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ネパールプロジェクト2006報告書公開

成済みだったものの、公開していなかったネパールプロジェクト2006の報告書をアップしました。

ネパール国際協力協同プロジェクト2006報告書(PDFファイル)

ご参考までに。

ネパールプロジェクト2007:植樹と河川環境改善

今年のネパールプロジェクトは2007年2月14日から3月1日に実施されます。今回は5人のメンバーで渡航します。プロジェクトの大きな柱の二つは、植樹と河川環境改善なので、今日は写真とともにネパールでの植樹と河川環境改善の意義について記しておきます。

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カトマンズに流れるバクマティにおいて、水質調査とゴミ分布調査、ゴミ拾いを、ネパールのローバースカウトやさらに年少のスカウトとともに3日間かけて行う予定です。上記の写真のように、河川には多くのゴミが放置されており、この問題については現地のローバースカウトも常々問題視しており、今回共同で取り組むことにいたしました。

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カカニトレーニングセンターという、ボーイスカウトネパール連盟の野営場付近の山間部に、ネパールのローバースカウトとともに植樹を行います。ネパールにおける植樹の効果は、急斜面地における土壌流出防止や緑化という意味があります。また、果樹を植えることでその実を食べられるということも狙っていたりもします。写真は2004年のプロジェクトにおいて、我々が植えた樹ですね。過去に植えた樹がどの程度成長しているかを測定するのも楽しみです。

短い期間の滞在なので、僕らのプロジェクトの直接的な効果は少ないかもしれませんが、ネパールのスカウトを巻き込むことにより住民参加型の取り組みにできればと、長期的視点で見れば効果が出てくるものだと思っています。

ネパール・モンゴルの日本連盟主催化に対する懸念

来年度より、ネパールやモンゴルのプロジェクトが、Pax IV Hyperや早稲田大学ローバース主催からボーイスカウト日本連盟主催になるよう、現在準備中です。また、その一環で環境再生保全機構の助成金に対して、バングラ・ネパール・モンゴル・フィリピンプロジェクト合同で応募をしようと作業をしております。そんななかで感じた二つのことをメモしておきます。

■過保護に対する懸念
現状のバングラデシュ・フィリピンの両プロジェクトに対しては、ボーイスカウト日本連盟から活動資金が供給されています。それにより参加者は渡航にかかる費用のうち、半額だけでプロジェクトに参加できることになっています。つまり参加者はお金の心配をする必要が無い。一方で、ネパールやモンゴルのプロジェクトでは参加者が積極的に活動して助成金等を獲得してこない限り、全額自己負担になってしまう状態にあり、助成金に対しても貪欲で、プロジェクトの運営についても主体的になっているように思います。バングラやフィリピンプロジェクトが屋内で飼われたペットの犬だとすれば、ネパールやモンゴルは野生の狼といった感じでしょうか。過保護はよくありません。体力は衰えるは、免疫力はなくなるはで。

■参加者と主催者の関係に対する懸念
また、バングラやフィリピンプロジェクトは主催者ボーイスカウト日本連盟、参加者ボーイスカウトの加盟員という構図です。ネパールやモンゴルプロジェクトは主催者=参加者という構図になっているので、意思決定・行動決定が非常に迅速且つ効率的になされています。このあたりの運営方法も、日本連盟主催化に対して検討すべき事項だと思います。

ネパール取材・収集コンテンツ案

2007年2月のPax IV Hyperネパールプロジェクトに付随して予定している「ネパール王国の自然環境を題材とした環境教育デジタルコンテンツの作成」について、取材・収集コンテンツ案を列挙してみました。選択基準は、現在のインターネットに存在しない情報・知識であるかどうか、知識・知恵的価値があるかどうか。

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(ネパールはカトマンズのタメル地区)

■動画像
 ・街の人間・自動車等の動き
 ・動物の動き
 ・雲・森の動き(静止画の定点観測のほうがいいかも)
■360度画像 with 音声(Quicktime VR)
 ・自然の風景(特に山脈・山間部・河川部)
 ・街の風景(寺院・道路・ゴミ処理場)
 ・ボーイスカウトの活動風景(会議室・河川・森林・観光地)
■静止画像
 ・自然の風景(特に山脈・山間部・河川部)
 ・街の風景(寺院・道路・ゴミ処理場)
 ・ボーイスカウトの活動風景(会議室・河川・森林・観光地)
■取材内容
 ・自然、文化、宗教、思想について
 ・活動、教育について
 ・現地特有の知識・知恵について(重要)

