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モンゴルプロジェクト写真レポート2

9月10日に帰国第1便が無事帰国いたしました。現在滞在中のメンバーは数人が、疲労等により倒れており、やや体調管理が心配です。発展途上国でのプロジェクトでは良くあることなので、あまり心配はしていませんが、早く回復することを祈っております。さて、本日送られてきた写真をご紹介いたします。

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(こちらは石鹸作りの様子ですね)

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(こちらはゲルでのホームステイ中の写真です。羊(ヤギかも?)に囲まれています。)

以下はK君からのメールのコピーです。
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今日は休養日ですが僕とTPは証券取引所やら科学技術大学の教授に会うやらで
モンゴルに来てから休みのない日々を送っています。また、数人がダウンしました。ゲルステイでは雨が降り少し曇っていたため満天の星空とはいきませんでしたがみんな楽しめたようです。明日は企業訪問、明後日から風力発電機設置です。
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そのK君から今度は草原での360度画像も送られてきました。見渡す限りの草原と青い空です。

サーフィンとその前後

3週連続で湘南の海へサーフィンをしに行って来ました。如何に普段身体を動かしてないのかが、サーフィン後の筋肉痛が物語っています。サーフィンもそうですが、アウトドア活動、スポーツ・部活動で得られるものは、身体的健康や、身体を動かした後のすっきりした精神的健康だけではないのかなぁと考えながら、帰ってきました。

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(ウェットスーツ、サーフボード、テント、寝袋、手斧、ロールマット、ベンチ、そしてビーグルスカウト(スヌーピーボーイスカウトバージョン))

サーフィンの場合は、まず海に行くまでの道中、朝焼けの中、朝食を取りつつ車を走らせます。地球と人間にとっての朝を、普段より強く感じられます。そして海に着いたら、着替えたり、ボードにワックスを塗ったりする準備。その後準備運動をして海の中へ。ここの過程は、慣れている人ほど早かったりします。不慣れな僕なんかは、一つ一つの作業がぎこちなかったり、時間がかかったりしてしまいます。海の中では、風や波を感じます。そして波の速度に、自分の速度を合わせて、波に乗るわけです。時代の流れに乗るには、自分の速度をそれに合わせないと、乗れないものなのかなぁという風に類似例を見つけちゃったりします。そして今日のように先輩や友人と一緒に行った場合には、サーフィンを通した普段とは違うコミュニケーションを取ることが出来ます。終了後は、片づけをして、僕の場合は近くのハンバーガーショップでちょっと早めの昼食を取り、読書を。しかし、身体を動かした後で、おなかも一杯だと、すぐに眠りについてしまいます(意味なし)。ハンバーガーショップで昼間っから寝てるのもヒンシュクものですね。けど、そのひとときがとても気持ちいいのです。

またちょっと場は変わりますが、ボーイスカウトで子供達を表彰する時は、敢えて演出をします。セレモニーの厳かな雰囲気の中でバッチをあげたりします。通常時に、ただ渡すのではなく、雰囲気を作ったり、段取りを踏むことによって、貰えるものは同じだとしても、感動度・達成感を強く感じさせられるようにしてあげるのです。

なーんって、日焼けのせいでユデダコのようになっている僕が言っても説得力ないですね(笑)。

In & Out

大学の恩師に学生時代に言われた。学生時代はひたすら吸収(input)する。社会人はひたすら消費(output)する。だから、社会人になっても意識的に吸収するように心がけるべしと。もちろん日々の業務の中で勉強すること・学ぶことも多いが、相対的には消費・浪費の方が多い気がする。ボーイスカウト活動でもたまに感じる。現役を退き指導者となると、指導する・教えることはあっても、教わることは少ない。子供達を見ていて学ぶことは多いが、現役時代ほど知識や技術を吸収しているようには思えない。

しかし、何かを作り出す過程(output)で学ぶこと(input)は増えた。そもそも学生時代にはあまり作るという作業をせずに、既存のものに参加・利用することが多く、自らこしらえるということは少なかった。今ではそれも変わり、平日でも休日でも大抵何かを作っている。このBlogへの書き込みもそのうちの一つだし、ネパール/モンゴルプロジェクトもそう。モノづくりが好きなのは日本人としてのDNAか。しかし、産みの苦しみもたまに味わう。何かを作り出すにはエネルギーが必要だから。

ということで、今後もInとOutのバランスを大切にしていこうと思っている。InもOutもなくなったら、流れの無くなった水と一緒で、腐ってしまいそうだから。

モンゴルプロジェクト写真レポート

モンゴルプロジェクトについて、ウランバートル滞在中のメンバーから写真・文章が送られてきましたので、ご紹介いたします。(以下、O君からのメールのコピーです。)

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■モンゴル連盟ミーティング
当日集まったモンゴルローバーは14人。ブレイクゲームにおいてはモンスカ側からアプローチをしてくれたりと、とてもよい交流を図れた。今回のプロジェクトにも5名〜10名のスカウトが参加してくれることになり、今後の協同プログラム実施の可能性に大いに期待が持てる。

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(モンゴルのボーイスカウトとともに集合写真!)

