ホーム » 活動記録 (ページ 3)
「活動記録」カテゴリーアーカイブ
Nepal-Japan Scout Project 2018-19 夏渡航②
今回の夏渡航では2月―3月の本渡航で行うプロジェクトの高度化のためにカウンターパートであるネパールスカウトのKORCとミーティングを行いました。
ミーティングを通して決定した今年度のプログラム内容、過去の活動報告、今後の課題について報告します。
・今年度のプログラム内容
①意識改善活動:ごみ問題に係るレクチャーと、それに対して生徒が自ら考え、対策を実践できる自主的な教育サイクルの完成。
②ゴミ処理インフラの整備:焼却炉設置、コンポスター、ごみ箱設置。焼却炉、コンポスター及びごみ箱の運用ルールを策定。
①②のいずれもKORCと共同で、現地の小中学校で活動を行います。
・過去の活動報告
Paxが過去に活動を行ったプログラムがその後、現地でどのような評価を受けているかをKORCに報告してもらいました。
過去に設置した焼却炉はその後も運用方法を適宜変更しつつ継続的な使用がなされたとのことでした。焼却炉設置の年に活動に参加していたKORCメンバーもいたため、今回の焼却炉設置に関してもアドバイスをもらうことができました。
昨年度プロジェクトで設置した、水質汚染及びゴミ問題の意識改善を目的とした環境委員会イベント(KORCが運営する)は現在では実施されていないとの報告を受けました。原因としてKORCのスケジュールの都合が合わなかったこと、具体的にどのようなイベントを実施するべきか彼らが理解していなかったことが挙げられました。
・今後の課題
Paxが去った後にプロジェクトが続かない。
上述したような原因からPaxの渡航後に意識改善プロジェクトを継続することが難しくなっています。解決策としてPaxが事前に詳細なイベント内容計画を作成する、Pax内で役割分担を行いKORCとの連絡をこまめに取り合う、問題が生じた場合にはPaxが適宜テクニカルアシスタントを行う等が考えられます。
現地での環境問題意識改善には現地にいるKORCの継続的な協力が重要な要素となるため、今年度プロジェクトではこの課題を解決してより高度な活動を作り上げることを最優先課題として取り組もうと思います。
Nepal-Japan Scout Project 2018-19 夏渡航
こんにちは!今年度よりPaxⅣ hyper Nepal-Japan Scout Projecに加入しました小林です。
今年の夏、私たちNepal-Japan Scout Projectの新加入メンバーは、現地調査のためにネパールへ渡航してまいりました!!
今回の夏渡航の目的としては、
1、現地のゴミの状況を自分たちの目で確かめる
2、KORCとの意見交換
の二点です。
今まで先輩メンバーから、ネパールのゴミ問題について様々な話を聞いてきました。そしてインターネットや書籍でネパールについて様々な知識をこの約半年で得てきました。
しかし、“百聞は一見に如かず”です!
やはり自分たちの目でネパールの現状を知りたい、見たい、話を聞きたい、そんな思いから今回の夏渡航を実行致しました。
メンバー全員初めてのネパール渡航であり、不安なことばかりでしたが少しでも多くのことを学び取ろうという熱い気持ちを持ってネパールへと行ってまいりました。
また、今年度我々が計画しているプログラムについて、現地で我々と共にプログラムを実行するKORCの方々と直接お話しする機会も設けていただき非常に実りのある渡航ができたと思います。。。
ところで・・・
非常に個人的な感想になるのですが、ネパールめちゃくちゃ面白かったです!!ただ自分の知見が狭いだけかもしれませんが、日本ではなかなか感じることのできない雑多な雰囲気を感じることができました。これも4月になんとなくNepal-Japan Scout Projectの扉を叩いたおかげ、ひいてはぼんやりと15年以上ボーイスカウトをやっていたおかげかなと思います。
閑話休題、現地で私たちはネパール、カトマンズ市街のごみ状況をまじまじと感じてきました。
道端に平然と落ちているたくさんのごみ、不法に投棄されたごみのせいで臭う川、集積所のキャパを超え道路に散乱する生ごみなどなど、
ごみが落ちていることが当然だ。という日本では想像できない光景が広がっており、今まで日本からほとんど出たことのない私にとっては非常にショッキングな光景でした。
また幸運にも、ごみ処理場に訪れることができ、ネパールのごみの今についてまさにそれに関係する人からお話を聞いきました。(別のブログにて掲載予定です)
この状況をどうしたら改善できるのか?メンバー一同様々に思いを巡らせましたが夏渡航というたった数日に調査だけでは明確な回答など出るはずもありません。
しかし、この経験は今後Nepal-Japan Scout Projectの一員として活動に活きてくると夏渡航メンバー一同自負しております!!
