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報告:Symposium: Joint Curriculum and Next Generation Broadcasting for Sustainable Development in Asia Pacific

昨日・今日で慶應義塾大学三田キャンパスにて開かれた表題の国際シンポジウムにて発表させていただきました。このシンポジウムはLEAD, 国連大学, ハワイ大学, アジア工科大学, 地球環境戦略研究機関等からの出席者により開かれたもので、私はボーイスカウト&パックスとして、約15分の発表をしてきました。

発表内容は、先日の第15回スカウティング研究集会にて発表した「情報技術とローバーリング」と似ているもので、ローバースカウトの海外プロジェクトの紹介と、その中でのマルチメディア技術の利用方法の紹介でした。発表資料はこちらからダウンロード可能です

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(Symposium: Joint Curriculum and Next Generation Broadcasting for Sustainable Development in Asia Pacific)

また、国連大学の方の発表の中で述べられていた情報アクセスのレベルについて以下にメモをしておきます。もちろん明確に分類できるわけではありませんが、ご自分の団体・グループや、ご自分自身がどのように情報やITに対して接しているかを判定できるので面白いと思いました。はじめはWEBを閲覧するだけ、そして情報交換をしたり、書き込みをしたりして、最終的には自らウェブサイトを開発するという流れなのでしょうか。
 第1段階:Access & Motivation (情報へのアクセスと動機付け)
 第2段階:Online Socialization (オンライン上での社会化)
 第3段階:Information Exchange (情報交換)
 第4段階:Knowledge Construction (知識の構築)
 第5段階:Development (開発)

これら以外にもいろいろと考えさせられる発表や議論がありました。今後、いくつかを紹介できればと思っています。

Pax Fundに気をつけろ!?

最近は企業間のM&A(吸収や合併)のニュースが多く、村上ファンドやら楽天やらライブドア等が他の会社の株式を大量に買うニュースが流れていました。そんな流れに我々パックスも遅れないようにと、株式を購入していました。しかもその企業のかなりの大株主になった(?)、その日のその国の株取引の3%は我々の購入が占めた(?)という噂です。我々が購入したのはモンゴルにおける大規模なリゾートホテルの一つであるHotel Mongoliaの株360株です。これはモンゴルプロジェクトの一環で、モンゴルの経済や社会システムを実体験を通して学ぶという目的で、数万円の元手で購入しました。以下は、報告書からの文章をコピーをしたものです。

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(Hotel Mongolia)

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モンゴルは元社会主義国であり、90 年の段階ではGDP の90%が政府の管理下または出資下の状態にあった。91 年以降ようやく民営化計画が実行され、資本市場もそこからスタートしたと言って良い。非常に若い資本市場である。
証券取引所はまだ誕生して15 年程のとても未熟な市場であること、一日の値動きなどが絡んだ取引が20 件程であること、また上場企業も400 にとどまっていることなどが(特徴として)挙げられる。
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こんな状況下で株を購入したので、上記のような大株主、大取引になったようです。

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(当時ボーイスカウト日本連盟中央審議会委員@ゴビ砂漠、モンゴル)

やや不謹慎な言い方かもしれませんが、経済や社会の仕組みを学ぶのに、モンゴル等の国は面白いと思いました。日本だとあまりに大規模且つ複雑な経済システムであっても、モンゴルであればある程度手にとって理解できる感じがします。

風力発電について

今夏行われたモンゴルプロジェクトにおける主要なプログラムの一つが風力発電装置の設置でした。今回はモンゴルの首都ウランバートルから南へ500km離れたオーシ砂丘というところに250Wの発電機を2機設置しました。ちなみに1機あたり2約2万円するそうです。先日の報告会には、本プログラムでお世話になった某重工業会社の方も参加してくださり、後日談も含めてモンゴルの発電事情についてお話を聞けました。

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モンゴルのように広大な土地にまばらに人(遊牧民含む)が住んでいる場所では、電力の供給が難しいようです。そもそも水力発電や火力発電は自然や環境への影響が大きすぎるし、その電力を伝送する電線の設置等も大変です。そんな環境において注目されているのが、風力発電と太陽光(ソーラー)発電。で、より安価に設置できるのが風力発電という訳で、今回は砂漠の中にポツンとたった療養所用に立ててきました。

モンゴルでは世界銀行や各種企業・非営利組織等が電力供給に関して活発に取り組んでいるそうです。私としては、ある国のインフラ(水・食料・電気等)に関わることは初めてのことでしたので、若干興奮しながらお話をうかがっておりました。ということで、今後も我らがパックスもそれに一枚噛んでいきたいと思っております。

報告:第15回スカウティング研究集会

先日(2005年11月19日)、第15回スカウティング研究集会にて「情報技術とローバーリング」について発表いたしました。K君作成の発表資料をこちらに公開させていただきます。

