ホーム » Pax IV Hyper の投稿 (ページ 34)

作者アーカイブ: Pax IV Hyper

現地報告2:モンゴルプロジェクト(新聞に載りました!)

モンゴル滞在中のメンバーから初メールが来ました。プロジェクトはうまく進んでいるようです。また、以下のように詳細は不明(記事を読めない(笑))ですが、現地の新聞にも取り上げられたそうです。

CIMG0327.jpg
この新聞に載っている。

CIMG0328.jpg
モンゴルメンバー@ウランバートル、集合写真。

=====メールの内容=====
This is Teppei.
Our project is executed smoothly. But I have no time to tell the details. I send pictures of our article in Mongolia newspaper to you. Please let other member know it.

引き続き、健康・安全に気をつけてがんばってねー!

サーフィンの季節

8月中の湘南の海は、夏休みの子供・家族連れやカップルで海が混み過ぎていて、素人の僕にはサーフィンをするのが危なかったのですが、9月に入ってだんだんと海がすいてきました。

surfing-soko.jpg

ということで、昨日も行ってきました!鵠沼海岸にはまだまだ人が多いですが、8月に比べれば減ったのと、僕のサーフィン技術的に少しであれば人をよけながら乗れるようになってきたのです。無邪気に身体を動かすのが気持ちいいですねー。

Pax Dual-Core Processor搭載?

パックスにはモンゴル(現在実施中)とネパール(2007年2・3月に実施予定)の二つの大きなプロジェクトがあります。一部のメンバーは両方に関わっていたりもしますが、一つのグループに二つの国際プロジェクトがあることが、とても良く作用しているとたまに思います。今日はそんなところを整理してみました。

・モンゴルプロジェクトとネパールプロジェクトを比較できる
・モンゴルプロジェクトとネパールプロジェクトを競争させられる
・モンゴルプロジェクトとネパールプロジェクト間で手法を共有できる

そもそもモンゴルは草原・砂漠の国で、ネパールは山岳地帯。国が抱える自然の問題は、モンゴルは過剰遊牧と砂漠化であったり、ネパールでは森林伐採とそれに伴う土壌流出であったりします。言葉も文化も宗教も異なりますが、貧困対策や子供を対象とした環境教育においては、同じ手法を使える場合等もあります。

これらの国際協力プロジェクトは、ボーイスカウトにとっては新しいモノであり、これまで体系だった教育手法・プロジェクト管理方法等が存在しませんでした。基本的には高校生年代までで培われるグループワーク、アウトドア技能、プロジェクト法等が活用できますが、それだけでは十分ではない。だからこそ、パックス内部で二つのグループを作り、それぞれ自ら勉強しながら、お互いのグループに影響しあって、成長することが重要であったりすると思うのです。一つのグループ内にDual-Core(二つの核心)を持った特徴を今後も大切にしていきたいですね。

現地報告1:モンゴルプロジェクト(出国)

8月31日に出国しました。今頃はモンゴルの首都ウランバートルでボーイスカウトモンゴル連盟とのミーティングを行っているころでしょう。

mongolia-narita.JPG
(成田空港にてモンゴルプロジェクトクルー全員集合)

ウランバートルにはネットカフェがいくつかあり、今回も現地から写真や報告を送ってもらう予定です。連絡があり次第、こちらのブログで公開いたします。また、日本でお留守番チームのがんばり具合によっては、ブログだけではなく、地図上での現在位置表示等も可能になるかもしれません。お楽しみに!

進捗報告7:モンゴルプロジェクト(日程)

ついに今週の木曜日(31日)にモンゴルプロジェクトメンバーがモンゴルに出発します。今日は今年度のプロジェクトの日程を実施要綱から抜粋したものをご紹介いたします。
mongolia-houses.jpg
今回もモンゴルの環境問題、ごみ問題、自然問題をターゲットとしたプログラムを多く展開します。写真はモンゴルの低所得者が住むエリアの写真。

