Eid Mubarak!: バングラデシュからの新年の挨拶

ングラデシュの友人と新年の挨拶メッセンジャーをしておりました。”A Happy New Year & Eid Mubarak!”とのことです。日本ではなじみの薄い”Eid Mubarak!”はイスラム圏独特のもので、断食(ラマダン)明けの挨拶だそうです。どうやら、年明けとともに断食明けだったよう。そんな彼から二つの写真を頂いたので、公開いたします。

Rover Peace Baton in Bangladesh
まず一枚目は、ボーイスカウトのアジア太平洋地域で行われているローバーピースバトン(APR Rover Peace Baton) の写真で、インドからバングラデシュのスカウトにバトンが渡された写真。真ん中に移っているのが、私の友人Jubair Eusufさんです。このピースバトンはボーイスカウトの100周年を記念して、アジア太平地域の各国を写真に写っている金色のバトンを聖火リレーのように受け渡して、フィリピンのマニラにあるアジア太平洋事務局まで運ぶというプログラムです。
BBQ Bangladesh Style
また、この写真は、バングラデシュでBBQをやっているJubair.写真ではでっかいかまどを作り、網焼きでチキンを調理しているところです。150ピースのチキンを同時に焼けるようです。国が変われば、BBQのやり方も変わるようですね。

ネパール・モンゴルの日本連盟主催化に対する懸念

来年度より、ネパールやモンゴルのプロジェクトが、Pax IV Hyperや早稲田大学ローバース主催からボーイスカウト日本連盟主催になるよう、現在準備中です。また、その一環で環境再生保全機構の助成金に対して、バングラ・ネパール・モンゴル・フィリピンプロジェクト合同で応募をしようと作業をしております。そんななかで感じた二つのことをメモしておきます。

■過保護に対する懸念
現状のバングラデシュ・フィリピンの両プロジェクトに対しては、ボーイスカウト日本連盟から活動資金が供給されています。それにより参加者は渡航にかかる費用のうち、半額だけでプロジェクトに参加できることになっています。つまり参加者はお金の心配をする必要が無い。一方で、ネパールやモンゴルのプロジェクトでは参加者が積極的に活動して助成金等を獲得してこない限り、全額自己負担になってしまう状態にあり、助成金に対しても貪欲で、プロジェクトの運営についても主体的になっているように思います。バングラやフィリピンプロジェクトが屋内で飼われたペットの犬だとすれば、ネパールやモンゴルは野生の狼といった感じでしょうか。過保護はよくありません。体力は衰えるは、免疫力はなくなるはで。

■参加者と主催者の関係に対する懸念
また、バングラやフィリピンプロジェクトは主催者ボーイスカウト日本連盟、参加者ボーイスカウトの加盟員という構図です。ネパールやモンゴルプロジェクトは主催者=参加者という構図になっているので、意思決定・行動決定が非常に迅速且つ効率的になされています。このあたりの運営方法も、日本連盟主催化に対して検討すべき事項だと思います。

あけましておめでとうございます。

新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

私個人的には2006年は変化の年でした。3月にソニー株式会社を退職し、4月から慶應義塾大学大学院博士課程に入学、またそれと同時に日本IBM東京基礎研究所にて学生研究員をやり始めました。生活としてもそれまでは家族で暮らしていたのですが、4月から初めて一人暮らしを始めました。学外の活動としても、地球環境行動会議の派遣としてインドネシアに行ったり、ボーイスカウトとしてイタリアで開催されたローバーウェイというイベントに参加したり。経済的にはあまり楽ではないのですが、実に充実した一年を過ごせました。これも皆様のお陰で、感謝しております。

さて、パックスについても2006年の2・3月にネパールプロジェクトが、また9月に早稲田大学ローバース主催としてモンゴルプロジェクトが行われました。特に事故も無く、無事にプロジェクトを実施でき、これまた皆様に感謝しております。

ま、そんなこんなで、わりと無難な新年のご挨拶になりましたが、今年もいろいろな事にアクティブに挑戦していきたいと思います。 皆様にもお世話になるかと思いますが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

第6回 ソニーマーケティング学生ボランティアファンド助成決定!

