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モンゴルプロジェクト:バガノール地区訪問

3日目は首都ウランバートルから離れ、120キロほど車で行った所にあるバガノール地区のスカウト委員会を訪問しました。この地区ではデンマーク、韓国のスカウトと協力して植樹を行っており、今回は東アジア環境恊働行動よこはまの方の紹介で訪問が実現しました。

バガノール地区は一地区でありながら、海外からも参加スカウトがくるような大きなキャンポリーを開催するなど、とても活発に活動している地区でした。小学校の教室の一つがスカウトが使える場所になっており、スカウト活動も小学校のクラブ活動(?)の一つとして行われているようでした。

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(スカウト委員会の方々にモンゴルプロジェクトの活動紹介)

農業プログラムという事で日本で準備してきましたが、現地で行っている事との関連も考えて、植樹の意義についての紙芝居を子供たちに向けて行いました。植樹を行うとどうなるか、なぜ植樹を行うのかなど、水、土壌、木の関わり方などから内容を考えました。通訳はウランバートルから一緒に来てくれたモンゴルスカウトにお願いしました。

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(紙芝居。絵がうまいですよね。)
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(バガノール地区のスカウト達。たくさんのスカウトが来てくれました。)

その後は日本からお土産に持ってきたスプラウトの栽培セットをスカウトに渡しました。スプラウトは自分たちで育て、成長を実感できるので植樹を行っているスカウト達にはちょうど良い勉強になるのではないかという事で持ち込みました。先に紹介した東アジア環境恊働行動よこはまの方々も、一度バガノールに紹介しようと試みたそうです。値段も日本ではそんなに高いものではないので、モンゴルに紹介できれば面白いかなと思います。

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(種を入れ、水をあげる所まで一緒にやり、紙芝居で育て方、食べ方を紹介しました。)

日本から剣玉、コマ、だるま落しなどの伝統的な遊び道具を持って行き、一緒にスカウトと遊び交流や文化紹介を行いました。剣玉は人気が高く、うまく出来るスカウトもいました。言語が違う分、遊びを通して交流する事は、外国スカウト、特に子供達の場合では非常に重要な事だと実感しました。

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(だるま落としはなかなかコツがつかめないらしく、難しそうでした。)

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(スカウト達と。最後に子供達から手作りのお土産と、ネッチを頂きました。)

この地区では先に述べたように植樹活動を行っており、東アジア環境恊働行動よこはまの方が紹介したポット苗木という方法で苗木を育てています。ペットボトルで苗を育てるという、簡単な方法でスカウト達が苗木生産に取り組んでいました。また、近くの学校に使われなくなったグリーンハウスがあり、これからそのグリーンハウスを補修して苗木栽培に使うそうです。

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(ビニールハウスを見学。今はトマトが植わっていました。)

植樹地は市街地から少し離れた所にあり、帯状に植樹がなされていました。バガノール地区は石炭が産出され、それによる大気汚染が発生しているそうです。そのため、炭坑と市街地の間に木でベルトを作り、大気汚染を防ごうと考えたようです。既に13キロほど植樹がなされ、水を与える為に行政も支援してくれているそうです。活着率(植えた木が、成長する割合)は結構高く、見た目でも育ってる木の方が多かったです。

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(植樹地のようす。このような若木が、長い距離にわたって植わっている。)

この訪問で気付いたのは、若いスカウト委員会の方々が大きな力を発揮しているという事です。一地区でありながら、自分たちの町の為に行動し、子供達も巻き込んだ活動にしている所が本当に凄い事だなと思いました。海外のスカウトや行政、NGOも巻き込んだ事業にし、それを若い人が統括している。日本のスカウト業界ではなかなか無い事でしょう。それだけでなく植樹がうまく行くように様々な方法にもチャレンジし、自立、発展、地元事業化が行われているという点も特筆すべきでしょう。日本のスカウトも、スカウト関係だけでなく様々な他団体と関わる時期に来ているのではないでしょうか?

今回の訪問で初めてウランバートル以外のスカウトと関わりましたが、地方でも非常に活発に活動しているモンゴルスカウトの現状を見る事が出来ました。私たちがプロジェクトを行うだけでなく、モンゴルのスカウトのプロジェクトに参加させて頂くという、なかなか面白い構図も来年以降に向けて検討するのもいいのではないかと思いました。


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