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作者アーカイブ: Pax IV Hyper
あなたはどれだけ金持ちか・貧しいか?
あなたの年収(日本円でも可)を入力するだけで、世界で何番目に金持ちかを判定してくれるGlobal Rich Listというサイトがあります。年収550万円以上だとトップ1%に入るようです。世界では貧困問題が大きな課題になっていますが、今一度、自分の位置づけを確認し、行動してみてはいかがでしょうか?
最近は文字ばかりだったので、ミャンマーのバガン遺跡(世界三大仏教遺跡の一つ)の夕日の写真を。お金だけが基準ではないことが、このような景色を見ていると、思い出されます。
【Pax IV Hyper General Meeting#3, 2006】
以下の内容で、Pax IV Hyper総会を行います。
メンバー以外で参加希望者がいらしましたら、ご連絡頂けると幸いです。
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「Pax IV Hyper 2006年第3回総会」
日時:2006年12月10日(日)12:55-17:40
場所:早稲田大学学生会館
参加:約15名
内容:
・早稲田大学ローバース モンゴルプロジェクトについて
・Pax IV Hyper ネパールプロジェクトについて
・ボーイスカウト日本連盟 若い成人のためのミニ集会について
・Pax Circus デジタルコンテンツ制作プロジェクトについて
・その他
Quicktime VRに関する考察(個人的メモ)
「ネパール王国の自然環境を題材とした環境教育デジタルコンテンツの作成」の実施における、使用予定の各種技術や参考研究等についてのメモです。
今回使用予定のQuicktime VRでは、360度画像の作成が可能となるが、360度画像といっても風景(全周囲)画像と個体(物体回転)画像の2種類が考えられる。もちろん、この2種類を組み合わせて利用するのも良い。
Quicktime VRを通常の静止画像や動画像と比較する。撮影や編集に若干の手間はかかるが、静止画像と比較して、立体物の全体像を対話的に鑑賞可能であるところが、メリット。また、動画画像より高解像度・高画質であるのもメリット。
技術開発・コンテンツ制作の方向性としては、国連大学のAyuquila River e-Case Studyを目標・参考としたい。珍しい技術を用いたコンテンツ制作だけでなく、総合的な知識・情報を含んだ、環境教育・自然保護コンテンツの製作。また、環境教育だけでなく、文化資源の保護・希少文明のアーカイブ化等にも貢献できるかもしれない(文部科学省報告書:文化資源の公開と利用 −人工現実感−)。
ビジネスモデル・ソーシャルモデル等についても今後検討・議論していきたい。
ノーベル平和賞受賞者はボーイスカウト出身
昨日、バングラデシュの友人と話しをしていて得た情報。今年度のノーベル平和賞受賞者であるムハマド・ユヌス氏は、少年・青年の頃には、バングラデシュのボーイスカウトに参加しており、現地の最高位である「プレジデント・スカウト」までなっていたそうです。最近では、ボーイスカウトとの直接的な関係はないようですが、講演やスピーチでは、ボーイスカウトで多くのことを学んだというような発言をされることもあるようです。ちょっと、ノーベル賞にも親近感が(笑)。
日産科学振興財団からの助成決定!
このたび日産科学振興財団の平成18年度「理科/環境教育助成」から助成を頂ける事が決まりました!この申請はパックスの加藤・青木の二人で申請を出していたもので、ネパールプロジェクト自身への助成ではなく、ネパールプロジェクトの活動を撮影・編集・利用することにより、環境教育コンテンツを作成し、実際に日本国内で環境教育ワークショップをやるという内容です。以下、申請書からの抜粋で概要を載せておきます。
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■「ネパール王国の自然環境を題材とした環境教育デジタルコンテンツの作成」
本提案では、開発途上国の自然環境問題を題材とし、インターネット上に環境教育用マルチメディアコンテンツの構築とそれを利用したワークショップの開催を目的とする。題材としては提案者が取り組んでいるネパールにおける自然環境保全プロジェクトを用いる。このプロジェクトは2002 年から始まり、今までに延べ47 人が、現地で環境調査や子供たちや農民に対する日常生活が及ぼす自然環境への影響をテーマにしたワークショップを実施し続け次回が7 回目となる。そこで撮影された全方位静止画像・動画像等をインタラクティビティを持ったデジタル地図に配置し、従来の静的なE-learning コンテンツとは異なる、動的かつ高次元なマルチメディアコンテンツを提供すると同時に、日本国内でこれらを用いたワークショップにより、日本にいながらにしてネパールや地球全体の時空間的な広がりを青少年に体感させ、知識や技術だけでなく感性の教育にも繋げたいと考えている。
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今後、横澤君がクルーリーダーとして準備中のネパールプロジェクトと、加藤君のネパールデジタルコンテンツ構築プロジェクトの二つが並行して、協力し合って動いていくことになります。我々としても新たな取り組みになりますので、今後が楽しみです。また、初めての試みですので、アドバイス・コメント等も皆様から頂けたらと思ってます。今後ともご協力をよろしくお願いいたします。
先進国の祭りには神が欠けてきた?
先進国の祭りには神が欠けてきた?