おかげさまで、昨日第6回 ソニーマーケティング学生ボランティアファンドからの助成が決まりました!ネパールについてはPax IV Hyperからの申請、モンゴルについてはMongolia Project 2007(早稲田大学ローバースを中心にしたメンバー)からの申請ということになります。

以下、上記学生ボランティアファンドのウェブページからのコピーです。

グループ名 :Pax IV Hyper
代表者在校大学:明治大学
活動企画名称 :ネパール国内の自然環境保全及びゴミ問題の改善
活動概要:これまでネパールの森林伐採による環境悪化対策に取り組んできたノウハウを生かし、現地のゴミ問題に取り組む。

グループ名:Mongolia Project 2007
代表者在校大学:早稲田大学
活動企画名称:モンゴルにおける環境問題の改善
活動概要:増加する母子家庭支援のため、廃油による石鹸作りをサポートする。また、非電化地域に風力発電機を設置し、地域住民の生活に貢献する。

これからも気を引き締めて、がんばっていきましょー!!

モンゴルプロジェクトの報告会に参加して

先週末、早稲田大学学生会館で開かれたモンゴルプロジェクトの報告会に参加してきました。ローバースカウト(ボーイスカウトの大学生年代)の国際協力プロジェクトとしてはバングラやネパールもあるのですが、どれにおいてもどうも本質的な問題が解決されていない気がします。教育活動としての参加者の自己研鑽という側面と、地域や環境に対する開発協力という側面のどっちつかずになってしまっているという状況。少しずつ成長しているとは思うのですが、所詮ちょっとした改善の連続で、非連続的な進化が出来ていない。

CIMG0188.jpg

ということで、個人的な今後のネパール・モンゴルに対する提案・指針をメモっておきます。

■1、ボーイスカウトの国際協力プロジェクトのモデル化(価値の検討)
⇒ バングラ・ネパール・モンゴルについて、ローバースカウトの国際協力プロジェクトとして一般化・モデル化する。そのモデルを他国に輸出したり、そのモデルを基に次なる一手を考える材料とする。
■2、他国連盟・他団体との新しい・深いコラボレーションの検討
⇒ CJK(台湾・日本・韓国)がフィリピンでやっているプロジェクトもあるにはあるが、かなり不安定なプロジェクト実施(2,3年に1回?)になっており、多国間という意味ではうまく行ってないのではと思う。そういう意味では、バングラ・ネパール・モンゴルといったある程度安定しているプロジェクトに第3国が加入するのは良いアイデアだと思う。また、より専門性を高めたり、新たな視点を得るためにも他団体とのコラボレーションも意義があると思う。
■3、アカデミック(学会発表)な世界への進出
⇒ プロジェクトの結果を、ボーイスカウトの内部だけでの発表にとどめず、学術的な場面での発表や、NPOの活動報告のような場所でも発表できるようにしたい。そのためには、プロジェクトの実施方法や中身において、学術的にも価値のあるようなことをやる必要がある。
■4、大型助成金(できれば複数年度ベース)の獲得
⇒ プロジェクトを複数年度安定的に実施するにはやはり経済的支えは重要。また、助成金を獲得できるだけの実績や、助成金獲得作業に必要な書類作成・事務能力の向上も求められている。
■5、現地でのフィールドワークとその結果のデジタルコンテンツ化
⇒ Googleで検索しても、ボーイスカウトのバングラ・ネパール・モンゴルでの活動がほとんど出てこない。情報化社会において、これは大問題だ!ということで、次回のネパールの活動以降、検索に引っかかり、さらに高品質なコンテンツを用意したいと思う。

筋力・知力の使い道

ある雑誌の記事から。「その作り上げたすばらしい筋肉をどうするんだ。鏡に映してうっとりするだけか(野田知佑談)」という言葉に惹かれました。筋肉に限らず、知力も体力もそう。自己満足のためではなく、地球・人類・自然のために使いたい。また、以前も書き込みをしたけれども、その使い方も意味のある分野に向けてやりたい。

と、最近、会社での仕事・論文の〆切・未踏のキックオフプレゼンテーション等があり、パックス系のことを考える時間が少なかったので。冬休みにはすこしまとまった時間を利用して、いろいろと検討・議論していきたい。

速報:ネパール準備派遣(2006年3月)

