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作者アーカイブ: Pax IV Hyper

NPJ2014 8日目 <プログラム準備日>

ネパールにきて8日目が経ちました。
クルーは、毎日の業務をこなしつつ
自然とネパールの生活に馴染んできています。
今日はプログラムはなく、ゆったりとした朝を迎えることができました。
7:00から制服制帽で集合し、朝礼を行いました。
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Bグループはその後、Bグループは、Ujjwal Shishu Niketan Academyの
校長先生のお宅へお邪魔しました。
アパートの最上階にある校長先生のお宅は
黄緑や水色で壁が装飾され、現代風のお宅でした。
小学生のお子様2名と奥様に迎えられ、この上ないおもてなしを賜りました。
まるでお正月のようなご馳走で、クルー1人1人も感激しています。
毎日外食で食事をする私たちにとって、この手作りのお料理が
一番体のエネルギーになったに違いありません。
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ネパールに対する教育制度のお話やネパールの気候、
このプログラムについて意見交換をすることができました。
ネパールのどのような点が大好きですか?
ー私は、ネパールに生まれたからネパールの全てが好きだ。
このような価値観に触れて、私たちも日本での日々を振り返りました。
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私たちがこの学校を訪れてから何でも受け入れ、
「日本の価値を日本の魅力を私たちに是非教えて欲しい」
と熱い眼差しでおっしゃる校長先生の姿をみて私たちは
一種の危機感とそしてこのプロジェクトへの覚悟が生まれたことを思い出します。
全力でぶつかってくるネパールの学生1人1人に私たちクルーも全力で向き合うと決めたのです。

レクチャーのプログラムでは、ネパールの学生の優秀さに圧倒され
レクチャーの内容をより高度なものへと変えようかとまで話し合いました。
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しかし、今私たちが伝えたい「ごみ問題について一緒に考える」姿勢を
第一にもてたことが彼等への理解度に直に繋がったのだと確信しています。
ディスカッションがよりよいものへなったり、分別学習が無事に
終えられたのは、第一にこのDilman校長先生の人望とそこで学ぶ
生徒たちの純粋な気持ちがあったからにほかなりません。
この感謝の心を忘れずに、残りのプログラムもクルー1人1人全力で
向き合っていきたいと思っております。
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NPJ2014 7日目 <分別学習:B校>

■本多昌希
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9月7日に12時15分からUjjwal Shishu Niketan Academy にて行われたこのプログラムの目的は、
ネパールの学校の生徒に正しいゴミ分別の習慣をつけさせることでした。
このプログラムを通して、生徒たちがレクチャーで習ったごみ分別に関する内容を覚えているかどうかを測り、
生徒が校内でごみ分別をできるようにすることを目標としました。
まず、ごみ拾いを実施しました。

競争形式でごみ拾いを実施することで生徒たちの意欲度を観察しました。
案の定、生徒たちは夢中でごみ拾いを行っており、非常に楽しそうでした。ごみの量も、予想していた各グループビニール袋3個分を上回る量を集めてくれました。
大きなごみを拾っては、“Is this burnable garbage?”
とKORCと我々のもとへ走って尋ねてはすぐ去っていくのです。
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焼却炉の周囲等の危険な場所でのスタッフの監視が足らずに、生徒が多く侵入してしまいました。そのため、危険な場所に生徒が入ってしまった場合の対策方法や監視人数を細かく設定しておく必要があったと反省しています。

ゴミ分別終了の合図と共に、生徒を一斉に集めました。
生徒たちが分別を間違えた数を数え、グループごとの平均を集計しました。結果は、Aグループは1ミス、Bグループが0ミス、Cグループは1ミス、Dグループは13ミスでした。

続いて、教室へごみ箱を設置しました。
生徒とスタッフが2つに分かれて学校の各教室を周りながら
ごみ箱とごみの分別表を設置しました。
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この分別学習プログラムでは分別を実際に行う環境を整えることを第一に取り組むべきだと感じました。結果としてごみ拾いとごみ箱の設置にかけた時間は30分でしたが、ごみ箱を設置する等のごみ拾いの環境を整える作業の方を多く時間をとり、その環境整備を評価できるような目標を立てるべきでした。

それでも生徒たちは、目の前にあるごみを拾うことで
“I am so happy because my school is clean.”
(学校が綺麗になると幸せになる)と語ってくれるように
生徒1人1人の意識レベルを改善する目的は達成できたと考えています。

