界の話まで、意見を素直に伝え合いました。
意見の相違があったとしてもそれを受け入れあう寛容さが彼女にはあり、
彼女の魅力に更に取り憑かれ入った1日でした。
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夜中まで話はつきず、床入りしましたがMavilaは朝5:00に起きて
屋外で手洗いで家族の洗濯物を粛々と行っていました。

ホテルに向かう帰りのバスの中でも話は尽きず、
話せるだけ彼女と話すことに集中し、向き合いました。
このホームスティを通して私が得た新たな価値観は
”Eliminate the dominance of powerful nations over minority countries”ということです。
この状況を知るためには、そこに暮らす人々の価値観に触れないと
知ることができないのだと見に染みて感じました。

各クルーはそれぞれの家で最高の経験を得たようです。
この絆を強みに明日行われる評価会議での活発な会議に期待したいです。

NPJ2014 12日目 <ハイアドベンチャーinチトワン3日目>

チトワン滞在3日目をむかえました。
クルー達は朝6:00に起床し、
朝7:00からバードウォッチングに出かけました。
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8:00にバードウォッチングからもどり、
8:30にはチトワンを出発しました。

このチトワンでのハイアドベンチャーで感じたことを
サブクルーリーダーである中之薗クルーにききました。

チトワンの大自然はさることながら
クルーの仲間たちと、寝食をともにできたことが
1番の財産になったと語ってくれました。

今回チトワンまで同行してくれた3人のKORCメンバーに感謝したいです。
明日は、そんなKORCの仲間の暮らす家へお邪魔するホームステイプログラムの
様子を報告いたします。

NPJ2014 11日目 <ハイアドベンチャーinチトワン2日目>

チトワンに到着して、2日目を迎えました。
朝6:00に起床し、チトワン国立公園に向かいました。

舗装されていない道路の上を、インディージョーンズを連想させるような
風景をバックにトラック一台に15人全員乗り込んで移動しました。

到着すると、まずカヌーで川を下りました。

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至る所に、ワニの頭が見えます。
ガイドさん曰く、時期によってワニが活発になっている時は、
カヌーで川を下ることは厳しいそうです。
どんな動物に会えるかは、運次第なんだよ。
何に会えるかは、時によって全然違うんだ。
」とガイドさんは言っていました。
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30分程カヌーに乗り、岸に到着すると、ジャングルを一時間半程探検しました。
歩いていると、カバ、豚、クジャク、モモンガ、象に遭遇します。
人間を見るととっさに逃げる鹿の群れの姿を見て、
「まるでライオンキングみたい」とクルーたちは目を丸くしていました。
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昼食をとり、次のプログラムへ。
クルー念願の象にのる体験です。

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ゾウから見える景色はこのようなものです。
西には地平線と共に赤く輝く夕日と
ジャングルに流れる川には、私たちが乗る
ゾウの影が水面にくっきりと映っていました。
時空が一瞬とまったような、私たちも動物になった気分でした。
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この掲示板があるとも知らずに、人生初体験のゾウのジャングルウォッチに
臨んだ私たちは、ゾウに乗った瞬間から大声をあげて
ゾウから見えるチトワンの大自然を体で感じました。
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この興奮はおさまらず、各クルーは大きな声で歌をうたったり、五感で
この喜びを表現したあまりに、ゾウも仲間に加わったのか
山と空とそこに息づく動物意外何もないこのジャングルの中で
ゾウが「パオーン」と声をあげたのです。
すると、他のゾウもパーンと声を上げ
ゾウはいきなり突進をしたり、まわりのゾウの元へ走ったりと暴れだしました。

いままで、大きな足でゆっくりと私たちを楽しませてくれていた
ゾウから、大きな足を武器に私たち人間を振り落とすかのような身振りを始めたのです。
思わず私たちも正気を失った瞬間でした。

これは、ゾウの喜びの声なのか怒りの声なのか私たちはわかりませんが
きっと私たちがゾウの上に乗って歌った「ぞうさん」の歌声に対する
ありがとうの喜びの声だったと思っています。
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以上、2日目のハイアドベンチャーの報告でした。

NPJ2014 10日目 <ハイアドベンチャーinチトワン1日目>

私たちは今、ネパールの南部に位置するチトワンに来ています。
チトワンは、ジャングルを保護する目的で設置された自然公園であり、
1984年より世界遺産登録されている、チトワン国立公園で有名な観光地です。
国立公園が存在するだけあり、見渡す限り、バナナの木や田栄風景、ジャングルなど自然が豊富な場所です。
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日本のクルー全員12名と、ネパールスカウトKORCのメンバーから、
3名でカトマンズからバスに7時間揺られながら、チトワンにやってきました。

バスに一時間乗っていると、カトマンズのにぎやかな町並みとは全く異なる、山々が広がっています。

「チトワンに到着すると、ジワッとした空気に包まれた。」
標高50-200mのチトワンの亜熱帯気候を「沖縄に来たみたい。」と表現するクルーもいました。
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7:00にチトワンを出発して、到着したのは17:00。
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この日は、ホテル周囲を少し散策してから、地元の方々のダンスのショーを見てから、一日を終えました。

明日は、象に乗ったり、国立公園をトレッキングしたり、カヤッキングをしたりを予定しています。
少しホテルの周りを歩いただけでも、像、バッファロー、鹿などたくさんの動物を目にしているので、明日どんな自然に触れ、どんな動物たちに会えるのか、とても楽しみです。

NPJ2014 9日目<KORCプログラムと中間報告>

プロジェクトの折り返し地点となりました。
今日は、私たちのカウターパートであるKORC主導の企画
“SCOUTS GO GREEN”が行われました。
本プロジェクトの中間報告も一緒に御覧ください。

