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ボーイスカウト日本連盟渡辺前総長お別れの会

昨日、財団法人ボーイスカウト日本連盟「渡辺昭前総長お別れの会」に奉仕として参加してきました。

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渡辺前総長が育ててきたボーイスカウト運動をしっかりと引き継がさせていただきます。

つつしんでご冥福をお祈りいたします。

ボーイスカウトと環境再生保全機構の関係

ボーイスカウト日本連盟主催のバングラデシュ派遣に参加したメンバーの数人が、年度は違うものの、独立行政法人環境再生保全機構の地球環境市民大学校海外研修に参加しています。O君はつい最近、研修生としての内定を取り、8・9月に参加する予定です。

僕:平成11年度 海外派遣研修(ネパール・バングラデシュ短期コース)
T君:平成14年度 海外派遣研修(ミャンマー長期コース)
I君:平成14年度 海外派遣研修(マレーシア短期コース)
O君:平成17年度 海外派遣研修(東ティモール・インドネシアコース)

上記4人ともバングラデシュ派遣では中心的に活躍し、開発協力・援助・NPO等にさらなる興味を持ち、これらの派遣に参加しています。ボーイスカウトというある意味閉じられていて、青少年を中心とした活動ではなく、大人が専門的に活動をしているNPOの実践例を実際に視察・勉強できるこれらの研修は、我々にとっては本当に良い経験・勉強になります。これら研修で学んだことを、ボーイスカウトの活動にフィードバックをかけられれば、我々としてもさらなる活動の高度化・充実が望めるのではないでしょうか。

ボーイスカウトでの活動をきっかけにさらなる高みに進む具体例として紹介させていただきました。

日本のローバースカウトとUN Millennium Development Goals

前回のエントリーにおいて、9th World Scout Youth Forumにおける一つのセッションが、UN Millennium Development Goalsをにおけるスカウトの役割を扱っていることについて紹介した。UN Millennium Development Goalsとは、国連に加盟している191の国々が2015年までに解決すべき項目を挙げたものである。項目には8つあり、それぞれ以下の通りである。

1, Eradicate extreme poverty and hunger(飢えと貧困の根絶)
2, Achieve universal primary education(初等教育の達成)
3, Promote gender equality and empower women(男女同権、女性の権利強化)
4, Reduce child mortality(子供の死亡率の低下)
5, Improve maternal health(妊婦の健康の改善)
6, Combat HIV/AIDS, malaria and other diseases(HIV/エイズやマラリア等の撲滅)
7, Ensure environmental sustainability(持続可能な環境の確保)
8, Develop a global partnership for development(開発に向けて世界的な協調の確立)

以上の目標を見てみてると、1,2,4,5,6についてはすでに日本国内ではほぼ解決されている問題であり(完全ではないかもしれないが)、日本での問題と世界的な問題の違いがこの8項からもよく見て取れる。したがって、世界スカウト会議や世界ユースフォーラムへの参加者がこれらの事項についてある程度の勉強をしていかない限り、普段接していない問題であることから、建設的な議論・意見が出来ないと予想される。

ただし、国際協力プロジェクトに関わっている日本のローバースカウトにとっては、貧困、女性、健康、環境等についてはバングラデシュ、ネパール、モンゴル、フィリピン等のプロジェクトで実際に取り組んでいるのそんなに別世界での議論にもならない。特に今回ユースフォーラムに参加する5人のローバースカウト中4人は上記のいずれかの国際協力プロジェクトに参加したスカウト達なので議論をするだけの経験は持っている。

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(2004年の慶應義塾大学ローバースモンゴルプロジェクトにおける、母子家庭を対象とした石鹸作り講座の様子。石鹸を家庭で自ら作ることにより、衛生の確保を行うとともに、石鹸を外部から買う必要をなくし、経済的な負担も減少させることを目標としている)

日本のローバースカウトは過去約8年にわたり、毎年何かしらの国際協力プロジェクトをアジアの他国と共同で行ってきた。世界ユースフォーラムにおいて、活躍するのは言葉の問題や、日本人の性格的にも、そう簡単にいかないとは思うが、せめて世界スカウト会議に参加する日本連盟の幹部の方にアピールし、日本のローバー⇒日本連盟⇒世界スカウト会議という流れも利用していただきたいと思う。

