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本の紹介:「葉隠入門」

最近は本屋に行くことが多く、読書量も増えてきました。自分が身体を動かさなくても他人の経験を学べる、誰と話をしなくても他人の意見を聞ける。

さて、今日ご紹介するのは、葉隠入門(三島由紀夫)という本です。

「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」という一句でも有名な「葉隠」の入門・解説書です。 (ちゃんとした解説amazon.co.jpより:『葉隠』は、佐賀鍋島藩に仕えた山本常朝が、武士道における覚悟を説いた修養の書である。太平洋戦争時に戦意高揚のために利用され、それゆえ戦後は危険思想とみなされることもあったが、その世間知あふれる処世訓は、すぐれた人生論として時代を越えて読み継がれている。)本来は原著の方を読むべきなのかもしれませんが、古典的な文章で僕には解読不能なので、こちらを読みました。そんな中から2つほど。

準備と決断:
武士にとって、常日頃の準備が、とっさのときの決断の早さに繋がるということ、を述べています。ボーイスカウトのBe preparedと一緒の考え方ですね。

子供の教育
アメリカ的教育:子供の頃から大人の会話に意見・発言することを要求する。
イギリス的教育:子供の頃は、大人の会話には入れさせない
という対比をしてみたり、「葉隠」の教育方法として
 ・子供に対して自然への恐怖の教育
 ・子供は子供の世界においてのびのびと育たせる
 ・現代の父親の弱体化
等を挙げています。

“Scouting For Boys”にも書いてありましたが、やはり武士道を学ぶことは、スカウティングを学ぶことに近いんですね。手法・考え方がほとんど同じなんですな。


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