8月31日 成田→仁川→ウランバートル
9月1日 観光、環境NGO訪問 @ウランバートル市内
9月2日 ボーイスカウトモンゴル連盟とのミーティング @ ウランバートル市内
9月3日 農業プログラム @ウランバートル市内
9月4日 草原プログラム @ウランバートル市内
9月5日 石鹸プログラム @ウランバートル市内
9月6日 ゲルステイプログラム @テレルジ
9月7日 ゲルステイプログラム @テレルジ
9月8日 休養日 @ウランバートル市内
9月9日 環境プログラム @ウランバートル市内
9月10日 風力発電機設置プログラム @中部ゴビ県ウルジート村
9月11日 風力発電機設置プログラム @中部ゴビ県ウルジート村
9月12日 風力発電機設置プログラム @中部ゴビ県ウルジート村
9月13日 休養日 @ウランバートル市内
9月14日 ボーイスカウトモンゴル連盟とのミーティング @ ウランバートル
9月15日 ウランバートル→仁川→成田着

イタリア渡航報告4:街づくり

フィレンツェは美しい街であった。街全体が芸術であった。これは15・16世紀にメディチ家がお金を持っていたときに、芸術や建築に投資した結果でもある。また、それ以降、いつの時代においても街が昔ながらの建築物を保存し、いま現在でも建物の特に外観に関する増改築については行政の許可が必要なくらい管理されている。いろんな時代のいろんな人の努力により、この美しい街がある。文化度、高い。
firenze2.jpg
(世界遺産フィレンツェ)

じゃあ、日本はどうか?あまり個性のある、歴史を感じる街は多くない。建物は一つ一つが個性があったとしても街全体としてみると統一感はなく、芸術性も感じない。ヨーロッパが石の文化で建築物にしても芸術にしても保存が利きやすく、日本が木の文化であり、木は腐ったり朽ち果てたりして保存が利きにくいのも、日本では歴史を感じにくい街が多い理由でもあろう。それでも、白川郷のような自然との共生を果たしている街もある。人間だけが作った芸術ではなく、自然と人間が一緒になってつくった芸術的な街。
shirakawago.jpg
(世界遺産白川郷)

自然に対する手入れ、自然と人間の共生というのは21世紀の日本のキーワードにすれば良いと思う。日本のあらゆる川のコンクリート護岸を壊し、自然な護岸に。ダムも必要最低限以外はぶっ壊し、下流から上流に魚が自然に昇れるように。建物もコンクリートばかりではなく、木造も味があっていいのでは。中途半端なビオトープとかじゃなくて、本質的な自然と人間の融合・共生・共存を。

以上、高校生時代は土木工学科への進学も検討していた、現在コンピュータサイエンティストの無知なる叫び。

イタリア渡航報告3:仏教ワークショップ

イタリアのカソリック関係のキャンプ場(Roverway2006の会場)にて仏教ワークショップをお手伝いしてきました。世の中では、湾岸戦争にしても、9・11にしても、サミュエル・ハンチントンの文明の衝突にしてもキリスト教vs.イスラム教という構図がよく話題に挙がりますが、このような時代にこそ1神教ではなく多神教である仏教やヒンズー教に触れるのも重要なのではないでしょうか。

roverway3.jpg

仏教ワークショップにおいては、上記写真に写っているMさんというお坊さんに来ていただき、仏教の基礎・禅の基礎について、1回につき約1時間半のセッションを4回やっていただきました。各セッションでは、スライドを用いて修行僧の僧院生活についてもご説明いただきました。特に印象深かったのは、禅とは何かについて、ヨーロッパの大学生にもわかりやすいよう、灰の入ったペットボトルを用いて説明されたことでした。ペットボトルに灰を入れてかき混ぜると当然濁ります。しかし、そのまま置いておくと灰が沈み、灰と水が分離し、水の部分は透明になります。それが瞑想の効果であり、自分の本性を知るという禅の本質であると説明されていました。わかりやすいでしょ?

