ボーイスカウトは教育団体である。つまりボーイスカウトの指導者は教育者である。ということで、ボーイスカウトに限らず、僕がお世話になってきた素敵な教育者たちについて書いてみよう。
中学校の時の校長先生。学校の放送で、「3年3組青木君、3年6組北村君、至急校長室まで来てください」と呼び出されたこともあります。で、教室で「おい、何をやらかしたんだよー?」と友人達に言われながら校長室に行くと、「えっと、春キャンプのことなんだけどさ。。。」とボーイスカウトの春のキャンプの話が校長先生からされます。そうなんです、僕のボーイスカウトの指導者=僕の中学校の校長先生だったのです。教え子の成長のためには、公立中学校の施設さえ自由に使っちゃう大きな男。
バングラデシュのボーイスカウトの指導者セリムさん。首都ダッカの空港に着いた日本のボーイスカウトを迎えに来てくれてた彼は、何故か空港の待合い室とかではなくて、入国審査のゲートを越えてこっちまで入ってきたのです。で、いきなり、「チョロジャーイ!(さあ、行こうという意味。ベンガル語。)」と言いながら、僕らのパスポートを誰かに渡して、僕ら全員を審査をすることなく、ゲートの外に。。。審査はどこか別のところでパスポートだけでやっていたようです。国境を越えた友情、1年ぶりの再会の為に、入国の制度すらパスする大きな男。
大学時代の恩師。世間的にも有名な方で、政府のお仕事もたくさん引き受けていらっしゃいます。にも関わらず、自分の学生を最優先に考えてくださっていて、学生と過ごす時間をとても大切にしてくださいます。イギリスのケンブリッジ大学に連れて行ってもらったり、ドイツではおいしいビールをご馳走になったり、オーストリアでは学会のついでにザッハトルテをご馳走になったり。学生のためには、政府の仕事すら断り、地位とかを気にしない大きな男。
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(長い旅の途上を奄美大島の砂浜で読んだ。真の教育者になるまでの長い旅の途上な僕。)
僕がお世話になってきた素敵な教育者の皆様に共通するのは、物事の本質・本筋の指導はしっかりし、細かいことには口を出さず、教え子のためには自己犠牲・制度違反すらを犯す、でっかいハートの持ち主。教育者たるもの、ビックでないとね!!