さて、次は12月17日に英語で15分の発表です。準備をがんばろぉー。>みんな。

ミルスペックボーイスカウト

奄美大島滞在中に放映されていたプロジェクトXをビデオにとっておいたので、昼食を取りながら見てました。今回のテーマはプリンス自動車とその開発したスカイラインGTでした。スカイラインGTにて使用されているエンジンは、もともとはゼロ戦のエンジンを作っていた中島飛行機の出身者が設計・開発したとのこと。実は、プリンス自動車だけでなく、スバルも起源を中島飛行機としています。つまりスバルの水平対向(ボクサー)エンジンもその起源はゼロ戦であるということ。

軍事のために研究・開発された技術の性能・機能がとても良い事は想像すれば分かると思います。実際にインターネットなんかは、そもそもアメリカでの軍事研究から発生したものです。日本に軍を作れというわけではないですが、軍事利用できるくらいの性能・機能を追及しないと、世界で通用するモノにはならないと思うことは良くあります。そういう意味ではボーイスカウト出身者が作ったGregoryのザックが、軍隊でも採用されているというのは誇るべきでしょうか。

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(ミルスペックどころか、11月の新潟の寒さに耐えられないエリートボーイスカウト達(笑)。ちなみに写真上部の布団があるところにも一人埋もれています。)

ということで、本日の提案。ボーイスカウトの野営技術をミルスペック(Military Specification:軍事規格)レベルまであげるべし。そのためには、中・高生レベルでのプログラムのレベルをあげる必要があります。また、ジャンボリーなどという中途半端なお遊びキャンプなどやめてしまい、レイドゴロワーズのような過酷なアドベンチャーレース等を開催してみては如何でしょうか?各国のボーイスカウト対抗で、1週間くらいで海や山での移動を競争させる。好戦的過ぎるかなぁ。

文明の衝突など無い?

大学の学部時代にハーバード大学教授で政治学者であるサミュエル・ハンチントンの文明の衝突を読んだ。そして、一昨日にマサチューセッツ工科大学教授で言語学者・思想家であるノーム・チョムスキーの9・11—アメリカに報復する資格はない!を読んだ。ハンチントンは文明や宗教の境界線において紛争や戦争が起きていると述べていて、またチョムスキーはハンチントンの言う文明の衝突などはなく、あくまでも各国政府やある特定の人間の間違えた政策や判断により衝突が起きていると述べている。

今日は私の誕生日なのだが、二人の女友達からメッセンジャーでお祝いのメッセージを頂いた。一人はキリスト教(カトリック)の香港人で、もう一人はイスラム教のバングラデシュ人。二人ともボーイスカウトで知り合った友人であるが、宗教や思想の違いにより、僕らの活動や関係がこじれた事は一回も無い。そして、お互いの記念日やお互いの祝日(キリスト教のクリスマスや、イスラム教の断食明け)は、尊重しあい祝福しあう。

以上より、非常に短絡的ではあるが、私はハンチントンの論より、チョムスキーの論が正しいと思った。戦争を宗教や思想のせいにするのは簡単だけど、なんか人のせいにしているみたいじゃねーか?自分達の間違えた判断・行動が戦争を起こしているんだと認識したほうがいい。

(私はもともとコンピュータサイエンス専攻で、上記話題に関する勉強量・読書量は多くなく、また異文化との接触もそう多くはないほうです。異論・反論もあると思いますので、コメントを歓迎いたします。)

報告:奄美大島単独旅行

先ほど、鹿児島県の奄美大島から無事帰還いたしました。事前の予告とはまったく異なり、いわゆる南国レジャーっぽいことはまったくせず、むしろ出稼ぎ労働者みたいな生活をしておりました。下の写真はそんな中でも、山に入って軽く歩いたときの写真です。実際のところは、素泊まり3千円の4畳半の宿に泊まったり(当然トイレも風呂も無し)、僕以外のお客は誰もいない地鶏屋で黒糖焼酎を飲んだり、地元の昔ながらの銭湯に行ったり、あとはひたすら宿や海や車の中で本を読むと、きわめて和風・親父的な生活でした。

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ちなみに生産的な活動もしておりません。。。脳みそはすっかり怠けております(笑)。
明日から、再びエンジンをかけ直していきまーす。

奄美大島単独旅行

11月21日から24日まで、休暇を取り、一人で奄美大島にいる予定です。奄美大島は鹿児島の南380kmのところにあり、亜熱帯気候の島です。特にハードにキャンプやトレッキングをするつもりはありませんが、軽くジャングルの中を歩いてみたり、海でサーフィンしてみたり、マングローブ林をカヌーで漕いで行ったりできたらなぁと思っています。