いま、インターネット上に存在しない情報を、今回の渡航でインターネット上に持ってきたい。また、情報の見せ方も臨場感・解像感を重視し、文字ばかりではなく五感に訴えるように工夫したい。次回は、取材してきたコンテンツをどう加工するか、どうWEBで公開するかを検討してみます。

ネパールプロジェクトの近況 その6

最近、ブログへの投稿が出来なかったのですが、また書き始めようかと思います。最近まで、少しプロジェクトは忙しい時期でした。進行状況の報告をしようかと思っています。

■ 計画書の完成
ネパールプロジェクトの計画書が完成しました。現在は助成金の申請をしながら実施要項(現地で実施する活動などの詳細を載せた書類)を作成しながら各プログラムを煮詰めている状況です。各プログラムチーム同士でミーティングを実施しています。
計画書のダウンロードはこちらから→Download file

■ 各プログラムに煮詰め方
僕はプログラムの1つである。Mottainaiプログラム(河川でのゴミ問題に対する取り組み)のチームのメンバーなのですが、計画書ベースの内容をもう一度見直すという作業をしていました。本当に現地のニーズにあっているのか。再考すると結構、欠点が見つかってきます。夏のテンション高い時期にバババと作っていたからでしょうか(笑)。今は、チームメンバーの僕ともう一人が隣接する町に住んでいたおかげで深夜に町境のファミレスで閉店まで話をしています。まだまだ完成には程遠いのですが、煮詰まってくれば良い感じになっていくのではないかと期待をしています。

■ リスクマネージメントについて
ネパール王国に近況はニュースを通して、またはカウンターパートであるネパールスカウトとメッセンジャーをする事で知る事ができます。今年の春にネパールの国王が主権を国民に返してからネパールの主要な政党と毛派がこれからの政治に関して話をずっとしていきました。両者の和平に対する話合いがやっと形に成り始めてきました。治安は良くなっていくのではないかと思っています。しかし、リスクに備えるにこした事はないし他にもクルーの活動の姿勢という事にも考えていく必要があるんじゃないかなと思っています。

■ 今後の予定
12月の初旬位までに、プログラムについて煮詰めていき、活動のリハーサルなどをしながら調整していきたいと思っています。プログラムが煮詰まってきたらそれぞれのプログラムについて紹介していきたいと思っています。

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(ネパール都市部における放棄されたゴミ)

最後に写真をのっけようかと思いました。上の写真はネパールの都市部のゴミです。ネパールスカウトが河川部のゴミ問題に対して取り組みたいと言っていた事がわかる様な気がします。僕たちは技術は何もないけれども、ゴミ問題に対して日本で行っている活動を伝える事などして良いプログラムが出来たらいいなと思っています。

ネパールプロジェクトの近況 その5

ネパールプロジェクトの近況を紹介させて頂きます。最近、少し遠のいてきましたが、現状の整理をさらっとしていきたいと思います。

■クルーについて
 クルー(プロジェクト参加者)に参加表明をして頂きました。皆、それぞれの意志を話てくれました。この参加表明はプロジェクトを実施する上で、「けじめ」という様なものだと思います。ネパールは過去に治安が悪化した時期もあり100%渡航できるとは限りません。クルー誰しもが、みな参加できるとは言えないのです。事実、僕は過去にプロジェクトを実施する一日前に風邪を患い、参加を見送るクルーを出してしまった事があり、この時はクルーのリーダーとして大変反省しました。今でも悔やんでいます。まぁ、またそんな彼とまたプロジェクトをやっているのですが。
 そんな事もありました。そういう不測の事態が生じて参加できなくなる事もあり得る事を意思表明の際に説明しました。あるクルーは「現地に行けない事になっても学べる事は沢山あると思い、このプロジェクトに参加します」と言ってくれた方もいました。個人的な事ですが、その言葉を聞けた事はうれしかったです。だからこそ出来れば、全員で現地でプロジェクトを展開したいです。

■事業内容について
 現在、計画書を鋭意作成中です。完成次第、紹介したいと思います。計画書は現在、環境に配慮して出来る限り余白を消して、ページ数を省こうかと考えています。節約していこうというコンセプトで、品質はキープする事は矛盾していますが、矛盾しない程度に余白の編集をしていきます。また、年末には最終的なプロジェクトに関する実施要項を完成させる予定です。一月はクルーの9割は大学生である為に、試験勉強に励んで欲しいので、あまり計画は遅らせない様にしたいです。2月の頭に詰め込みで作業をしない為にも
11月〜年末の期間は慎重かつ迅速に内容をつめればなという所です。