また、単に実地調査を行うだけではなく、いくつかカトマンズ市街の観光地も巡り、ネパールを楽しんできました!!
(文責 小林)
一連のネパール震災復興支援活動について
ネパール大地震に対する支援活動に関して、三段階の活動計画に則した報告をここにまとめます。
⓪ネパール支援活動計画の決定
2015年4月25日の地震発生後、我々Pax IV Hyperは支援活動に関する段階的な活動計画を立てました。
phase1【ネパールスカウトの被災地活動に対する緊急支援】
ネパールでは震災直後から多くのスカウト達が被災地での活動を開始しています。彼らの活動を経済面から支えるため、緊急募金を行い現地のスカウトに届けます。
phase2【計画的被災地活動の支援と拡大】
現地の具体的なニーズに応じて支援を発展させ、バックアップ体制を築きます。また日本国内においては、各年代のスカウトが被災地支援に参加できる仕組みを構築し運用します。
phase3【現地での支援活動】
ネパールにて10年以上継続して活動を行ってきた経験を活かし、
現場での直接的な支援活動の展開を検討しています。
①phase1 緊急募金活動の実施
計画のphase1にある通り、緊急支援策として募金活動を実施しました。この際、少しでも多くの募金を集めるため、募金の実行を慶應ローバー(慶應義塾大学ローバークルー)に委託しました。募金活動は同年6月26日まで実施され、皆様からの募金金額432,543円は慶應ローバーからKORC(現地スカウトグループ)に対して送金されました。一次送金として246001円を5月6日に送金し、その後、6月26日までに集まった残り187272円は、phase3においてPax IV Hyperが慶應ローバーから受け取り、現地のスカウトへ直接渡しました。
②phase2 現地の具体的なニーズに合わせた支援の展開
募金活動の後、活動母体をPax IV Hyperに戻し、現地のニーズに合わせた支援活動の展開を試みました。しかし、現地が日本スカウトに対して求める支援は、校舎の建設や、日本の防災技術の導入などでした。そうしたニーズに対して遠く離れた日本から答えることは困難であると判断したため、現地での活動計画を進めました。つまり、phase2に関する取り組みは行うことができませんでした。
③phase3 現地での支援活動
現地における支援活動のため、我々Pax IV Hyperは二度にわたってネパールへ渡航しました。一度目の渡航は同年8月17日から30日にかけて実施されました。一度目は①次年春の二度目の渡航を見据えた調査②6月27日以降に集まった募金の受け渡しの二つの活動を行いました。②で受け渡したお金は、緊急募金を中止した後皆様から追加の支援金であり、そのお金を事前に慶應ローバーからPax IV Hyperが受け取り、渡航メンバーが直接現地スカウトに渡しました。
2016年2月28日より二度目の渡航を実施しました。我々はこの渡航を本渡航と位置づけ、①防災イベントの開催②防災バッジシステムの提案の二つの活動を実施しました。防災イベントでは現地のスカウトと協力し、参加者となる現地小学生が「防災」について学び、知識をつけ、体験を通して防災意識を向上させる機会を設けました。また、ネパール連盟に対して防災バッジシステムを教育プログラム内に導入する提案を行いました。
Mount Kenya Project 2016 遠征の概要
Pax IV Hyperでは高度な野外活動の追求を目的として、
B-Pのこころの山であるケニア山の登頂を目指すプロジェクトが進行中です。
2015年8月20日〜9月14日には、準備合宿を行いました。
———
8/23〜8/30 夏合宿1(穂高連峰)
9/02〜9/06 夏合宿2(小川山)
9/08〜9/12 夏合宿3(北岳バットレス)
———
詳細はケニア山プロジェクト Facebookページにて発信しております。
ぜひご覧ください。
Nepal-Japan Scout Project 新メンバー募集
昨今、私たちの生きる世界には深刻かつ多種多様な問題が存在しています。私たちの活動地であるネパールにも、水質汚染や貧困問題、また過酷な児童労働や人身売買が行われ、更には今年発生した大地震による被害など、多くの問題が山積しています。
そんな中、私たちNJSP(Nepal-Japan Scout Project)のメンバーは「スカウトとしてネパールの人々のために行動する」ことを理念とし、現地への調査渡航やミーティングを通して、ネパールのスカウトとともに現地の方々を支援する活動に取り組んでいます。
現在、本プロジェクトは日々着実に前進しております。
また更に、1人でも多くの「人の力になりたい」という気持ちのあるスカウトとともに、
