ミルスペックボーイスカウト
奄美大島滞在中に放映されていたプロジェクトXをビデオにとっておいたので、昼食を取りながら見てました。今回のテーマはプリンス自動車とその開発したスカイラインGTでした。スカイラインGTにて使用されているエンジンは、もともとはゼロ戦のエンジンを作っていた中島飛行機の出身者が設計・開発したとのこと。実は、プリンス自動車だけでなく、スバルも起源を中島飛行機としています。つまりスバルの水平対向(ボクサー)エンジンもその起源はゼロ戦であるということ。
軍事のために研究・開発された技術の性能・機能がとても良い事は想像すれば分かると思います。実際にインターネットなんかは、そもそもアメリカでの軍事研究から発生したものです。日本に軍を作れというわけではないですが、軍事利用できるくらいの性能・機能を追及しないと、世界で通用するモノにはならないと思うことは良くあります。そういう意味ではボーイスカウト出身者が作ったGregoryのザックが、軍隊でも採用されているというのは誇るべきでしょうか。
(ミルスペックどころか、11月の新潟の寒さに耐えられないエリートボーイスカウト達(笑)。ちなみに写真上部の布団があるところにも一人埋もれています。)
ということで、本日の提案。ボーイスカウトの野営技術をミルスペック(Military Specification:軍事規格)レベルまであげるべし。そのためには、中・高生レベルでのプログラムのレベルをあげる必要があります。また、ジャンボリーなどという中途半端なお遊びキャンプなどやめてしまい、レイドゴロワーズのような過酷なアドベンチャーレース等を開催してみては如何でしょうか?各国のボーイスカウト対抗で、1週間くらいで海や山での移動を競争させる。好戦的過ぎるかなぁ。
文明の衝突など無い?
大学の学部時代にハーバード大学教授で政治学者であるサミュエル・ハンチントンの文明の衝突を読んだ。そして、一昨日にマサチューセッツ工科大学教授で言語学者・思想家であるノーム・チョムスキーの9・11—アメリカに報復する資格はない!を読んだ。ハンチントンは文明や宗教の境界線において紛争や戦争が起きていると述べていて、またチョムスキーはハンチントンの言う文明の衝突などはなく、あくまでも各国政府やある特定の人間の間違えた政策や判断により衝突が起きていると述べている。
今日は私の誕生日なのだが、二人の女友達からメッセンジャーでお祝いのメッセージを頂いた。一人はキリスト教(カトリック)の香港人で、もう一人はイスラム教のバングラデシュ人。二人ともボーイスカウトで知り合った友人であるが、宗教や思想の違いにより、僕らの活動や関係がこじれた事は一回も無い。そして、お互いの記念日やお互いの祝日(キリスト教のクリスマスや、イスラム教の断食明け)は、尊重しあい祝福しあう。
以上より、非常に短絡的ではあるが、私はハンチントンの論より、チョムスキーの論が正しいと思った。戦争を宗教や思想のせいにするのは簡単だけど、なんか人のせいにしているみたいじゃねーか?自分達の間違えた判断・行動が戦争を起こしているんだと認識したほうがいい。
(私はもともとコンピュータサイエンス専攻で、上記話題に関する勉強量・読書量は多くなく、また異文化との接触もそう多くはないほうです。異論・反論もあると思いますので、コメントを歓迎いたします。)
報告:奄美大島単独旅行
先ほど、鹿児島県の奄美大島から無事帰還いたしました。事前の予告とはまったく異なり、いわゆる南国レジャーっぽいことはまったくせず、むしろ出稼ぎ労働者みたいな生活をしておりました。下の写真はそんな中でも、山に入って軽く歩いたときの写真です。実際のところは、素泊まり3千円の4畳半の宿に泊まったり(当然トイレも風呂も無し)、僕以外のお客は誰もいない地鶏屋で黒糖焼酎を飲んだり、地元の昔ながらの銭湯に行ったり、あとはひたすら宿や海や車の中で本を読むと、きわめて和風・親父的な生活でした。
ちなみに生産的な活動もしておりません。。。脳みそはすっかり怠けております(笑)。
明日から、再びエンジンをかけ直していきまーす。
奄美大島単独旅行
11月21日から24日まで、休暇を取り、一人で奄美大島にいる予定です。奄美大島は鹿児島の南380kmのところにあり、亜熱帯気候の島です。特にハードにキャンプやトレッキングをするつもりはありませんが、軽くジャングルの中を歩いてみたり、海でサーフィンしてみたり、マングローブ林をカヌーで漕いで行ったりできたらなぁと思っています。
(写真は2004年2月に、これまた、一人で訪れた西表島から由布島に牛車で向かう風景。)