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(写真は2004年2月に、これまた、一人で訪れた西表島から由布島に牛車で向かう風景。)

また、わざわざ南国まで行って引き篭るのはもったいないと思われるかもしれませんが、しっかり読書もしようかと思っています。できれば、昼間っから、泡盛をロックで飲みながら、テラスで読書。。。そんな素敵な宿が見つかればの話ですが。。。ちなみにすでに購入済みで持って行く予定の本の著者は、ドストエフスキー、ノーム・チョムスキー、星野道夫、キャロリン・マーヴィン。

ということで、来週の平日はPCメールやブログでの反応はなくなりますので、ご了承ください。メモ帳も一冊持って行くので、帰ってくる頃には、いろいろなアイデア・プランが出来上がっていることでしょう。

2005秋、外部発表予定

Pax IV Hyperとして以下のイベントでの発表を予定しています。参加希望の方は前者については下記WEBサイトに、また後者についてはrealsoko@hotmail.comまでご連絡ください。僕から主催者に参加可能か聞いてみます。

■1、スカウティング研究集会
 日時:2005年11月19日(土)14:00-
 場所:ガールスカウト会館(東京都渋谷区西原1−40−3)
 発表内容:「スカウティングと情報技術」

■2、国際シンポジウム:Joint curridulum and Next Generation
Broadcasting for Sustainable Development in Asia Pacific
 日時:2005年12月17日(土)9:30-18:00(16日にも開催している)
 場所:慶応義塾大学三田キャンパス東館6,7階
 主な参加団体:Keio University, United Nations University and
UNU/Institute of Advanced Studies, Institute for Global Environmental Strategies,University of Hawaii, University of the South Pacific, Tsinghua University, Asian Institute of Technology and GMSARN (Greater Mekong Subregion Academic and Research Network), TERI (The Energy Research Institute), Research Institute for Subtropics,SPREP (Secretariat of Pacific Regional Environmental Program), FASID (Foundation for Advanced Studies in International Development), IKONOS, LANDSAT, NOAA, PamAmSat, National Weather Service, Asia Pacific Forum for Environment and Development, PIDO (Pacific Islands Digital Opportunities), LEAD Programs (Japan, China, Indonesia, India, Pakistan, CIS, Mexico), COMPASS(Coomprehensive Model for Policy Assessment: Japan, China, India, Russia, Germany)
発表内容:「パックス(&ボーイスカウト?)の国際協力プロジェクトとそのマルチメディアコンテンツ化」

さぁ、しっかり準備しなきゃ。

パックス村訪問報告-2005秋-

11月3日から11月5日の2泊3日で、パックス村(本名:新潟県上越市桑取にあるI邸とその周辺の田畑・山・林・川)に行ってきました。前回のエントリーの通り、11月2日は新潟県湯沢に前泊し、3日に上越市柿崎区で行われているお祭りに参加、過去にお世話になった元町長さん、農家の方々、役場の方と約1.5年ぶりの再会を果たし、その後上越市桑取に移動しました。

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昼間は田んぼで作業をしました。畦塗り(あぜぬり)をI君がトラクターを用いてするのですが、僕ら素人の役割は、畦塗りをする箇所の余計な雑草を刈ることです。刈り払い機と鎌を使って大きめな雑草をひたすら刈ってました。雑草が残ってしまった場合、せっかく畦を作っても、田んぼの水持ちが悪くなるとのことで、しっかりと作業を。また、本来は畦塗りは春にやるのが良いそうなのですが、年によっては春の遅くまで雪が残る場合もあり、そうなると秋・冬のうちにできる作業は早めにやっておきたいとのことで、今回やることになりました。

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また、午後には作業が終わり、みんなで魚屋とスーパーに行き、大量の新鮮な食材を調達。夜には囲炉裏を囲んで夕食です。二晩で食べたものは、タラバガニ、秋刀魚、ハタハタ、シシャモ、きのこ類、野菜焼き(以上は炭火で炙ったモノ)、そしてメインとしてお好み焼きと白菜鍋。飲んだものは、ビール、日本酒(越乃寒梅)、リキュール(HPNOTIQ、BECHEROVKA)、ウォッカ(ZUBROWKA)とひたすらグルメな旅に。

囲炉裏を囲みながら、どんな話をしたかといえば、みんな酔っ払っていたので、ほとんど思い出話、馬鹿話。しかし、昼間しっかり身体を動かし、夜には新鮮な食材で、うまい酒とともに食事をするというのも、地味だけど素敵な過ごし方でした。

追伸:今年の新米が取れています。ボーイスカウトのI君が作った新潟のコシヒカリ、食べて見たい方はI君に直接連絡するか、我々に連絡をください。市場価格よりかは少し高めかもしれませんが、水も土も良質な山間部で大切に育てられたお米なのでおいしいですよ!

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