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作者アーカイブ: Pax IV Hyper
速報:ネパール準備派遣(2006年3月)
さきほど、ネパール準備派遣中の加藤君から報告がありました。以下、要点だけ、ご報告いたします。
・全員無事に、ネパールを出国し、現在はタイのバンコクに滞在中。
・ネパール滞在中にも大きな問題は無かった。
・カカニトレーニングセンターに変化があった。
・前回のネパール側プロジェクトメンバーのほぼ全員と再会できた。
・さらに最近活躍している若い世代にも会えた。
・6000m級の山の名前がmt.ベーデンパウエルになる?
・水質調査を継続的にやっていてくれてた。
・日本連盟とパックスの関係が問題(ネパール側が気にしている)。
取り急ぎ、以上です。皆様にはご心配、ご協力を頂き、ありがとうございました。
ま、帰宅するまでが遠足(笑)ですから、これからも帰国まで気をつけてもらいたいと思います。
報告:【Pax IV Hyper General Meeting#3, 2006】
「Pax IV Hyper 2006年第3回総会」が以下のように開かれました。
■日時:2006年12月10日(日)12:55-18:00
■場所:早稲田大学学生会館
■参加者:青木・井村・大木・加藤・陰山・佐藤・嶋崎・花岡・林・藤木・古橋・村松・山中・山本・横澤・和田(敬省略・順不同)
■早稲田大学ローバース モンゴルプロジェクトについて
⇒報告会:2006年12月16日(土)14:00〜@早稲田大学学生会館
⇒プログラム数の増減・充実度についての議論あり。報告会にて再度議論。
■Pax IV Hyper ネパールプロジェクトについて
⇒2007年2月14日-3月1日に実施予定。参加予定者数は6人。
■ボーイスカウト日本連盟 若い成人のためのミニ集会について
⇒6テーマについて、年内に提案書作成。各テーマA4・1枚。
■Pax Circus デジタルコンテンツ制作プロジェクトについて
⇒ネパールプロジェクトの日程にあわせて実施予定。参加予定者数は2人。
2007年パックス新年会は1月の6,7,8日の3連休に、新潟において実施予定。参加者募集中。
ボーイスカウトアメリカ連盟幹部との対話
本日、来日していたボーイスカウトアメリカ連盟の幹部の方とお話しする機会がありました。ボーイスカウトアメリカ連盟といえば、世界でもっともスカウト活動が成功している連盟であり、加盟員の数も活動の質も高いと言われています。以下、公開できる範囲での簡単なメモ。
・ アメリカ連盟はその事務局を昔あったニュージャージー州からテキサス州に移した。これは事務局の賃料や従業員の家賃料を考慮しての移動であった。テキサス州に移動したことによって、周辺の家賃が安くなり、若い人も事務局に就職しやすくなった。事務局としてもその賃料や周辺環境(事務局の近くにキャンプ場やスカウト博物館もある)が格段によくなったらしい。
・ この30年間以上、アメリカにおいて世界ジャンボリーが開催されない理由は、アメリカ政府が他国に対して、ビザの発給を厳しく制限しているから。たとえ世界ジャンボリーを開いたとしても、世界中からスカウトを集められない可能性があるからである。
・ アメリカ連盟は、4年に1回開いているナショナルジャンボリーを毎回同じキャンプ場で開いている。その理由は、キャンプ場を固定することにより、施設の整備・向上が図れるということである。毎年ジャンボリーだけのためにインフラを整備するのは金の無駄だから。また、毎回のジャンボリーは黒字になり、その黒字になった分のお金をキャンプ場の整備・投資に回している。
・ アメリカ連盟においてもローバー年代はおり、グァテマラやロシアのシベリア地方で活動をしているらしい。
・ アメリカ連盟は2ヶ月前にネパール連盟にバスを購入してあげたらしい。2007年の2月にパックスもネパールに行くので、確認できるかな。
とても参考になりました。アメリカの合理主義を、スカウト活動でも感じれた対話でした。
ゲバラメモ第2弾
第1弾に引き続き、エルネスト・チェ・ゲバラの引用。
「女を好きにならないくらいなら男をやめる。
だが女を好きになったからといって自分の任務や夫婦の義務を一つでも怠るようなら、革命家をやめる。」
「他国で戦いに行くために快適な生活を捨てる覚悟のある者だけが革命家の名に値する。」
皆さんは、やる気がない時や疲れた時にはどうしますか?僕は、名言集を見たりします。ゲバラには良くお世話になってます。最近はシェイクスピアの名言・劇の中での台詞にも興味を持ち始めていますが、僕のキャラにはまだ合わないようです(笑)。
ネパール取材・収集コンテンツ案