今度、ブログを書くときは事業内容について紹介させて頂きます。
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ネパールの田園風景です。個人的な事ですが、四谷の防衛庁の庁舎に近くにある新宿歴史博物館に訪れた時にかつての早稲田付近の写真を見ました。今のネパールの郊外と同様に原っぱの広がる場所でした。しょっちゅうミーティング等で訪れる早稲田も昔はこんな田園風景だなと思うと、少し驚きました。

ネパールプロジェクトの近況 その4

 秋の空気を感じる事のできるような季節になりました。季節の移ろいが気持ちの切り替えにも影響を及ぼそうとしている様に思えます。僕を含め3人のクルーは大学3年生の秋、つまり就職や進学などこれからの将来をより具体的に考え始める季節になりました。そんなタイミングでプロジェクトを実施する事は少々厳しいとこのプロジェクトを始動させる時は懸念していました。しかし、今はこのプロジェクトで得る事とこれからの将来の進もうとする道を考える事をリンクさせられる様に努めていきたいと思っています。

 本日は、クルーとして自分が今後企画したい事をここで発表してみたいと思います。

■企画その1 「日本の歌をネパールへ」
 ネパール人は歌が好きです。(ネパールの人に限った事ではないですが)そんな彼らに日本の曲を届ける事ができればいいなと思います。スカウトソング、昔から歌われている童謡、日本のポピュラーソングなどを英訳していっしょに唄いながらネパールのスカウトに覚えてもらえたらなと思います。ネパールのスカウトは「レッサンピリリ」という曲がとても好きでしょっちゅう歌っています。ネパールのスカウトと日本のスカウトが色々な唄をシェアしていけたらいいなと思います。それもまた「文化交流」の1つのカテゴリーなんじゃないかなと思います。

■企画その2 社会人になっても継続できるプロジェクトの検討
 まったく白紙ですが、社会人でない自分が言うのもなんですが社会に出るとなんか気がつくと「つながり」が薄れてしまうので気をつけていかないといけないという様な事をプロジェクトに関わっている人が言っています。社会人になっても負担にならずに続けていける様な事ができればとこれは個人的におもっています。多分、社会に出てかた学ぶ事でネパールでのプロジェクトに活かせることもあると思います。まだ全くの白紙ですが、、
なんかフェアトレードなどが単語として思い浮かんではきます。

ネパールプロジェクトの近況 その3

久々の投稿になります。今日まで夜勤の15連勤という仕事経験の浅い自分にとっては経験しがたい貴重な経験をさせて頂きました。このネパール部門のブログの更新に連動する様に、プロジェクト的にも長い夏休みを送ってしまいました。本当はこの期間の中で、プログラムに関するアイディアを溜め込むという予定でしたが収穫はまぁまぁというのが本音です。

形が出来たら紹介していきますが、今は2つのプログラムの企画書をまとめています。簡単な説明をさせて頂きます。

【ゴミプログラム】
このプログラムはネパールの都市部の河川のゴミに対する取り組みです。ワークショップ→ゴミ拾い→環境整備→活動の振り返りが大まかな流れです。ワークショップは河川部にゴミを捨てる事に関しての気づきを見つけてもらおうという事を狙いとしたものを考えています。その後で、ゴミを拾いながらゴミがどこに落ちているかを記録してマップを作成する事や、簡単な環境整備を自分達で出来るレベルで実施した後に、活動の振り返りをしようと考えています。
対象者や活動の詳細についてはネパールのスカウトと煮詰めていこうと思います。

【植樹プログラム】
青森出身のクルーのアイディアで日本の林檎の品種の樹をネパールで植えてみるのはと考えています。外来種などの懸念事項もありますが、その問題をクリアしていければ面白いプログラムになっていくのではないかなと思います。まだまだリサーチをしなければいけない事も少なくないですが、良いプログラムに出来る様に努めていきたいと思います。