このプログラムの目的は、生徒たちにごみを捨てる習慣をつけさせることです。これからも引き続き、①KORCが配布したエコバックを利用しているか②ごみを分別してごみ箱に捨てているかを隈なく経過観察したいと思います。
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NPJ2014 7日目 <可燃ごみプログラム:B校>

分別学習の後に行われた可燃ごみプログラムについて報告します。
今回の可燃ごみプログラムでは、主に生徒たちとともに日本から運んできた焼却炉を用いて
その前のプログラムである分別学習で集めた可燃ごみを消却しました。
また、可燃ごみの処理方法についてより理解を深めてもらうべく、生徒たちに対してプレゼンテーションを行いました。

■可燃ごみプログラム 
担当:荻原 知沙子
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私たちの可燃ごみプログラムでは、ごみ箱の総量を削減するとの観点から

NPJ2014 7日目 <分別学習:A校>

7日目に行われた可燃ごみプログラムにつづいて
分別学習プログラムの報告をいたします。

■分別学習プログラム
塙 健太
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Aグループでは、Jyoti Academyの生徒に、ごみ拾い・ごみの分別・可燃ごみ、不燃ごみのごみ箱設置の3つの活動を行いました。
このプログラムの目的は、生徒たちに正しいごみ分別の習慣を身につけてもらうことでした。

9月5日に行ったごみの分別に関するレクチャーを生徒たちがどれほど
理解したのかをごみ分別学習を通して確認することが狙いでした。
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具体的には、ごみ拾い・ごみ分別は4つのエリアを設置し4グループで行いました。
分別を間違えた数が各グループとも5つを超えたら目標未達成と設定しました。

まず生徒を校庭に集めごみ拾いの説明を行い、ビニール袋、トング、マスク、ごみ手袋を支給しました。
生徒を4つのチームに分けて各グループことに指定されたエリアでごみ拾い(可燃、不燃分けて)を行いました。
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生徒たちは、ごみを見つけては私たちのもとへ駆けつけ、
“We found such a big garbage!”(こんな大きなごみをみつけたよ!)
と、笑顔で話してくれたことが印象に残っています。
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私たちが訪れたJyoti Academyの校庭は小さな公園ほどの
非常に狭い場所でしたが、そこには生徒たちの活気と笑顔で満ち溢れていました。
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私は統括する立場だったため、それぞれのグループに寄り添ってごみ拾いを
行うことはできませんでしたが、どのグループも積極的に
ごみ拾いに取り組み、適切にごみを可燃、不燃に分別していました。

時間も正午を過ぎ、カトマンズの気温も30度近くまで上昇し
私たちやKORCは、強い太陽の日差しに耐えることで精一杯でしたが
彼等の笑顔をみるといつしか私たちも彼等に混ざっていきました。

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その後グループごとに分別の確認を行い、全体でごみをまとめました。
合計で可燃ごみが10袋、不燃ごみは30袋集めることができました。

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分別学習結果はグループAが4個、グループBが8個、グループCが15個、グループDが0個という結果でした。

間違いが見受けられたのは紙か銀紙か見分けのつきにくいようなものばかりだったので、
具体的に5つ以上の間違いを目標未達成とすることは適切で無いと判断しました。
またこのプログラムの目的は生徒に習慣をつけさせることであり、
この1回の活動のみではこの目的は達成できないと考えています。
そこで、校長先生にはごみ拾い分別委員会の設置を要請しました。

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また具体的な説明書(週1回全員でごみ拾いを行うように促す役割やごみ拾いは教室に設置したごみ箱と学校に提供したトングで行ってもらう等)を学校側に送りました。この委員会の設置により生徒にごみ拾い、分別を継続して行ってもらうことで目的の達成を目指したいと考えています。

このプログラムを通して感じたことは、
「できないことは存在しない」ということです。
私は初めて校庭を見たとき、校庭のそこら中に散らばるごみをみて哀惜の念に駆られました。
彼等の遊び場所である校庭を守りたいとさえ思いました。
しかし、休み時間になると生徒たちはごみで一杯の校庭で
当たり前のように遊んでいたのです。
この瞬間、このごみ問題への事の重大さを身をもって感じました。
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それでも、たった30分のごみ拾いで
これだけ綺麗な校庭に変われるだということを
子ども達と同じ時間を共有することができて今は達成感に満ち溢れています。この分別学習のような根本的な意識の改善が、
活動や焼却炉の設置によって改善されることを強く信じています。