2007年2月のPax IV Hyperネパールプロジェクトに付随して予定している「ネパール王国の自然環境を題材とした環境教育デジタルコンテンツの作成」について、取材・収集コンテンツ案を列挙してみました。選択基準は、現在のインターネットに存在しない情報・知識であるかどうか、知識・知恵的価値があるかどうか。
(ネパールはカトマンズのタメル地区)
■動画像
・街の人間・自動車等の動き
・動物の動き
・雲・森の動き(静止画の定点観測のほうがいいかも)
■360度画像 with 音声(Quicktime VR)
・自然の風景(特に山脈・山間部・河川部)
・街の風景(寺院・道路・ゴミ処理場)
・ボーイスカウトの活動風景(会議室・河川・森林・観光地)
■静止画像
・自然の風景(特に山脈・山間部・河川部)
・街の風景(寺院・道路・ゴミ処理場)
・ボーイスカウトの活動風景(会議室・河川・森林・観光地)
■取材内容
・自然、文化、宗教、思想について
・活動、教育について
・現地特有の知識・知恵について(重要)
いま、インターネット上に存在しない情報を、今回の渡航でインターネット上に持ってきたい。また、情報の見せ方も臨場感・解像感を重視し、文字ばかりではなく五感に訴えるように工夫したい。次回は、取材してきたコンテンツをどう加工するか、どうWEBで公開するかを検討してみます。
モンゴルプロジェクト2006:報告会のお知らせ
早稲田ローバースのページからのコピーです。
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さて、本年9月に実施しましたモンゴルプロジェクト2006の報告会を実施しますのでお知らせいたします。
日時:2006年12月16日(土)14:00〜
場所:早稲田大学学生会館 W406会議室
内容:プロジェクトの経緯、プログラム報告、質疑応答、その他
質疑応答を含めて2時間程度を予定しております。どんな事をしていたのか知りたい、プロジェクトに興味がある、モンゴルに行ってみたい等、興味のある方には是非来ていただきたいと思っております。準備中、派遣後にもプロジェクトに対するご意見を様々な方から頂きましたが、報告会の場で直接伺いたいとも思っております。モンゴルで私達がしてきた経験、感動を皆様と共有し、これからのローバースカウト活動の活性化にもつなげて行きたいと考えています。
参加していただける方は、mongolia@rovernet.jp にご一報くださいますようお願い致します。多くの方々のご参加を心よりお待ちしております。
批判の仕方
11月22,23日に大学の研究展示会があり、私の所属する研究室も丸ビル1階に展示をしていたため、二日間(実際には最終日には有楽町に泊まったので三日間)丸ビルに通っておりました。その中で、竹中平蔵前総務大臣の話を聞くことが出来たので、簡単にまとめておきます。
竹中さんが大臣だった時代に、マスコミや周囲にいろんな批判を受けたそうなのですが、その批判は大きく3つに分けられたということです。
1、コントラリアン的批判: 白といえば黒にすべきといい、黒といえば白にすべきというなど、とにかく逆のほうがいいと批判する人たち
2、永遠に真理的批判: もっと慎重に、もっと安全に、もっとスピーディにといったふうに、ある意味当たり前のことを言っている人たち
3、レッテル的批判: 大臣はこーゆー思想だからとか、こーゆー宗教はこうだからと、初めからレッテルを貼ってしまって批判する人たち
パックスも批判されることがたまにありますが、わりと3が多い気がする。。。批判じゃなくて、改善案・代替案がほしいですよね。
ネパールプロジェクトの近況 その6
最近、ブログへの投稿が出来なかったのですが、また書き始めようかと思います。最近まで、少しプロジェクトは忙しい時期でした。進行状況の報告をしようかと思っています。
■ 計画書の完成
ネパールプロジェクトの計画書が完成しました。現在は助成金の申請をしながら実施要項(現地で実施する活動などの詳細を載せた書類)を作成しながら各プログラムを煮詰めている状況です。各プログラムチーム同士でミーティングを実施しています。
計画書のダウンロードはこちらから→Download file
■ 各プログラムに煮詰め方
僕はプログラムの1つである。Mottainaiプログラム(河川でのゴミ問題に対する取り組み)のチームのメンバーなのですが、計画書ベースの内容をもう一度見直すという作業をしていました。本当に現地のニーズにあっているのか。再考すると結構、欠点が見つかってきます。夏のテンション高い時期にバババと作っていたからでしょうか(笑)。今は、チームメンバーの僕ともう一人が隣接する町に住んでいたおかげで深夜に町境のファミレスで閉店まで話をしています。まだまだ完成には程遠いのですが、煮詰まってくれば良い感じになっていくのではないかと期待をしています。