これからも継続してともに活動を行っていきたいと考えています。
そのために、ともにプロジェクトを進めていくNJSPの仲間を募集することとなりました。
以下に募集要項と説明会の日時を記載いたしますので、
興味を持たれた方はぜひご連絡ください。ご応募、お待ちしております。
【問い合わせ先・連絡先】
塙 健太
メールアドレス
hanawahanahana0930@gmail.com
11/15募集締め切り
【募集要項】
○ プロジェクトに興味があるスカウト
○ 25歳以下のちかいを立てたローバースカウト
(※来年度ローバースカウトになるスカウトも含む)
※ 活動は来年度3月まで継続する予定です。
※ ミーティングは東京神奈川周辺で行います。
【説明会】
日時:2015/11/01(日)
am.9:00~12:00 pm.13:00~17:00
場所:中原市民館(武蔵小杉駅から徒歩4分)
※ 当日予定があり、参加できない場合は個別で対応いたします。
ネパール震災支援活動でご寄付いただいた募金の使途について
◯募金の概要
私たちは、慶應ローバーと協力し、今年4月25日に発生したネパール大震災を受け、ネパール支援のため募金活動を実施し、これまで共にプロジェクトを行ってきた現地カウンターパートKantipur Open Rover Crewに対し、皆様にご寄付いただいた募金を届けました。
◯募金の使途
募金の使途については以下の通りです。(クリックで画像が拡大します。)
今回の募金使途報告が遅れ、支援者の皆様にご不安な思いをおかけすることとなり、大変申し訳ございませんでした。
ネパール側からの連絡の遅れもありましたが、我々Pax IV Hyperが活動に対する報告義務を優先できていなかったことが最大の原因です。
今回の不誠実な対応を深く反省し、今後はスカウト活動の基本でもある活動報告までを一貫して迅速に行い、支援者の皆様に対する説明責任を全うする所存です。
改めて、皆様には多くのご支援を賜りましたこと、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
大阪連盟ユースフォーラムキャンプ
9月26,27日に大阪府信太山にて開催された大阪連盟ユース会議によるフォーラムキャンプに参加しました。大阪連盟ユース会議のローバーと私たちPax IV Hyperのローバーの交流を目的としたキャンプです。
友好の証としてScout-Fabで制作している活動着をお土産として渡しました。活動中は着てもらっていて、気に入ってくれたようです。ありがとうございます。
お互い初対面の人が多い中、野営場周辺の散策、炊事、バーベキューなどの野外活動を通じてすぐに打ち解けました。このような光景はローバーにもなれば見慣れたものですね。
当初、ラリー形式でのプログラムを計画していましたが、準備不足で実現できなかったことは大きな反省点です。ローバースカウトになってもスカウト技能の日々の訓練を欠かさないことが、活動の高度化につながるというのが私達Pax IV Hyperの信念です。ローバースカウトラリーは今回の反省を活かし、しっかり準備をして近々実施したいと思います。
夜には火を囲んで、お互いの活動やローバースカウトができる活動について話し合うことができました。Pax IV Hyperの目指す、内容に重きを置いた活動や、問題提起について大阪のローバースカウトと意見を交わすことができました。
大阪ユースのローバーも大阪以外のメンバーを巻き込んだ活動がしずらいことは問題視しているようで、共通の問題意識を抱えていることがわかりました。
大阪ユース会議は何十人規模の集会を毎月実施することができていて、そんな点は現状Pax IV Hyperにはない、県連に所属する組織的な利点なのだと感じました。
全国に仲間がいて、ともに活動できるのがローバースカウトの大きな強みです。今回のキャンプは今後の活動展開に向けたステップとして意義のあるものだったと感じています。
Pax IV Hyperはそこに活動があれば、どこにでも行きます。
関東・東北豪雨 被災地支援活動3日目
活動3日目の9月19日は栃木県日光市へ被災地支援に向かいました。
日光市ボランティアセンターの受付を済ませ、20人ほどでグループを組んで被災した御宅まで各自車で向かいました。センターから30分ほどの場所だったのですが、あちこちに通行止めの看板が貼ってありました。
活動内容は、被災した御宅の庭に積もった30センチほどの土砂を掻き出し、土嚢袋へ入れて家の外まで運び出す作業を行いました。
今回の掻き出しの作業をしていて、スコップで土砂をすくう以前に土砂をほぐす作業が必要で、鍬がとても役に立ちました。