NPJ2014 7日目<可燃ごみプログラム:A校>

7日目。分別学習の後に行われた、可燃ごみプログラムについて報告します。
今日は、A校であるJyoti Academy で行われた可燃ゴミプログラムについて報告します。

■可燃ごみプログラム 
担当:小熊 悠輝

私たちは、B校と同様に現地の学校に持続的なごみ処理機能、
習慣付けさせることを目的として、プログラムを行いました。
そのため、ネパールの学校に焼却炉を1基導入し、分別学習で集めた可燃ごみを焼却しました。
併せて、生徒に対して焼却炉と可燃ごみについての理解を促すことを、プログラムの軸として進めました。

当日、まず可燃ごみの焼却炉を用いた焼却についてプレゼンテーションを行い、
後に生徒の前で実際に焼却を行いました。
集まってくれた生徒は小6〜高1までの約90名程。
英語力にも学年によって差があるため
KORCのメンバーにネパール語訳をお願いしながらプレゼンテーションは進んでいきました。

プレゼンテーションの後、可燃ごみを焼却した際、
事前に行った分別学習で集めた可燃ごみ10袋の内、
45Lサイズごみ袋で4袋分を焼却しました。
ごみに着火すると、生徒たちは大きく目を見開き、「おお!」と歓声があがったことを覚えています。

焼却炉の手配について、購入先は2010、2011、2013年と引き続きモキ製作所に購入の依頼をしました。
プログラム当日、生徒たちの前で着火したとき、
手配のためにモキ製作所の社長と直接電話をし購入をしたこと。
ネパールで自社の焼却炉が使われることに対し、大変喜んでくださったこと。
それらのプロセスを経てこうして生徒たちの前で着火できること。
一つ一つ、つながりがあってこそプロジェクトであると実感しました。

生徒たちの帰宅時間の関係から、焼却の後フィードバックシートを配布し
後日回収することを先生方と確認し、プログラムは終了しました。

実際にプレゼンテーションを行うと、自分自身が「相手は知っているだろう」と
勝手に予測していたことに対してのより細かい説明を求められたり、
逆に自分がより説明が必要だろうと予測していた事柄に対しての基礎知識が固められていたり…。
相手の理解度をプレゼンテーションの中で、反応を見ながら絶えず確認し、柔軟に対応することの必要性を痛感しました。
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僕たちは今回、ネパールのごみ問題に向き合うにあたり、出来ることの一つとして、焼却炉を日本から持ち運びました。
しかし、持ち込まれた技術に対する現地の人々の理解なくしては、技術は活かされないということも痛感しています。
信号やバレーボールコートなど、作られてはいるけど、使われていない技術を、ネパールに来てから多く目にします。
もちろん、社会全体の理解を仰ぐことができたなら、即効性のある解決につながるのかもしれません。
しかし、自分たちが今まで築き上げてきた価値観により生きている大人に対して発信し、理解を得ようとすることは必ずしも簡単なことではありません。
そのため、未来を担うだろうピュアな子どもたちに対して、直接焼却炉の使い方や意義を理解してもらうことの重要性を感じています。
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15日に控えているリサイクルについてのプログラムも引き続き、生徒たちと真剣に向き合いながら活動していきたいと思います。

NPJ2014 6日目 プログラム準備日

9月6日は、プロジェクト準備日として
翌日に迫った可燃ごみプログラムの準備を行いました。

各プログラム担当を中心に、最終確認を行います。
その後は、休息日として思い思いの1日を過ごしました。
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お散歩をしてネパールの風を大いに感じています。

また、この日はKORCがカトマンズ郊外にある仏教寺院を案内してくれました。

カトマンズは標高1,300mを超える場所に位置します。
カトマンズに暮らす人々や住まい、食べ物から独自の文化を知ることができます。
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仏塔から眺めるカトマンズの景色は、非常に美しいものでした。
クルー達がカトマンズの町並みを楽しんでいると、
KORCのクルーの一人であるAshishが私たちにこのような話をしてくれました。
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日本でも智慧を司る菩薩として知られている文殊菩薩が
カトマンズの街を作ったと彼は語るのです。
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カトマンズ、パタン、バクタプルの3郡で成り立つネパール最大のカトマンズ盆地。
神話によると、太古のカトマンズ盆地は湖であったといわれており、
文殊菩薩がその湖の周りの山を剣で切り開いたといわれています。
実際、近年の調査でこの地は湖であったこととその湖の南側で地震が起こり、
湖の水が排水されて今のカトマンズ盆地となったことが明らかになったそうです。