心を落ち着かせ、本当の自分と向き合わないと、真実は見えません。濁った水の中で向こう側を見ようとしても、見えないのと同じように。いやぁ、ルネッサンスの国で、良いことを学びました。

イタリア渡航報告2:Roverway 2006

Roverway2006は2部構成になっていて、前半はイタリア各地で行われ、それぞれあるテーマに沿った移動キャンプ(ルートと呼ばれる)で、後半が約5000人の参加者が一箇所に集まって行われる固定キャンプである。僕が参加したのは後半のほうで、ここでは3泊4日のプログラムが展開され、以下の写真にあるように100を超えるテーマによりワークショップが行われ、参加者は自分が希望するものに参加するようになっている。

roverway2.jpg
(折り紙ワークショップの風景)

また、ワークショップとは別に突発的な集まりみたいなのも開かれてました。ヨーロッパのローバースカウトがあつまり、1時間くらいのフォーラムみたいなのもやっていました。ヨーロッパではEUの誕生に影響されてか?Unity(統一・結束)がキーワードになっていたみたいで、よく聞きました。しかし、キーワード先行型で中身がまだ具体的にはない模様。人間を集めフォーラムを行う、そのネットワークを活用しインターネット上にサイトを作る、ここまではできるんですが、じゃあそれをどう有効活用するか、どう具体的なアクションに繋げるかが日本でもヨーロッパでも共通の課題なんでしょう。(パックスの活動では先に問題を設定し、その問題に関して人を集め、プロジェクトを行うので、上記のような問題はあまり起きません。)

また大学生年代を対象としたイベントということで、その運営も大学生年代が積極的に絡んでいたようです。しかし、運営はお世辞にも良くできていたとは言えずに、情報共有の仕方は事前から問題があり(WEBサイトが見にくい上に、必要な情報が得られなかったり)、現地でも決めるべきことが決まってなかったり、いろんな対応が後手後手になっていたように思います。まぁ、大学生年代がやるとなると、初めての大会運営経験になり、なんとか開催するというので精一杯なんでしょうがね。ぜひ、次回の大会(2009年)には、今回の経験者と次回からの参加者がうまく融合し、質の高い運営を期待したいです。

日本連盟公認海外派遣:モンゴルプロジェクト2006(修正)

このたび、モンゴルプロジェクト2006が日本連盟の承認を得た海外派遣になったことをご報告いたします。今回の申請・承認に当たっては、新宿2団(早稲田大学ローバース)、新宿地区、東京都連盟、日本連盟の皆様のご協力・ご指導により実現いたしました。この場を持って御礼申し上げます。ありがとうございました!

今回のプロジェクトでは新宿2団所属のローバースカウトが複数人おり、またその他の地区・県連所属のローバースカウトも多く、主催は新宿2団となっていますが、各地のローバースカウトがチームを作り実行される派遣になります。モンゴルプロジェクトは9月1日から派遣が始まりますが、皆様のご期待に沿えるよう、また安全第一で任務が遂行できるようメンバー一同準備中です。今後とも、どうぞよろしくおねがいいたします。

イタリア渡航報告1:概要

昨日、無事にイタリアから帰国しました。日本は湿度が高い国で、肌・喉にやさしそうというのが、帰国した瞬間に思ったことでした。イタリアでも気温は同じぐらいだったのですが、カラッとしていて、僕なんかは当初すこし喉を痛めていたので。

roverway1.jpg
(Roverway 2006 @ Loppiano, Italy)

さて、今回のイタリア渡航の主目的は、ヨーロッパのボーイスカウト(ローバースカウト)を主参加者として開かれたイベントである、ローバーウェイ2006に参加したことでした。簡単に言うと大学生向けのジャンボリー=ムートみたいな雰囲気で、日本からは「神道」「仏教」「おりがみ」ワークショップの提供をし、僕は「仏教(禅)」のお手伝いをしてきました。

firenze1.jpg
(会場であるLoppianoは、Firenzeの郊外でした)

今日から数回に分けて、イタリア渡航報告を書きたいと思っています。今のところ、以下のようなテーマを考えています。
・イタリア渡航報告2:ローバーウェイ2006
・イタリア渡航報告3:仏教ワークショップ
・イタリア渡航報告4:イタリアの街づくり

ちなみに、明日はひさしぶりのPax IV Hyper総会です!今夏は日本ジャンボリーも開かれ、また9月にはモンゴルプロジェクトも予定しているので、話題としては盛りだくさんあります。時差ぼけにかかっている場合じゃありませんね。

月別アーカイブ