パックスの榊原さんに最強集団ホットグループ奇跡の法則—成果を挙げる「燃えるやつら」の育て方という本を借りて読んでました。この本の概要は以下の通り。
義務感や帰属意識ではなく、ミッションや仕事で結びついた自主的な組織内集団が「ホットグループ」だ。現在、企業などの組織は、組織の中に無数のホットグループを必要としている。スピードと革新の時代には、旧来の指揮命令型組織ではなく、ホットグループのような適応力と創造性にあふれる集団が求められるからだ。本書はその特性を解説し、ホットグループを育て、活躍させるための方策を示す。
ホットグループは計画的に作られるものではなく、環境が整った時に自ら芽吹くという。ホットグループは、ルール優先の沈滞した空気では育たない。自由な環境で、組織が本当に変化する必要がある危機の時に成長する。ホットグループを育てたい場合、親となる組織はむしろ具体的な行動は取らない方が賢明で、古いルールや制約を解除すればよいと説く。
ホットグループはミッション一辺倒の集団で、政治力に欠けるため、親組織の中で生き延びるにはリーダーの役割が重要になる。自ら手足を使う「指揮者型」、人材、予算、政治力で支援する「パトロン型」、頑なにミッションに取り組み、前進させる「炎の番人型」と3種類のリーダーを示し、それぞれのリーダーがいかにグループを主導すべきか、具体的な心得を述べる。
ボーイスカウト日本連盟という親組織の中でのPax IV Hyperという関係図を想像しながら、この本を読むと参考になります。是非、親組織に属している方には読んでいただきたい本です。