世界中には、沢山の宗教があり、人々は宗教を心の拠り所として
日々生活を送っています。日本ほど無宗教で、クリスマスやお正月など
宗教が平等に許容され交じり合う国はないと言っても過言ではありません。

ネパールでは、人口の80%を超える人がヒンドゥー教を信仰しています。
仏教の開祖であるゴウダマシッダールタの聖地ルンビニーが
あることで有名なネパールは、意外にも仏教信者が10%と多数派ではないようです。

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ネパールやインドには様々なストゥーパがありますが、
私たちが訪れたスワヤンブナート寺院は、ネパールで有名な仏塔のうちの一つだと言われています。
カトマンズの中心部から西に3kmほど離れた丘の上にあり、400段弱の急な石階段を上ったところが寺院の中心になっています。
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ネパール最大の仏塔といわれているボウダナートの仏塔よりもはるかに小さい仏塔ですが、
ネパール仏教にとっては重要な仏塔です。この寺院は別名モンキー・テンプルと呼ばれるほど
猿が多く寺院では猿も信仰の対象となっているそうです。
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実際に、小熊クルーが寺院の中で綿飴を買った途端、猿に奪われてしまいました。
四方を見渡すブッダの知慧の目が非常に印象的でした。
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日本にも寺院は数多く存在しますが、私たちが訪れた仏教寺院は
他の外国で訪れる教会や寺院よりもどこか親しみがあり落ち着きのある寺院でした。
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明日は可燃ごみプログラムの当日です。

NPJ2014 5日目

続いてレクチャーの後に行われた生ごみプログラムの報告です。

■生ごみプログラム 
星合孝則
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生ごみは可燃物ではあるがコンポスターを使うことで省エネルギー、
生ゴミの減量化と再資源化にあります。ごみの分別や、その後の処理について全国的に
確立したシステムがないことが深刻なごみ問題の一つとなっているネパール。
そんな中で、生ごみ処理に対する対応策として、私たちは今回、コンポスターの使用を提案しました。

私たちは、プログラムが実施された前に、2日間をかけてコンポスターを制作しました。
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当日のスケジュール的には、生徒60名ほどの前で、レクチャーで“コンポスターとは?”といった概論を説明した後に、実際に私たちが事前に学校に訪れた際に作ったコンポスターを用いて、その使用方法について説明しました。
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コンポスターという言葉を初めて聞いたという生徒。聞いたことはあるけれど見たことがないという生徒。実際に家にコンポスターがあるという生徒。様々な生徒がいました。

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実際に、コンポスターの
 生ゴミ投入
 全体を混ぜる
 乾いた土をかける
という段階を生徒たちに体験してもらった際の写真です。
生徒たちに実際に体験してもらう方がより身近にゴミの減量化に向けた意識がわくと考え、60名の生徒を4グループに分け、少人数で体験する時間を多く設けました。

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生徒たちは、自分たちの給食の残り物がどうやったら肥料の多い土になるのかと、とても関心を寄せている様子でした。

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コンポスターは、一度生ごみを投入すると、次の投入まで時間を有することや(生ごみ分解の関係により)、野菜の皮・鳥の骨などは投入できないことなど、不便な点もあります。しかし、コンポスター作成から一週間経過観察をしてみたところ、東京の土よりも分解が早いことを実感しました。
そのため、ネパールにおける生ごみ処理の方法の一つとして今後もコンポスターの導入は多いに役立つのではと感じています。

プログラム一日目は、ごみ問題について理解するレクチャー、リサイクルの第一歩としての生ごみプログラムの2つでした。
プログラム2日目は、分別学習と可燃ごみ処理について生徒たちとともに考えていきたいと思っています。

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NPJ2014 5日目〈レクチャー:B校〉

Bグループが訪れたUjjwal Shishu Niketan Academyの報告を致します。
この学校は、カトマンズの中心部から約7km離れたところに位置します。
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学生の総数は約800人で、日本の教育制度でいうと
幼稚園生から高校生までの生徒が在籍している私立校です。