■ リスクマネージメントについて
ネパール王国に近況はニュースを通して、またはカウンターパートであるネパールスカウトとメッセンジャーをする事で知る事ができます。今年の春にネパールの国王が主権を国民に返してからネパールの主要な政党と毛派がこれからの政治に関して話をずっとしていきました。両者の和平に対する話合いがやっと形に成り始めてきました。治安は良くなっていくのではないかと思っています。しかし、リスクに備えるにこした事はないし他にもクルーの活動の姿勢という事にも考えていく必要があるんじゃないかなと思っています。
■ 今後の予定
12月の初旬位までに、プログラムについて煮詰めていき、活動のリハーサルなどをしながら調整していきたいと思っています。プログラムが煮詰まってきたらそれぞれのプログラムについて紹介していきたいと思っています。
(ネパール都市部における放棄されたゴミ)
最後に写真をのっけようかと思いました。上の写真はネパールの都市部のゴミです。ネパールスカウトが河川部のゴミ問題に対して取り組みたいと言っていた事がわかる様な気がします。僕たちは技術は何もないけれども、ゴミ問題に対して日本で行っている活動を伝える事などして良いプログラムが出来たらいいなと思っています。
論文(報告書)・発表・企画書(助成金申請書)の書き方
研究者は論文を書いたり、発表をしたり、または研究資金を獲得するために研究計画書を書いたりします。その論文・発表・計画書は、できれば良質なものであってほしい。ということで、How to write a good research paper and give a good research talkというサイトをご紹介いたします。英語のサイトで、しかも本来はコンピュータサイエンティスト向けのようですが、論文やら発表やら企画書は、国際協力活動や環境保全活動等でも必要な技術ですし、上記のサイトは特にコンピュータサイエンスに特化した内容ではありませんので、参考に出来ると思います。英語を読むのが面倒な方むけに、いくつか抜粋を。
■論文(報告書)の書き方
・通常は、アイデア⇒研究活動⇒論文執筆の順番だが、アイデア⇒論文執筆⇒研究活動、のほうが良い。
・どんなに良いアイデアでも、自分の中だけに留めておくだけでは無意味。書くべし、喋るべし。
・読者は加工された工芸品が欲しいのではなく、再利用可能な知恵・知識が欲しい。
・書いたら、いろんな人に見て・読んでもらおう。賞賛より批判・問題点の指摘を歓迎しよう。
・箇条書き、段落構成、図、グラフ、写真等を有効活用しよう。
・受動態ではなく、能動態で書こう。
■発表(プレゼンテーション)の仕方
・あなたの論文がハンバーガーだとしたら、発表はハンバーガーの宣伝である。
・発表はあなたの頭のよさを判らせるものではなく、論文のすべてを伝えるものでもない。直感的にあなたのアイデアを理解させたり、論文を読む動機付けをしたり、聴衆を興奮させたり刺激させるものである。
・なによりも、聴衆が寝ないようにすべし!
・発表の2割は動機を、8割はアイデアを述べるべし。それ以外はいらない。
・発表の場で謝るな、言い訳をするな!
・発表の際は、自分自身が熱狂的になれ。自分自身が熱狂的にならずに、どうして他人を熱狂的(興味を持たすことが)できるか。
・質問は歓迎する。質問こそ、あなたと聴衆をつなぐ最良の方法だ。特に発表中の質問も歓迎したい。
・制限時間は必ず守れ。制限時間を越えると聴衆はそわそわしたり、聞くのを止める。それ以上、発表する意味がなくなる。
■企画書(申請書)の書き方
・研究資金(助成金)は非常に重要だ。そのプロジェクトの実施にすら関わる。
・申請が通るか通らないかは、ほとんど運みたいなものだ。あなたの企画書はざっとしか見られない場合が多い。そのざっと見られる瞬間に、その読者を確信させろ。
・あなたのアイデアと、なぜあなたがそのアイデアを実行するに値する人間かを述べる。
・アイデアを語ると同時に、具体的な手法・方法・技術・過去の実績を述べよ。大体の企画書は抽象的なアイデアだけで、裏づけが足りない場合が多い。
・あなたの専門分野や、専門分野での位置づけ・格付けを述べよ。
・理想的な企画書。
1、明確な大きな問題点
2、具体的かつ重要な問題点
3、あなたの前途有望なアイデア
4、あなたの世界レベルのチーム・メンバー
5、期待される成果
6、具体的な計画
7、だから、お金をちょーだいな!
・必ず1ページの概要を添付すべし。ほとんどの審査委員は概要しか読まない・読めない。
・助成機関の動機・問題意識を理解しろ。場合によってはメールではなく、電話や訪問でコミュニケーションを取れ。
・提出前に、いろんな人の企画書・申請書を読んでもらったり、自分も他人のを読むべし。