私たちは、15日間の滞在を通して
ごみ問題に関する5つのプログラムを行っています。
1.レクチャープログラム(9月4日実施)
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  ごみはなぜ有害なのか、ごみの削減に対し私たちには何ができるのか
  基本的な知識をJyoti Academy、Ujjwal Shishu Niketan Academy の
  生徒たちとディスカッションを行いました。

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このフローチャートが示すように、
ディスカッションを通して、ごみ問題の解決には
効率のよい分別を行うことの重要性を生徒たちに訴えかけました。

2.分別学習プログラム(9月7日実施)

  この分別の重要性を身近なところから生徒たちに
  理解してもらうために、校内・郊外にてごみ拾いを行いました。
  そして、燃えるごみと燃えないごみの分別を行い、 
  今後の生活に分別の意識を常にもってもらうために
  各教室をまわり、燃えるごみと燃えないごみのごみ箱を設置しました。

3.燃えるごみプログラム(9月7日実施)
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  分別学習を通して、燃えるごみと燃えないごみの分別の重要性を伝えた後に、
  この燃えるごみと燃えないごみの行方について説明しました。
  日本から購入し、各学校に寄贈した焼却炉を使用して、
  燃えるごみを正しく焼却すると、灰ができることを生徒たちと一緒に学びました。
  
4.生ごみプログラム(9月4日実施)
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私たちが生きて行きために必要な食糧の残り物はどうなってしまうのでしょうか。
  レクチャープログラムと燃えるごみプロフラムを通して
  食べ残しは、「コンポスター」を利用することで
  食べ残しが土の中で分解され肥料になることを伝えました。
  実際にケータリングで用意した昼食の残り物をコンポスターに入れ、
  毎日経過観察を行っています。(9月10日現在、投入した残り物は全て分解していました)
分解しきれない大きなごみは焼却炉で燃やすことができることも、
  可燃ごみプログラムで伝えました。

このように、4つのプログラムを通して
わたしたちが生み出した「ごみ」を効率よく
処理する方法を学んでいきました。
そして9月15日に行われる最後のプログラムが
 
5.リサイクル肥料プログラム です。
  可燃ごみプログラムで生み出された灰と、
  食べ残しがコンポスターによって分解された肥料を用いて
  生徒たちと一緒に花壇をつくり、植木を植えるプログラムです。
  

これらの5つのプログラムを我々Pax IV Hyper が企画し
ネパールのカウンターパートであるKORCと協働してきました。

しかし、これだけでは子ども達に正しい「ごみ問題」の解決に向けた
環境保全活動を行ったとは言えません。
「燃えないごみ」の存在があるためです。
燃えないごみは、コンポスターでも分解されず、焼却炉に入れてしまうと
有害なダイオキシンが発生していしまいます。

実際に私たちがネパールに訪れてから最も衝撃を受けたのは、
燃えないごみの存在でした。
町中に、人々が捨てるプラスティックのごみ、店の前で
スナックを食べ、何事もなかったかのように道端にごみを捨てる人々。
それは、ごみを捨てるという習慣が文化として根付いていない
ネパールの独自性によるものでもありますが、
つまるところ1番の問題は、燃えないごみを埋め立てする
システムが政府によって政策化されていないことなのです。

日本は幸い、埋め立て場があり、
私たちは当たり前のように、プラスチックのごみを
ごみ箱に捨てていますが、ごみは分解されず
私たちの見たことのないような埋立地に運ばれ誰かが
今日も、このプラスチックなどの不燃ごみを埋め立てているのです。
つまり、燃えないごみの処理方法は埋め立てることしかできないのです。

私たちはこの燃えないごみの処理方法について
ネパールに滞在してから何度も何度も議論を重ねてきました。
燃えないごみが処理されない現状をネパール国民は
第一に知っているのにもかかわらず、日本人である私たちが
これらのプログラムを行うことは、価値観の強要にならないのか…。

まだ、答えは見つかっておりません。
ですが私たちができる唯一の解決策として発案したのが
KORC主導の SCOUTS GO GREEN プログラムでした。

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まず、プラスチックがなぜ焼却すると有害なのか
なぜ、分解されないのかについて子ども達とディスカッションをしながら
理解を深めていきました。

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次に、世界中で行われている燃えないごみの処理方法を紹介します。

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子ども達は、目を丸くさせてKORCのプレゼンテーションに
耳を傾けていました。
最後に、子ども達と一緒に
“NO MORE PLASTIC BAG”と何度も掛け声を掛け
教室が生徒たちの声で共鳴しました。

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そしてこのエコバックを生徒に配布し
ビニール袋をできるだけ使用せずエコバックを利用してもらうことを呼びかけました。
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KORCメンバーの1人であるSarunが、このプロジェクトについてこう語っています。
I think today was a really tiring yet fun and fruitful day: the KORC scouts go green project. Facilitated by Mavila Khadka from KORC the presentation was really influential as it contained shocking facts and was in Nepali language so there was no question of confusion. Students also took an informal oath to not use plastic bags in days to come or at least minimize it. As I stated earlier it was really tiring yet fun and fruitful day.

このように、最も解決方法が困難である燃えないごみに
焦点をあてたプログラムをネパールで生まれ育ったKORCクルー達が
主導で行えたことが、何よりの生徒たちの理解度の向上に繋がったのではないのでしょうか。

明日に行われるリサイクル肥料プログラムに向けて
全力でプロジェクトに向き合いたいです。
引き続き、応援のほどよろしくお願い致します。

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