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ネパール準備派遣実施中(2006年3月)
2年ぶりに、Pax IV Hyperのメンバー5人が現在ネパールに行っております。前回はネパールの治安事情が良くないとのことで中止になっており、今回も出発直前まで注意深く情勢を見守っておりましたが、渡航予定先である首都のカトマンズとそれが含まれれる盆地(現地ではカトマンズバレーと呼んでいます)では、安全であるとの判断をし、決行しております。
(カトマンズバレー:撮影2002年)
今回は、ボーイスカウト的に言うと「組織的なプロジェクト」ではなく、「個人的な旅行」になり、身体を使った奉仕等は予定しておらず、主に現地のスカウトとのミーティング、過去のプロジェクト地の視察、その他観光という内容になっております。ネパール滞在は3/11から3/16で、その後タイのバンコクに寄って、3/20に帰国になります。
さきほど、カトマンズに到着したメンバー(横沢君)から第一報がありましたので、引用させていただきます。
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予定通り、ネパールへ入国しました。空港でかつてのプロジェクト仲間であるスーザンとマネ(二人ともネパールのスカウトです)が迎えに来てくれました。そして二人と共にフジゲストハウスへと向かい、簡単なブリーフィングを行いました。15日に予定しているスカウトミーティングについてのセッティングや12日のカカニへの訪問について話をしました。
また、彼らによると12日、13日に予定されていたマオイストによるバンダ(ストライキ)は実施中止になるという事が今日判明したそうです。よって今回のネパールの渡航に関しては治安面での懸念としていた事は大方、悪くはない状況になったと感じています。
15日のミーティングがこれからのプロジェクト展開にとって良いものになるようにしたいと思っています。15日のミーティングの内容等は帰国後におって報告書等で報告します。
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みんなが、安全第一、健康第一で帰国されることを祈っております。
ナマステ!
ネパールでは、「こんにちは」は、「ナマステ」になります。しかも、どんなに偉い人でも、どんなに忙しいときでも、みなさん下記の写真のように両手を合わせて、「ナマステ」と礼儀正しく挨拶をしてくれます。気持ちがいいです。僕がアジアを好きな理由です。
個人的な報告:未踏ソフトウェア創造事業採択
このたび、独立行政法人情報処理推進機構2006年度下期未踏ソフトウェア創造事業に採択されたことをご報告いたします。パックスの活動とは今のところまったく関係はありませんが、最先端科学技術と発展途上国の開発協力を融合させたいという考えを持っているため、今後、なんかしら絡められたらとも、思っています。
(たとえば、ネパールの山民族の村の環境モニタリングをする。そのためには厳しい自然環境に絶えられるコンピュータ・センサーシステムが必要になる。その基盤アーキテクチャー、システムソフトウェアを作るという視点で、大学での研究活動にも取り組むとか?かなり無理矢理な融合だけど(笑))
潜在意識と発想力
急にお題を挙げられ、じゃあ、良いアイデアを出してくださいと言われても、出てくるものは浅はかなものばかり。かといって、長い時間検討時間を与えられても、考えられる時間は十分に取れたとしても、出てくるアイデアは大したこと無かったりする。
(ネパール、カトマンズの風景。本文とは関係ありません。。。)
本当に良いアイデア・発想というものは、潜在意識下にそのお題を常に置いておき、決してそれについて真剣に考えるのではなく、ふとした環境変化・日常生活において、ピカっと閃くものなのかなぁと最近思うのです。重要なのはそのお題を潜在意識下にしっかり置いておくこと、そしてあらゆる環境に身を置いたり、いろんな刺激を受けたり、五感でそのお題に関係する/しないモノを感じていれば、いつか発火するのではないかと。あと重要なのは、そのピカっと思いついたものを、サッとメモをできるようにしておくこと。僕は最近は携帯のメモ機能を使うようにしてます。
設立から5年間の活動のまとめ
Pax IV Hyper設立から今度の3月で5周年になります。ということで、これまでの5年間の活動を箇条書きでまとめておきました。最近、Pax IV Hyperを知ったという方には参考になるのではないかと思っております。
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■2001年
3月 Pax IV Hyper設立
8月 ボーイスカウト日本連盟 ムート2001 国際センター運営
10月 第10回スカウティング研究集会発表
12月 第1回ソニーマーケティング学生ボランティアファンド助成獲得
■2002年
3月 ネパール果樹植林プロジェクト実施
7月 ボーイスカウト世界ユースフォーラム参加@ギリシャ
8,9月 第1回ネパール国際協力協同プロジェクト実施
12月 第2回ソニーマーケティング学生ボランティアファンド助成獲得
■2003年
1月 パックス村開発プロジェクト@新潟県松之山町開始
2月 独立行政法人環境再生保全機構海外派遣研修(マレーシア)参加
2月 高崎経済大学ローバーススクワイヤートレーニング運営
3月 ネパール・カンボジアプロジェクト実施
7月 国際協力ユースフォーラム2003運営
7月 英国ローバーネット調査派遣
10月 パックス村開発プロジェクト@新潟県柿崎町に移動
11月 第14回スカウティング研究集会発表
12月 第3回ソニーマーケティング学生ボランティアファンド助成獲得
12月 イオン環境財団助成金獲得
■2004年
2月 高崎経済大学ローバーススクワイヤートレーニング運営
2,3月 第2回ネパール国際協力協同プロジェクト実施
4月 パックス村開発プロジェクト@新潟県上越市に移動
9月 独立行政法人国際交流基金助成金獲得
10月 新潟県中越地震復興支援ボランティア実施
■2005年
6月 ボーイスカウト埼玉県連盟国際セミナーの運営・発表
6月 慶應義塾大学看護医療学部の授業にて講演
8月 ボーイスカウト世界ユースフォーラム参加@チュニジア
8月 ボーイスカウト日本連盟スカウトムート2005参加
8,9月 モンゴルプロジェクト実施
10月 Pax Workshop for Emerging Scoutingの運営・発表
11月 第15回スカウティング研究集会発表
12月 国際シンポジウム(LEAD関連)での発表
■2006
dreams come true…..
