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進捗報告2:モンゴルプロジェクト2006(草原と文化の保全、どちらが大事か?)

モンゴルプロジェクトの進捗報告について、約1ヶ月ぶりになってしまいました。その間も週に1回のミーティングを通じて、準備は着々と進んでおります。そんな準備期間中に出てきている未解決な問題について、皆様とも情報を共有し、考えていけたらと思い、投稿しております。

問題の要旨:
最近、モンゴルの草原が減ってきている。原因の一つに大規模な放牧(家畜が草を食べる)がある。家畜を減らせば、草原を守ることはできるかもしれない。その場合は家畜に変わる食料の確保、収入源の確保が必要となる。農業は一つの解決策になりうる。しかし、もともと遊牧民であるモンゴルの人に、定住型の農業を提案するのは文化・文明の押しつけになるのではないか。しかし、放牧をこのペースでほおっておいたら、草原が減り地球環境にも影響してくるし、将来的には草がなくなると放牧すら出来なくなくなる。と、かなりいろいろな要素が絡み合った問題です。

mongolia-livestock.jpg

地球を守るか、文化を守るか、人間を守るか。すべてを守りたいけど、どれかを重視すると、どれかに悪影響が発生しうるという難しい局面を迎えています。

個人的には現地の土着の文明・文化というのをどれだけ保存すべきかというのは一つの議論すべき事項だと思っています。グローバリゼーションや情報化というのは、地球の隅々まで、良くも悪くも影響を与えてしまっている。そのときに情報化(電化等)を進めるべきなのか、それとも電気のない火での生活(文明・文化)を守り続けるべきか。

難しいですね。


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