9th World Scout Youth Forumアジェンダ

さてさて、2005年8月29日から9月1日までアフリカのチュニジアで開かれる世界スカウトユースフォーラムについて、どんな内容なのか予習してみましょうか。できれば、参加者の方も一緒に事前に議論等できればいいね。まずは日程と議題についてココから調べてみました。

■セッション1:Challenges for young, global citizens(若い地球市民の挑戦)
内容:グローバリゼーションの我々への影響と、スカウトの責任。UN Millennium Development Goalsに対して、スカウトとして何ができるか?スカウトによるインパクトとは?

■セッション2:Challenges in young people’s lives(青少年生活での挑戦)
内容:青少年にとっての挑戦。目標を持った青少年が遭遇する具体的な問題。ジェネレーションギャップ。

■セッション3:Challenges in Scouting(スカウティングの挑戦)
内容:世界スカウト会議からの事項。各戦略の優先順位。世界スカウト運動における青年参画。

それぞれのセッションのテーマが曖昧すぎて、いまいち何を議論するのかこれではわかりませんね。。。もう少し調査が必要そうです。

またこれ以外にも地域のスカウト活動を見学したり、各国の活動の紹介・ディスカッションがあったり、採択文についての議論のセッションがあったり、次期ユースフォーラムの運営委員会の選定があったりするようです。

参加者アンケート結果:埼玉県連国際セミナー

パックスのメンバーの一人が、埼玉県連国際セミナー2005の参加者アンケート結果を集計してくれました。回答者の個人名は省いております。純粋な参加者の声をまとめたものになります、ご参考までに。

埼玉県連国際セミナー2005参加者アンケート結果

ローバース会議議員のその後

ボーイスカウト日本連盟におけるユース世代の唯一(過去6,7年間)の公認会議体である、ローバース会議。このローバース会議のメンバーはそれぞれ、自分の地区や、派遣等で活躍していた”いわゆる”優秀なローバーだったはずです。さて、その人たちは今、どうなっているんでしょうか?僕のわかる範囲で書いてみたいと思います。個人を特定できてしまう場合もありますが。。。

これまでローバース会議は第5期までありました。で、それぞれの期には一人の議長がおりました。過去の議長のうち二人は現在、ある地区のコミッショナーになられています。自分のローバー時代の経験を、地区に還元しているといったところでしょうか。この二人は日本連盟の委員会にも所属されているようです。また、もう一人は学校の先生をやられているそうです。教育活動に従事していて、さらに今後の日本連盟での何かしらの委員会に委員として参加することも決まっているようです。議長経験者は、ローバース会議後も地区や日本連盟と強力な関係が続いているようです。

次に議長でははく、議員について。一人はある地区の国際委員会の委員として活動しているようです。また他の議員2人は、現在は社会人になり、個人的にはスカウト活動から遠ざかっているようです。またもう一人はまだ現役のローバーであり、9月に行われる世界ユースフォーラム、世界スカウト会議に参加されるそうです。

こう見てみると、ローバース会議出身者の2,3割の人は、まだ活発に活動しており、人材育成機関としてのローバース会議はそんなにへなちょこでも無かったようです。

ps. もう一人の議員は日本連盟や地区では奉仕は出来ていませんが、Pax IV Hyperという団体で草の根からボーイスカウトを改革しようとしているようです(笑)。

アメリカという国

本日休暇から帰ってきました。1週間ぶりのエントリーになります。行き先はアメリカのシカゴとその近郊。もともと高校1年時にフロリダ州に住んでいたこともあり、アメリカ自体には慣れていたのですが、やはり歳を取ると同じ風景や習慣でもそれに対する感じ方が変わるなぁと思いました。

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特に最近のコンピュータ関係や宇宙関係でのアメリカの技術力は世界最高といえるでしょう。また、環境保護に関する団体も多く、市民団体の意識も高いと思っていました。しかし、実際のところは、完全な飛行機&車社会(両方とも化石燃料により動作)であり、ごみの収集なんかも分別はなし(今回訪問した地域では燃えるもの、缶、瓶等の燃えないものも一緒に出していた)というような状態。そしてこれは失礼かもしれないが、太っている人が異常に多いと感じました。世界一富める国なのかもしれませんが、世界一わがままで自己抑制が取れない国なのではと思ってしまったのです。