この学校のDilman校長は、ネパールの教育制度について
ネパールは、日本と同様に国立の学校に子どもが通う
義務があるが、日本のように私立学校に対して補助金などの
支援は存在しないとおっしゃっていました。
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とはいいつつも、
”Hope of Wall””Women are human rights”とかかれた壁から分かるように、
イギリスから人権の団体が来校したり、ドラッグを禁止運動を推進する団体が来校したりと
様々な社会問題を子ども達に知ってほしいという理念があるそうで
今回私たちのプロジェクトにも快く引き受けてくださいました。

ネパールにおける私立学校の数はまだ少なく
この学校も創立25周年の比較的新しい学校でした。
それでも、生徒に対する教育は熱心でした。

朝の8時30分からはじまる全校生徒の朝礼に参加しました。

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800人の生徒の視線に圧倒されながらも
グループリーダーである中之薗クルーが全生徒に向けて挨拶をしました。
続いて他のクルーも自己紹介と意気込みを語ります。
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今回行ったレクチャープログラムに
参加した生徒は校長先生厳選の60名の生徒たちでした。
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このプレッシャーを感じながら、何度もレクチャー内容を改善しました。
深夜3時をまわっても英語の表現方法、スライドの内容の改善は
続きました。その努力の成果もあってか、レクチャー後に
生徒たちに向けて行ったアンケートでは、涙溢れるほどの
感想や純粋な言葉を思いにして綴ってくれました。

■レクチャープログラム
中圓尾岳大

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このプログラムは、A校と同様にネパール人がごみ問題と
それに付随する二次的な環境問題を改善できるように、

現地の生徒たちがごみ問題の現状と解決策を理解することを目的として行われました。

私たちは、“なぜこんなにも、ネパールには道端に処理されないごみが存在するのか?”と
いうことをネパールのごみ問題と定義しレクチャーを行いました。
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1.それによって引き起こされる有害なこと(環境・人々に対する悪影響)
2.では、なぜこのような問題が発生しているのか
3.日本の現状(富士山でも深刻なごみ問題)
4.自分たちは、何をすることから始められるのか

この4点を軸に、生徒たちと問題について考えていきました。

「あなたにとってごみとは何ですか?」「どんなごみ問題がありますか?」「なぜネパールの路には多くのごみが落ちているのでしょう?」という3つの質問について自分の意見を考え、発表してもらいながら、レクチャーはディスカッション形式で進みました。

質問を投げかけると、“Garbage is very harmful thing for environment and human!”と一斉に生徒が手を挙げます。

この学校では、8科目中7科目の授業が英語で行われているなどの先進的な教育が多く見受けられます。
その成果か、生徒たちの学習意欲の高さを感じました。
以下、上記した4の軸の内容とそれに対する生徒たちの反応です。

1、ごみ問題により引き起こされる有害について
まず、ごみ問題が存在することにより、環境や人々の身体、生活に悪影響が及ぼされることについて紹介しました。
質問を投げかけるたびに、ものすごいスピードで答える彼らの姿をみる限り、知識としては、ごみ問題について認識しているのだと実感しました。しかし、同時に、知識はあるけれども解決の糸口を自主的に見つけることは困難であるのだと、よりネパールのごみ問題の深刻さに直面する瞬間でもありました。

2.では、なぜこのような問題が発生しているのか
「なぜネパールの道路には多くのごみが落ちているのでしょう?」
生徒同士でディスカッションし、全体に対して発表して
 もらうということを通して、この問いかけに対する答えについて考えて
 もらいました。生徒たちの、“教育の欠如”や、“自己中心的な考えが
 グローバルに浸透しているから” といった私たちの想像を遥かに超えた
 答えに圧倒されたことを覚えています。