あけましておめでとうございます2006年
年あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします!
Pax IV Hyperは2001年3月に設立したので、今年で5周年を迎えることになります。設立当初は社会人1人、学生1人でしたが、最近では約30人の規模になりました。また、学生団体でありがちな、設立当時のメンバーが現役を去ると活動も縮小されると言ったことも無く、これまでネパールやモンゴルでの海外活動を中心に、国内においてもボーイスカウト日本連盟や新潟、または各地での講演・発表活動を活発に行ってこれました。
sunrise.jpg
(モンゴルのゴビ砂漠において地平線からの朝日)
パックスはボーイスカウトの有志が集まった団体としてスタートしましたが、今年は他のNGO等と同レベルの品質・安定性を目指したいと思います。その為には現在計画中の各活動において、より議論を深め、継続的に活動が可能なシステムを構築し、また安定的な資金の確保が必要になります。具体的には特に海外活動においては、自分達の専門分野を絞り、技術・知識レベルの向上を図る必要があります。また組織運営としても学生と社会人メンバーの協力的な関係を構築する必要があります。さらには団体としては、ボーイスカウト内だけでなく、さらに外に向けて活動をしたり、必要に応じてはNPO法人化も視野に入れて活動していきたいと思います。
最後にボーイスカウト活動創始者ベーデン・パウエルの言葉を引用しておきます。
「幸福を得る本当の道は、他の人に幸福を分け与えることにある。この世の中を、君が受け継いだ時より、少しでもよくするように努力し、あとの人に残すことができたなら、死ぬ時が来ても、とにかく自分は一生を無駄に過さず、最善をつくしたのだという満足感をもって、幸福に死ぬことができる。」
ということで、パックスな皆様、頑張りましょう!またその他の皆様にもご協力をよろしくおねがいいたします!
ボーイスカウトにおける海外派遣申請
今日のエントリーは、ボーイスカウトの制度の話です。関係者以外にはまったく面白くないと思いますので、ご了承ください。しかし、ボーイスカウト関係者特にローバースカウトにとっては、この数年間の継続的懸念事項なので、ここらでまとめておきたいと思ったのです。
規定上には、スカウトの海外渡航については”海外派遣”、”海外旅行”、”個人旅行”の3種類が用意されている。現実的・経験的には以下の二つの基準が重要になります。
・グループの派遣/プロジェクトとして承認されるか/否か
・個人として、国際紹介状を得るか/否か
(本文とは関係ありません。。。カンボジアの大地をバイクタクシーで疾走するIGX)
ここで、後者の国際紹介状については、その申請・承認等の手続きがすべて個人で行われるので、団→地区→県→日本連盟という従来からの一般的な手続きでやるので問題ありません。しかし前者のほうのグループとしての申請が大きな問題となっているのです。特にパックスの場合は県連盟をまたがったスカウト達が集まってきており、
・どの地区or県連盟に申請すべきか、毎回悩む
・申請書提出先によって、対応・手続きが異なってくる
・派遣アドバイザーやそのアドバイザーの所属県連の扱いはどうするか
・このあたりの手続き・ルールについて明文化されていない
等の様々な問題が毎年発生するのです。
パックスでは2006年2,3月頃にネパールを、2006年8,9月頃にモンゴル渡航を考えております。これらについて、派遣申請やら国際紹介状申請を今後出していくと思います。是非、みなさまのご協力をお願いできたらと思います。
僕らはスカウトとして海外で活動したいんです。
2006年海外プロジェクト計画
先週行われたパックス総会の議事録の代わりに、海外プロジェクトを中心とした2006年度の計画をお知らせいたしました。それぞれのプロジェクトにおいて、特にローバースカウト関係者のこれからの参加を募集しておりますので、ちょっと興味がある、ということでも結構ですので、興味がある方はご連絡を頂けると幸いです。
(ネパールプロジェクト2002より)
■ネパールプロジェクト(復活)
2004年3月に最後に訪問して以来、現地の治安の問題により延期になっていたネパールでの自然保護・環境衛生に関するプロジェクトを復活させる予定です。プロジェクトの実施は2006年2月を予定しております。今回についてはボーイスカウト日本連盟で言うところの「派遣」ではなく、「旅行」という位置づけで行い、現地では、視察や議論を中心に行う予定です。
■モンゴルプロジェクト(継続)
今年のモンゴルプロジェクトについて、現在評価・反省中ではありますが、2006年9月にまた実施する予定です。ちなみに今年度のプロジェクトについてはそろそろ報告書が出来上がりつつあり、12月or1月には関係者を対象とした報告会を開催する予定です。
■スイス・イギリスプロジェクト(?)