ちなみにボーイスカウトにおいてもアメリカは成功例として取り上げられることが多いですよね。それはなぜなんでしょうか?アメリカのボーイスカウトでも活動歴のあるmayfairさんに分析レポートをお願いしたいところです。(実際にはアメリカのボーイスカウトもそう簡単に言っているわけでもないようですが。)

報告:ネパール皇太子に接見

昨日、ボーイスカウト日本連盟の役職者とともにPax IV Hyperのメンバーの一人が、過去にネパールにてプロジェクトをやっていたという位置づけで、現在来日中のネパール皇太子にお会いしてきました。以下がその参加者のコメントなのですが、ネパールでは王家の方もスカウト活動をよく認知しており、さらに具体的な施設名・プロジェクト名でも話が出来るぐらいスカウト活動に精通しているようでした。

「皇太子殿下はとても気さくな方で、私たちのネパールでの活動にとても興味を示していただけました。ナショナルトレーニングセンターのことやカカニのトレーニング施設のことなどもお話されていました。
緊張をしていたこともあり、つたない英語ではありましたが、ネパール皇太子殿下と私どものスカウティングについてお話をすることができ、とても貴重な体験となりました。」

最近、ネパールでの治安も回復に向かっているようで(外務省安全情報が以前より引き下げされており、「十分注意してください」になっています)、冬もしくは来夏にはネパールプロジェクトが復活できるといいなぁと思っています。

追加情報:日本連盟の事務局ニュースにも載っていました。

事業化?: Spin-out from Pax IV Hyper

ここ最近、パックスでやっていることのNPO化・事業化を考えます。ボーイスカウトの延長上、ボーイスカウト内のパイオニアとしてのパックスも重要ですが、このような活動自体を僕の人生にしたいと思うのです。けど、いい年こいてボーイスカウトに自己実現を求めすぎると、それが青年参画を邪魔するものになったりして、良い影響を与えないのもわかっています。

■利益も追求したい ⇒ それで食って行きたい
■ボーイスカウトの範疇を超えたい ⇒ ボーイスカウトだから、という言い訳は無し

そんな理由から、今後ある分野の活動に関してはパックスとしてではなく、別の組織体でやるかもしれません。WEBが出来次第、発表しますが、まずは12月に行政・研究機関・国際機関向けの国際シンポジウムにおいて、”Internet & Fieldwok”をテーマに発表する予定です。

報告:慶應義塾大学看護医療学部にて授業内講演

昨日、神奈川県藤沢市にキャンパスのある慶應義塾大学看護医療学部のある授業にて、45分間の講演をさせていただきました。講演内容は「ボーイスカウトによるバングラデシュの保健衛生啓蒙活動」と「Pax IV Hyperによるネパールでの自然保全活動」で、特にその中でも異文化コミュニケーションを強調して話をしました。対象は看護医療学部の学生約5,60人で、ほとんどが1年生でした。

看護医療学部の学生なので、海外での医療事情、ボランティア事情に対する興味は強いようで、真剣に聞いてくれていたように思います。そこでやはり思ったのは、このように興味を持ってくれる学生に対する日常的な情報提供・活動報告の場の必要性です。現在では、各NGOのWebsiteがあるのかもしれませんが、有効に広報できてないか、もしくはサイト運営がいまいちであまり普及してないのではと思いました。また各NGO等を束ねたり、ポータルになるようなサイトがないのかなぁと思いました(それとも僕が知らないだけかもしれません)。誰かが講演に行かないと、新鮮な情報にたどり着けないというのは、WEBの利点を生かせてないなぁと。

もし、こちらをご覧の方で、日常的に閲覧している、環境や国際医療に関するサイトがありましたら、紹介していただけると幸いです。私としても見てみたいので。

ちなみに私は本日から休暇で、一週間アメリカに行きます。アメリカからも何か書き込みができればなぁとも思ってます。

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