3.日本の現状について
ここでは、ごみ問題はネパールだけが抱えている問題ではなく、日本に
おいても同様に存在するのだということについて紹介しました。生徒た
ちは、富士山にたくさん捨てられたごみの画像に目を丸くしていました。 
私たちは、同様の問題を抱えているからこそ、自分たちにできることか
ら互いに始めようということを強調しました。
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4.自分たちは何をすることから始められるのか
このプログラムでは、コンプスターの使用、ごみの分別学習、焼却炉の
使用、花壇作成という4つの段階を通して、可燃ごみのリサイクルにつ
いて考えられる内容となっています。そこで、特に、可燃ごみに対して
は、分別することの重要性についてしっかりと伝えました。
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以上のようにして、レクチャーを進めました。
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実際、前日に生徒たちの優秀な姿を見て、この簡単なレクチャーでよいのだろうかと不安になる瞬間もありました。
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しかし、レクチャー後に実施したアンケートでは、
-“It was a golden opportunity to get to know all these information. (これらの事柄を知ることができて、最高の機会だった)”
-“Thank you for coming all the way from Japan, it was great to know also the situation in Japan. (遠い日本から、ありがとう。日本についても知れてよかった)”
-“Through the lecture, I thought, it is human’s duty to dispose our garbage. (このレクチャーを通して、ごみを処理することは人間の義務であると感じた)”

といった様々な意見を述べてくれました。

まだまだ、始まったばかりです。自分たちが用意してきたこと、学校側に求められていること、子どもたちの知的好奇心にどこまで応えられるか日々、全力でプログラムに向かっていきたいと感じています。

NPJ2014 5日目

生ゴミは可燃物ではあるがコンポスターを使うことで省エネルギー、生ゴミの減量化と再資源化にある。現在のネパールでは学校や一般家庭で出たゴミは分別されずにいる。その現状を生徒たちは大変よく理解している。最終的にはコンポスターを使ってごみが出ても自分達で処理していくことができるか、伝えることはできたが更なる具体的な補足をする必要がある。
スケジュール的には、レクチャーで概論を説明して生徒たちに実際に体験してもらう方がより身近にゴミの減量化に向けた意識がわくと考え、レクチャーよりも体験の時間を多く費やした。反省点として思った以上に緊張してしまい早口に説明した。レクチャーの時間でが10分程度となってしまった。所々、補足説明をしなければいけないところをアドリブが利かなかったのでうまくできなかった。この補足説明は後日、学校宛に送付するつもりである。装備に関しては生ゴミを直接手で触るのは病気や衛生面にもリスクが高いので、スコップとバケツを用意して、コンポスターの体験を行った。今後、バケツも壊れることがあるので壊れた時は購入するように促す。また、体験を終えたら必ず手を洗うように促した。
全体として、生徒たちは非常に意識が高く、コンポスターを使えばゴミの減量化ができるように感じた。コンポスターの大まかな説明はできたが、所々の補足説明や使い方のマニュアルを後日改めて学校に渡すつもりである。

NPJ2014 5日目〈生ごみプログラム:A校〉

レクチャープログラムにつづいて
A校Jyoti school で行った生ごみプログラム
についてご報告いたします。

■生ごみプログラム
担当:島田建佑
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このプログラムは、午前中のレクチャーを
終えたあと、生ごみの処理方法として
コンポスターの使い方を説明しました。
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目的の評価では、学内でのゴミ処理の習慣を
つけさせるということだった為、現段階での評価は難しいです。
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レクチャーにてコンポスターが環境に与える方法、使用方法、注意事項、メンテナンスなどを伝えて実施しました。
PowerPointを使用し、自分が英語でKORCメンバーのモンスーンが現地の言葉で通訳をし、説明を行いました。
英語での説明で生徒が理解出来ない内容も現地語の説明があった為、理解度は増したと考えます。
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レクチャー後の昼食でケータリングを用意したのですが
生徒達が自ら生ゴミをコンポスターのに持ってきてくれたことが
良い点でした。
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この行いを習慣化するために、
現地の先生と用務員の方に実践方法をレクチャーしました。
また、生徒に対して「コンポスター係」を設置しました。
これは、生徒自身が運営を行える環境を整えることで目標達成に繋がることを狙いとしています。
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完成されたコンポスターにケータリングの残飯と
給食の調理段階で出た生ゴミを投入しました。
給食の生ゴミは野菜の皮などが多かった為、
分解に時間がかかると予想されます。
そのため、埋める場所を2か所に区切って行いました。
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生ゴミプログラムは、あくまでコンポスターを生徒自身が運営して学内での生ゴミ処理を推奨するプログラムです。
よってレクチャーをするだけでなく処理出来る生ゴミの量を調べる為にも今後の経過観察が重要です。
実際に3日後にまた経過報告を行ってまいります。

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