さきほど、ネパール準備派遣中の加藤君から報告がありました。以下、要点だけ、ご報告いたします。

・全員無事に、ネパールを出国し、現在はタイのバンコクに滞在中。
・ネパール滞在中にも大きな問題は無かった。
・カカニトレーニングセンターに変化があった。
・前回のネパール側プロジェクトメンバーのほぼ全員と再会できた。
・さらに最近活躍している若い世代にも会えた。
・6000m級の山の名前がmt.ベーデンパウエルになる?
・水質調査を継続的にやっていてくれてた。
・日本連盟とパックスの関係が問題(ネパール側が気にしている)。

取り急ぎ、以上です。皆様にはご心配、ご協力を頂き、ありがとうございました。
ま、帰宅するまでが遠足(笑)ですから、これからも帰国まで気をつけてもらいたいと思います。

報告:【Pax IV Hyper General Meeting#3, 2006】

「Pax IV Hyper 2006年第3回総会」が以下のように開かれました。
■日時:2006年12月10日(日)12:55-18:00
■場所:早稲田大学学生会館
■参加者:青木・井村・大木・加藤・陰山・佐藤・嶋崎・花岡・林・藤木・古橋・村松・山中・山本・横澤・和田(敬省略・順不同)

DSC00808.jpg

■早稲田大学ローバース モンゴルプロジェクトについて
 ⇒報告会:2006年12月16日(土)14:00〜@早稲田大学学生会館
 ⇒プログラム数の増減・充実度についての議論あり。報告会にて再度議論。
■Pax IV Hyper ネパールプロジェクトについて
 ⇒2007年2月14日-3月1日に実施予定。参加予定者数は6人。
■ボーイスカウト日本連盟 若い成人のためのミニ集会について
 ⇒6テーマについて、年内に提案書作成。各テーマA4・1枚。
■Pax Circus デジタルコンテンツ制作プロジェクトについて
 ⇒ネパールプロジェクトの日程にあわせて実施予定。参加予定者数は2人。

2007年パックス新年会は1月の6,7,8日の3連休に、新潟において実施予定。参加者募集中。

ボーイスカウトアメリカ連盟幹部との対話

本日、来日していたボーイスカウトアメリカ連盟の幹部の方とお話しする機会がありました。ボーイスカウトアメリカ連盟といえば、世界でもっともスカウト活動が成功している連盟であり、加盟員の数も活動の質も高いと言われています。以下、公開できる範囲での簡単なメモ。

・ アメリカ連盟はその事務局を昔あったニュージャージー州からテキサス州に移した。これは事務局の賃料や従業員の家賃料を考慮しての移動であった。テキサス州に移動したことによって、周辺の家賃が安くなり、若い人も事務局に就職しやすくなった。事務局としてもその賃料や周辺環境(事務局の近くにキャンプ場やスカウト博物館もある)が格段によくなったらしい。
・ この30年間以上、アメリカにおいて世界ジャンボリーが開催されない理由は、アメリカ政府が他国に対して、ビザの発給を厳しく制限しているから。たとえ世界ジャンボリーを開いたとしても、世界中からスカウトを集められない可能性があるからである。
・ アメリカ連盟は、4年に1回開いているナショナルジャンボリーを毎回同じキャンプ場で開いている。その理由は、キャンプ場を固定することにより、施設の整備・向上が図れるということである。毎年ジャンボリーだけのためにインフラを整備するのは金の無駄だから。また、毎回のジャンボリーは黒字になり、その黒字になった分のお金をキャンプ場の整備・投資に回している。
・ アメリカ連盟においてもローバー年代はおり、グァテマラやロシアのシベリア地方で活動をしているらしい。
・ アメリカ連盟は2ヶ月前にネパール連盟にバスを購入してあげたらしい。2007年の2月にパックスもネパールに行くので、確認できるかな。

とても参考になりました。アメリカの合理主義を、スカウト活動でも感じれた対話でした。

ゲバラメモ第2弾

第1弾に引き続き、エルネスト・チェ・ゲバラの引用。

「女を好きにならないくらいなら男をやめる。
だが女を好きになったからといって自分の任務や夫婦の義務を一つでも怠るようなら、革命家をやめる。」

「他国で戦いに行くために快適な生活を捨てる覚悟のある者だけが革命家の名に値する。」

皆さんは、やる気がない時や疲れた時にはどうしますか?僕は、名言集を見たりします。ゲバラには良くお世話になってます。最近はシェイクスピアの名言・劇の中での台詞にも興味を持ち始めていますが、僕のキャラにはまだ合わないようです(笑)。

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