これから、まとめた企画書をもとにネパールのスカウトとオンライン上で協議して、日ネのプログラムチームを編成していきたいと思います。

追伸
個人的なこのプロジェクトに関する事を書きたいと思います。

【クルーリーダー】
クルーのリーダーという役目は、各業務の進行具合を俯瞰する事やそれに対してクルーに指示を出す事というのが前提として有ります。ただし、忙しいクルーになかなかタスクをふりかねる事があります。この先にも同様の事を考える事ができると思います。その場合、滞るタスクを処理するという事を今は、自分がやってしまう場合があります。それでは各クルーが成長していけないのではと思います。また自分も手一杯になり、何かと支障をきたしてしまい悪循環となる事もあります。うまくタスクを処理していき、プロジェクトを良い方向にもって行く為にも、クルーリーダーという役目を務めていく必要があり、同時に若手や海外派遣経験の無いスカウトの進歩に力を注いでいく事が本当の業務なのかもしれません。
自分自身まだまだ勉強不足な面があるので、これまでもまたこれからも見えない部分でクルーに迷惑をかけてしまう場合が無い様に改善していきたいと感じます。

追伸その2
モンゴルのプロジェクトの記事を読み、なえずに頑張ろうという気持ちを刺激として抱きました。がんばるぞー。読む事はないかもしれないけどモンゴルのクルーは体を壊す事なく最後まで頑張って欲しいです。

ネパールプロジェクトの近況 その2

 今日、ネパールプロジェクトのミーティングを行いました。すこしづつではありますがエンジンがかかってきたところです。

■ミーティングの場所について

前回までは明治大学の生田校舎で行っていたのですが、クルーの住んでいる町を考えると都心の方がやりやすいこともあり、今日は新宿中央公園内にあるエコギャラリー新宿という施設を貸していただきました。施設は環境教育に関する資料が置かれており、以前ネパールプロジェクトでネパールの子供たちへ「水」の大切さを伝える為に使用したビデオの教材も置かれていました。
非営利な活動であるからこそ公共の施設を使えるという利点をもっと利用していけば、ミーティングのしやすい環境をクルーの中で作っていけるのではないかなと感じました。

■なつやすみの活動について

夏休みのはじめに実施予定のプログラムの計画をすすめるために、プログラムごとに班を分けて、班わけされた班ごとに活動していく事が多くなっていくと思います。実施するプログラム数はネパールスカウトの要望もあり少数にしていく予定です。
少数である為に、夏にどのような感じでプログラムに関するアイディアを盛り込めるかやどうすればネパールスカウトと日本スカウトが協力協同というスタンスで活動していけるかが焦点だと思います。ただし、まだ煮詰めるのではなく、料理であれば良い材料、良い調味料をさがす夏にしたいなと思います。大学での専攻が違うクルーがどんな角度からプログラムの材料や素材を探していけるかが焦点だと思います。

まだまだ、ギアはあがりきっていませんがローギアの時間も大切にしていきたいです。

ネパールプロジェクトの近況 その1

 はじめまして、ネパールプロジェクトクルーの者です。これから、ネパールプロジェクトの近況報告をこの場を借りてさせて頂きます。どうかよろしくお願いします。
 ネパールプロジェクトも、参加希望者が集まり始めてミーティングを週に1回、または2週間に1回のペースでできる様になりました。ですが、クルーはまだまだ募集しておりますので、もしも興味あるスカウトの方いらっしゃいましたら連絡を頂けたら幸いです。

 最近の近況報告としては、まだまだ始動したばかりであるので、クルー理念について話をしたり、またはプロジェクトへの参加動機を話し合ったりしています。プロジェクトでは「原点」になる部分であり、プロジェクトの運営などがつまづいてしまったときに戻ることができるようなところである大事な話し合いだと思いますが、抽象的であるこの部分の話題であり「つかめないところ」もあります。

「プロジェクトに参加したい」と思ったきっかけは?」

 誰もが何かしらのきっかけを持って参加してくれていると思います。中にはあまりたいした動機のない人もいたかもしれません(僕がそうでした)。最初のきっかけは「海外に行きたいから」、「木が植えたいから」というものかもしれません。それでも僕はいいんじゃないかなと思います。
 プロジェクトを進めていくと日本でネパールについて勉強したり、ネパールの国を見て歩いたり、ネパールのスカウト達と活動したり、また現地の実情を宿舎のおばちゃんから聞いたりと様々な体験をします。
その得られた経験によってプロジェクトに対するスタンスが変わっていけると思っています。

 このプロジェクトのクルー理念は「ネパールの自然環境保全」です。環境問題は多くの分野にまたがり、そして深いものです。とてもひとつのクルーが達成できる事ではありません。しかし、一人一人の参加者がプロジェクトから「どのような事をすればいいか」を考えていく中で、あとづけな自分の活動に対する考え方を見つけていってほしいと思っています。

そんなネパールプロジェクトがずっと継続性をもちながら運営されていく為に努めていきたいです。

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