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グループワーク

昔から、複数人で物事に取り組むのが好きだった。それはボーイスカウトの集団行動の経験が大きく影響しているのだろう。大学の研究室においても一人で研究を進めるよりかは、みんなで役割分担したり、議論しながらプロジェクトとして進めるのが好きだった。単純に自分個人としての能力が低く、他人に頼って生きてきたのかもしれないが。例えば人間が3人集まった時、1+1+1=3で3人分の力を出すのがクループワークか?

[足し算ではなく掛け算説] グループワークには足し算のように単純でないところに面白みがあるのかもしれない。掛け算的に1.5*1.5*1.5=3.375のように、みんなが自分の力+αでがんばれば、単純な足し算結果の3より大きな結果が出てくる。しかし逆にみんなが他のメンバーに頼って少しずつ楽をしようとすると、0.7*0.7*0.7=0.343のように1人分の力以下に成り下がってしまう。こんな掛け算的要素がグループワークには存在する気がする。

[腐ったみかん箱説] どんなに新鮮なみかんが揃った箱でも、そこにただ一つの腐ったみかんが入れられた瞬間、その他のみかんまで腐り始める。腐敗が伝染する。これは学生時代に研究室の先輩が厳しめに話をしていた。1人で行動しているときは腐ったとしても自分だけ、組織で行動をしているときは1人でも腐ったら、全員が腐ると思って行動しろ、との意だったのであろう。

最近では、グループワークの強力な武器としてメーリングリストがある。特に地理的に離れたメンバー間で行う場合は、直接合う機会が少ない分、チームビルディングの主要な手段になる。さすがに腐ったみかん説は厳しすぎるとは思うが、やり方によってはマイナスにもプラスにも大きく変化する。マネージメント、組織、役割分担、リーダーシップ、って奥が深いですね。そーいえば、ネパールのローバースカウトも真剣にグループダイナミクスについて議論していたなぁ。


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