また、わざわざ南国まで行って引き篭るのはもったいないと思われるかもしれませんが、しっかり読書もしようかと思っています。できれば、昼間っから、泡盛をロックで飲みながら、テラスで読書。。。そんな素敵な宿が見つかればの話ですが。。。ちなみにすでに購入済みで持って行く予定の本の著者は、ドストエフスキー、ノーム・チョムスキー、星野道夫、キャロリン・マーヴィン。
ということで、来週の平日はPCメールやブログでの反応はなくなりますので、ご了承ください。メモ帳も一冊持って行くので、帰ってくる頃には、いろいろなアイデア・プランが出来上がっていることでしょう。
モンゴルプロジェクト2005報告会のご案内
モンゴルプロジェクト2005報告会を以下の要綱で行います。是非、ボーイスカウト、国際協力、環境保全、モンゴル(政治、経済、自然、生活等)、教育活動等に興味のある方はご参加ください。なお、会場の教室については決まり次第、再度本エントリーの「コメント」としてお知らせいたします。
■日付:2005年12月4日、10日
■時間:16:50集合 18:00終了(両日とも)
■場所:早稲田大学学生会館
4日も10日も内容的には同じものを行う予定ですので、都合の良いほうにご出席いただけたらと思います。先日のワークショップにて報告いたしましたが、今回は本プロジェクトだけをターゲットにし、より深く、お話・議論ができればと思っています。
2005秋、外部発表予定
Pax IV Hyperとして以下のイベントでの発表を予定しています。参加希望の方は前者については下記WEBサイトに、また後者についてはrealsoko@hotmail.comまでご連絡ください。僕から主催者に参加可能か聞いてみます。
■1、スカウティング研究集会
日時:2005年11月19日(土)14:00-
場所:ガールスカウト会館(東京都渋谷区西原1−40−3)
発表内容:「スカウティングと情報技術」
■2、国際シンポジウム:Joint curridulum and Next Generation
Broadcasting for Sustainable Development in Asia Pacific
日時:2005年12月17日(土)9:30-18:00(16日にも開催している)
場所:慶応義塾大学三田キャンパス東館6,7階
主な参加団体:Keio University, United Nations University and
UNU/Institute of Advanced Studies, Institute for Global Environmental Strategies,University of Hawaii, University of the South Pacific, Tsinghua University, Asian Institute of Technology and GMSARN (Greater Mekong Subregion Academic and Research Network), TERI (The Energy Research Institute), Research Institute for Subtropics,SPREP (Secretariat of Pacific Regional Environmental Program), FASID (Foundation for Advanced Studies in International Development), IKONOS, LANDSAT, NOAA, PamAmSat, National Weather Service, Asia Pacific Forum for Environment and Development, PIDO (Pacific Islands Digital Opportunities), LEAD Programs (Japan, China, Indonesia, India, Pakistan, CIS, Mexico), COMPASS(Coomprehensive Model for Policy Assessment: Japan, China, India, Russia, Germany)
発表内容:「パックス(&ボーイスカウト?)の国際協力プロジェクトとそのマルチメディアコンテンツ化」
さぁ、しっかり準備しなきゃ。
パックス村訪問報告-2005秋-
11月3日から11月5日の2泊3日で、パックス村(本名:新潟県上越市桑取にあるI邸とその周辺の田畑・山・林・川)に行ってきました。前回のエントリーの通り、11月2日は新潟県湯沢に前泊し、3日に上越市柿崎区で行われているお祭りに参加、過去にお世話になった元町長さん、農家の方々、役場の方と約1.5年ぶりの再会を果たし、その後上越市桑取に移動しました。