先日の京都訪問時に鞍馬の火祭りという、大きなたいまつ(直径1mぐらい)を燃やして神社に持っていくお祭りを見学しました。そのたいまつの担ぎ手が笑顔だったのですが、それがずっと心の中にありました。隣で見学していた同行者は、「笑顔のほうが楽しそうで、親しみも持てていい」と言ってましたが、僕は「お祭りでは(特にその担い手は)笑顔を見せるべきではない」と主張したのです。けど、その笑顔を見せるべきではない理由が、その時ははっきりと言えなかったのです。
鞍馬の火祭り。(ぼけぼけですみません。どなたか、コンパクトデジカメで夜中に動いている物体を綺麗に撮影する方法を教えてください。)
最近、結論が出ました。国語辞典で調べると、「祭とは、神霊などを祀る儀式。祭礼、祭祀(さいし)とも呼ばれる。あるいは、本来の祭から派生した、催事(催し、イベント)、フェスティバルのこと。」となっており、僕が重視してたのはこの前者のほうで、神や信仰に関することにあまり笑顔は相応しくないのではと思ったのでしょう。最近の国内のお祭では、屋台の充実や仮装行列といったフェスティバル的な側面ばかりが強調され、本来の目的である「神霊などを祀る儀式」部分が薄まってしまったのが残念なんですね。おそらくネパール(ヒンズー教やチベット仏教)やバングラデシュ(イスラム教)といった国では、またお祭事情は異なると思いますが。
パックス・サーカス引越し部
パックス・サーカス引越し部
昨日、市河氏の引越しの手伝いをしてきました。パックスの社会人メンバーを中心に声をかけたら、合計8人も集まりました。短時間のお手伝いだったためにあまり多くの仕事は出来ませんでしたが、いざというときのみんなの機動力には驚きました(3連休の初日にみんなが集まれる時点で、みんな暇人(笑)?)
倉庫を掃除・整頓する様子
緑がきれい
ライトアップされた紅葉がきれいなのはみんな賛成してくれると思うし、実際に人気が高いと思います。けど、ライトアップされた緑もきれいだと、僕は思いました。緑色は疲れ目にもいいらしいですしね。
(高台寺の庭園の竹林)
目に悪いパソコンに向かってる皆様にとって、少しでも目の休息になりますよーに。
ネパールプロジェクトの近況 その5
ネパールプロジェクトの近況を紹介させて頂きます。最近、少し遠のいてきましたが、現状の整理をさらっとしていきたいと思います。
■クルーについて
クルー(プロジェクト参加者)に参加表明をして頂きました。皆、それぞれの意志を話てくれました。この参加表明はプロジェクトを実施する上で、「けじめ」という様なものだと思います。ネパールは過去に治安が悪化した時期もあり100%渡航できるとは限りません。クルー誰しもが、みな参加できるとは言えないのです。事実、僕は過去にプロジェクトを実施する一日前に風邪を患い、参加を見送るクルーを出してしまった事があり、この時はクルーのリーダーとして大変反省しました。今でも悔やんでいます。まぁ、またそんな彼とまたプロジェクトをやっているのですが。
そんな事もありました。そういう不測の事態が生じて参加できなくなる事もあり得る事を意思表明の際に説明しました。あるクルーは「現地に行けない事になっても学べる事は沢山あると思い、このプロジェクトに参加します」と言ってくれた方もいました。個人的な事ですが、その言葉を聞けた事はうれしかったです。だからこそ出来れば、全員で現地でプロジェクトを展開したいです。
■事業内容について
現在、計画書を鋭意作成中です。完成次第、紹介したいと思います。計画書は現在、環境に配慮して出来る限り余白を消して、ページ数を省こうかと考えています。節約していこうというコンセプトで、品質はキープする事は矛盾していますが、矛盾しない程度に余白の編集をしていきます。また、年末には最終的なプロジェクトに関する実施要項を完成させる予定です。一月はクルーの9割は大学生である為に、試験勉強に励んで欲しいので、あまり計画は遅らせない様にしたいです。2月の頭に詰め込みで作業をしない為にも
11月〜年末の期間は慎重かつ迅速に内容をつめればなという所です。
今度、ブログを書くときは事業内容について紹介させて頂きます。
ネパールの田園風景です。個人的な事ですが、四谷の防衛庁の庁舎に近くにある新宿歴史博物館に訪れた時にかつての早稲田付近の写真を見ました。今のネパールの郊外と同様に原っぱの広がる場所でした。しょっちゅうミーティング等で訪れる早稲田も昔はこんな田園風景だなと思うと、少し驚きました。
歴史に残るものとは
鎌倉時代(1192-1336頃)や室町時代(1336-1573頃)に建てられた建築物・構築された思想等が、2006年に生きる人にさえも感動・感銘を与えられる。歴史的な観光地に行くのはこのような歴史的な価値を感じるために行くんだろう。また、同時代に建てられたものでも後世まで残るものと、風化・消費されてなくなってしまう物の両方が存在するのも確かである。
東福寺
(ブログでは東福寺の写真が多くなっていますが、大徳寺大仙院の石庭も素晴らしかった。写真撮影禁止だったのでこちらで紹介できないのが残念です。)
建築物や思想というのは相対的に見て後世に残しやすい気がする。逆に、科学技術や電気製品というのは日々の進化があり、最新のものが最良のものという考え方があるために、生活のインフラストラクチャになるものはあっても、後世まで感動を残すものは多くない。ここには芸術的価値・歴史的価値・経済的価値・人類的価値のように、いろんな価値基準が存在し、歴史的構造物はここでいう前者二つ、科学技術については後者二つの価値が大きいのだと思う。
さて、僕らは後世に何を残すべきかと。今年のノーベル平和賞を受賞したバングラデシュはグラミン銀行総裁ムハマド・ユヌス氏が構築したマイクロクレジットというような社会システムの構築が、ボーイスカウトの目指すべき姿かもしれない。目には見えないが人間生活を支援するもの。ビジネスモデルというほど経済的な価値は生まなくても多くの人間を助けるもの。そんなソーシャル(社会)モデルの構築というのを目標にしても悪くない。感動は残さなくても、人類が幸せに暮らせるインフラストラクチャを残せれば、良いのだと思う。