世界スカウト連盟の本部があるスイスや、ボーイスカウト発祥の地としてのイギリスを訪問国とした”何か”を考え中です。詳細未定、メンバー未定、実施時期未定。夢は広がりますが(笑)。
報告:Wedding Party Produced by Boy Scouts
先日、ご案内したN君の結婚式2次会について、昨日無事終わりました!今頃、新郎・新婦はモルジブへ行っております。2次会については当初はいろいろと考えていましたが、さすがに幹事の僕を含め、司会や余興をお願いしているボーイスカウトの仲間もみんな社会人で、事前準備にあまり時間をかけられませんでした。けど、当日のアドリブも含め、良い2次会になったのかなぁと思います。
以下が当日の役割分担と、それぞれボーイスカウトでの海外派遣参加歴。
幹事:僕(特別海外派遣(カナダ)、バングラ、ネパール、モンゴル)とEさん(バングラ)
司会:I君(バングラ、ネパール、ギリシャ、モンゴル)とY君(バングラ、韓国)
音響:O君(特別海外派遣(ブラジル)、ネパール)
映像:K君(バングラ、モンゴル)
受付:I君(バングラ、フィリピン、モンゴル)とO君(バングラ、ネパール、ギリシャ)
写真:I君(バングラ、ネパール)
スピーチ:Dさん(日本連盟国際コミッショナー)
ボーイスカウト日本連盟の国際系は、ほぼずべて抑えています。。。これも新郎の人望・人徳のお陰でしょう。ひさしぶりにみんなとあえて、話ができて楽しい一時でした。準備が多少足りなくても、その場で対応できる対応力は、Be preparedを実践している証拠でしょうか。N君とお嫁さん、末永くお幸せに!
Think Globally, Act Locally. and Act Globally!
Think Globally, Act LocallyとはNPOの世界に限らず、よく言われますよね。地球規模で物事を考え、自分のできる範囲、自分の地域で実行する。振り返ってみると、Pax IV Hyperのネパールプロジェクトを始めるにあたり、そういう考え方をしてたような気がします。当時バングラデシュでのプロジェクトを一通り経験し、じゃあボーイスカウト日本連盟から離れて自分達で何かをしたいと考えたときに世界地図を眺めました。そして、バングラデシュで毎年大規模に発生する洪水などの水害はどうすれば解決できるか。その答えの一つとして川の上流=ネパール付近に木を植え、山の保水能力を高めるということがあると思い、ネパールを選んだのです(もちろん、ネパールにした理由は他にもあります。)
で、これ、Act Locallyで留まっててはもったいない、と思うわけです。そこのLocalの活動で得た知見・経験をGlobalに適用できないのか、というのが本日の問題意識です。なんかしらの活動をしたわけなので、似たような方法や内容で、他の国でもそれをできるのではないか。もしくは、似たような活動を世界に広めるためにルール作り、啓蒙活動をできるのではないか。そんな次の一歩であるAct Globallyのためにも、今週末、以前ご案内した「Pax Workshop for Emerging Scouting」を開きます。大変ありがたいことに、今回はボーイスカウト関連の偉いポジションについている方が出席してくださるのです。ということで、僕らの経験をその偉い方に伝えて、偉い方がトップダウンから動き、僕らは僕らでアドバイスを貰い、再びボトムアップから動いていく。
また、Act Globallyのためには、やはりGlobalが見えるポジションにいないと駄目だと思うのです。地域だけで活動していると、地域のことしか見えず、地域のことしか考えられなくなり、部分最適解に陥ってしまうのではないか。そういう意味では、我々のグループ、活動が常に見晴らしの良いところ(Vantage Point)にいることも重要になるわけです。ということで、ワークショップの直後には半年ぶりにPax IV Hyper総会を開きます。
you make the difference.