昼間は田んぼで作業をしました。畦塗り(あぜぬり)をI君がトラクターを用いてするのですが、僕ら素人の役割は、畦塗りをする箇所の余計な雑草を刈ることです。刈り払い機と鎌を使って大きめな雑草をひたすら刈ってました。雑草が残ってしまった場合、せっかく畦を作っても、田んぼの水持ちが悪くなるとのことで、しっかりと作業を。また、本来は畦塗りは春にやるのが良いそうなのですが、年によっては春の遅くまで雪が残る場合もあり、そうなると秋・冬のうちにできる作業は早めにやっておきたいとのことで、今回やることになりました。
また、午後には作業が終わり、みんなで魚屋とスーパーに行き、大量の新鮮な食材を調達。夜には囲炉裏を囲んで夕食です。二晩で食べたものは、タラバガニ、秋刀魚、ハタハタ、シシャモ、きのこ類、野菜焼き(以上は炭火で炙ったモノ)、そしてメインとしてお好み焼きと白菜鍋。飲んだものは、ビール、日本酒(越乃寒梅)、リキュール(HPNOTIQ、BECHEROVKA)、ウォッカ(ZUBROWKA)とひたすらグルメな旅に。
囲炉裏を囲みながら、どんな話をしたかといえば、みんな酔っ払っていたので、ほとんど思い出話、馬鹿話。しかし、昼間しっかり身体を動かし、夜には新鮮な食材で、うまい酒とともに食事をするというのも、地味だけど素敵な過ごし方でした。
追伸:今年の新米が取れています。ボーイスカウトのI君が作った新潟のコシヒカリ、食べて見たい方はI君に直接連絡するか、我々に連絡をください。市場価格よりかは少し高めかもしれませんが、水も土も良質な山間部で大切に育てられたお米なのでおいしいですよ!
冒険教育
先週末、都内のアウトドアショップでOutward Bound Japanという団体の冒険教育/野外体験教育指導者育成プログラムのパンフレットを見つけました。
自分に時間があれば参加してみたいなと思いつつ、ボーイスカウト(=野外体験教育)においてこれほどのレベルを追求できるか、とも考えさせられました。まずは仲間内で、やってみることはできないか、これからの季節や人員を考えると、冬山orスキープログラムかな。
パックス運動会?
パックス社会人4人+学生1人で、新潟に来ています。今日は、そのうちの一人の家族が所有している湯沢にある別荘に泊まっています。明日からは新潟県上越市の山奥の茅葺き屋根の家に泊めてもらうのですが、今日は床暖房もついているリゾートマンション。快適快適。こんな環境だと、まじめな議論が出来るわけもなく、うだうだ話をしています。下の写真が現在の状況。
このマンションには、ジム、プール、大浴場がついているし、近くにはスキー場があるので、冬になったら運動会を開こうという話になっています。エアロバイクで自転車競争、プールで遠泳等々。マンションの部屋では雑魚寝の場合20人くらいは泊まれるくらいの広さなので、みんなで来ても大丈夫。ちなみに明日は新潟県の柿崎町の産業祭りに参加し、昔お世話になった元町長さんや農家の方々と久しぶりに会う予定です。それでは、皆様も素敵な文化の日を!
2006年海外プロジェクト計画
先週行われたパックス総会の議事録の代わりに、海外プロジェクトを中心とした2006年度の計画をお知らせいたしました。それぞれのプロジェクトにおいて、特にローバースカウト関係者のこれからの参加を募集しておりますので、ちょっと興味がある、ということでも結構ですので、興味がある方はご連絡を頂けると幸いです。
(ネパールプロジェクト2002より)
■ネパールプロジェクト(復活)
2004年3月に最後に訪問して以来、現地の治安の問題により延期になっていたネパールでの自然保護・環境衛生に関するプロジェクトを復活させる予定です。プロジェクトの実施は2006年2月を予定しております。今回についてはボーイスカウト日本連盟で言うところの「派遣」ではなく、「旅行」という位置づけで行い、現地では、視察や議論を中心に行う予定です。
■モンゴルプロジェクト(継続)
今年のモンゴルプロジェクトについて、現在評価・反省中ではありますが、2006年9月にまた実施する予定です。ちなみに今年度のプロジェクトについてはそろそろ報告書が出来上がりつつあり、12月or1月には関係者を対象とした報告会を開催する予定です。
■スイス・イギリスプロジェクト(?)
世界スカウト連盟の本部があるスイスや、ボーイスカウト発祥の地としてのイギリスを訪問国とした”何か”を考え中です。詳細未定、メンバー未定、実施時期未定。夢は広がりますが(笑)。