活動を行った御宅の目の前には大きな道路が通っていたのですが、土砂でせき止められ、濁った水が流れて川のようになっていました。
被災地へ車で向かう際、栃木県にボランティアへ向かう目的で使用された車両については「災害派遣等従事車両証明書」を事前に申請し発行することで、有料道路料金を無料にすることができるようです。
私たちはボランティアセンターで発行してもらい、帰りの料金を無料にしてもらいました。
実際に現地の状況を見ると、被災状態はとても大きいです。
今回のような作業はとても体力が必要で、1人が毎日同じ作業を行うのは厳しいと感じました。そのような面でもボランティアの数が足りていないと思います。
道具等が揃えられなくてもボランティアセンターでお借りすることもできますし、現地へ向かえば出来ることがあります。
「何か私にできることはないか」と思ったその気持ちで行動し、被災地の方々のお手伝いをすることが出来ましたが、まだまだ防災の知識は足りていないと強く感じました。
これからの災害にどう備えていくのか、私たちのできることを考え、行動していきます。
関東・東北豪雨 被災地支援活動2日目
9月17日は雨のため、茨城県常総市をはじめ、栃木県も含め多くのボランティアセンターが受け入れを中止していました。
雨が降っても屋内でできる作業があると考え、前日に活動を行った水海道のお宅を直接訪問することにしました。
前日に浸水した家財を搬出して空にした倉庫の床の泥掃除を行いました。昨日復旧した水道は再度断水していたため、汲み置きの水を撒きながら行いました。
泥は床に固く張り付いており、力のいる作業でした。
訪問した家は水に加え、電気も復旧しておらず住んでいる方は親戚宅で生活しているそうです。市内放送によると、給水所は町内の様々な場所に設置されているようですが、給水袋が不足しており、袋を持参する必要があるようです。
活動後、被災地を回ると家の外に集められた大量の家具や、各家庭から集めたゴミの集積所が見受けられました。
翌日9月18日も雨が予報され、ボランティア活動ができる見込みがないため、活動終了後はメンバー全員一時帰宅することを決定しました。
最新の情報を確認した上で9月19日は再度被災地へ訪問する予定です。
_______________
9月17日の夕方頃から一時、Webページにアクセス出来ない事象が発生いたしました。
現在は復旧し、閲覧可能です。ご迷惑をおかけいたしましたこと、お詫び申し上げます。
関東・東北豪雨 被災地支援活動1日目
2015年9月上旬に鬼怒川周辺地域を襲った記録的な豪雨により浸水被害を受けた被災地へ支援活動を実施しています。
活動期間は9月16~19日を予定しており、活動場所は現地の状況により柔軟に対応します。
本日16日は茨城県常総市へ向かいました。
道路は常磐自動車道の谷和原出口から渋滞していました。9時半頃常総市災害ボランティアセンターに到着しましたが、受け付け手続きと活動先の調整に時間を要し、活動現場への到着は11時頃でした。
矢崎は中妻町のお宅へ、長島、木原は水海道町のお宅へ向かいました。
活動内容は浸水した家や倉庫の中の家具を出し、泥などを掻き出す作業です。
本日、被災地で現地の方と活動をして、被害の大きさ感じました。
私たちが伺ったお宅周辺は断水もしており、水害の片付けに加えて日常生活も支障が出ていました。
本日の作業中に水道は流れるようになったようですが、水質が安定しないため、煮沸してから使用するように市内アナウンスがされていました。
泥や水分を吸った家具や食料はとても重く、臭いもきついです。中にはアルバムや手紙など家族の思い出の品であろう物も多く、片付けには体力に加えて精神的にも過酷なものがありました。
被災地には、私たちに出来ることがあります。少しでも力になりたいと思います。
長島、木原が向かったお宅で片付けをしていると、ボーイ隊の制服を着た写真があり、お尋ねしたところボーイスカウトの方であったことが分かりました。スカウトの友人をお手伝いすることができ、光栄でした。
常総市がボランティアの受付を始めて3日目になる今日。平日にも関わらず現地には919名という多くのボランティアの方々が集まっていました。
浸水被害が多い常総市ですが、街中の水は引いており、収穫の時期にも関わらず幾つかの田んぼが水に浸かっている状況です。
明日は天気予報では雨になる予定で、常総市ボランティアセンターはボランティアの受け入れを中止する可能性があります。
栃木市など、他のボランティアセンターでは既に明日のボランティア活動休止を決めているところもあります。
明日の朝、Webページで情報が出るそうなのでその後活動を決定する予定です。