■オルホン大学訪問
例年通り、日本語学科の学生と交流をとれた。学長に対するオルホン大学内での石鹸販売の申し出は成功したように思える。日本語教師のアルタイ先生という方(イケメン)が、このプログラムに参加してくれることになった。しかし、我々があらかじめ設定した石鹸の販売価格がモンゴル人には高いものであることを聞かされ、石鹸の原料および作り方から検討することとなった。換言すれば、クルーがモンゴルという国に対して広くアンテナを張り始める契機になったのではないかと感じた。

■石鹸作り
上記のオルホン大学訪問でのアドバイスを受けて、急遽石鹸作りのデモンストレーションをキャンセルし、石鹸作りに関してモンゴル側の声を聞くミーティングを開いた。このミーティングの参加者は、日本スカウト11名(含むアドバイザー)、モンゴルスカウト10名(含むアドバイザー)、MJEDスタッフ3名、オルホン大学の日本語教師(イケメン)1名。

ディスカッションの結果:9日に母子家庭と作る石鹸は計画通りオリーブ石鹸にする。
ひとまず限定で100個生産する。売る場所はオルホン大学アルタイ先生(イケメン)が責任者となる。オリーブ石鹸の作成に関しては、継続を前提として前向きに行う。(オリーブオイルなど原料はMJEDスタッフの日本訪問時に調達)。石鹸作り以外の母子家庭支援に関しても今後協議をする、ことになった。

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(オルホン大学訪問)

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(the草原。theモンゴル。)
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また、K君からはこの360度画像が送られてきました。QuickTime Playerで見ることが出来ます。ザイサントルゴイというウランバートルの郊外にある小高い丘の上から撮った全方位画像です。おもしろいですよ。

明後日は第3便のクルーも日本を出発します。それでは、みんな引き続き、健康・安全には気をつけて、楽しんできてくださーい!

シベリア鉄道写真レポート

モンゴルプロジェクトについて、シベリア鉄道組は予定通り、モンゴルのウランバートルに到着し、昨日第2便の飛行機組と合流いたしました。昨晩深夜に電話をしたところ、当初宿泊予定のホテルの予約が取れてなく、急遽アパートを借りることになったそうです。さて、写真が数枚送られてきたので、ご紹介させていただきます。

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(シベリア鉄道乗車中の出発駅もしくは途中駅の様子かな)

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(バイカル湖)

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(乗り物乗車中は窓から手や頭を出さないように。良い子の皆様は真似しないように(笑))

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(無事、モンゴルのウランバートル駅到着。しかも現地でお世話になるはずの方と会えずに、駅で途方にくれていたら、偶然にも去年のプロジェクトで知り合いになった通訳さんとバッタリ会って、助けてもらったらしいです。びっくりしたけど、よかった!)

全世界ボーイスカウト公募型プロジェクトの提案: An Inspiration from Earthwatch

=To: 数日後にチュニジアに集まる全世界のボーイスカウト幹部の皆様へ。=

先日、国際的なNGOであるEarthwatchの日本支部である特定非営利法人アースウォッチ・ジャパンの方にお会いしました。この団体では、全世界の自然・文化に関する研究を行っている研究者・科学者のネットワーク/データベースを作成し、一般の方にそれら研究者の手伝いという名目でフィールドに出る機会を提供するという活動を行っています。参加者は研究分担金という参加費を払い、1週間-4週間くらい自分の希望する国・内容の研究・調査活動の補助をすることになるそうです。現地までの交通費は研究分担金とは別に支払うので、通常の旅行の1.5倍から2倍くらいの費用はかかりますが、一般人では簡単に行けない地において、普段体験できない、少し地球のためになりそうなことを出来るという意味で、興味深い活動だと思いました。

さて、翻って、ボーイスカウト活動について考えてみるとどうでしょうか。我々も全世界で活動しています。それぞれの国や地域で、地域開発・環境保護・貧困対策等の活動を行っています。しかし、現状では活動の主催国のスカウト以外は参加できないのではないでしょうか?例えば、バングラデシュでやっている地域開発プロジェクトは日本とバングラデシュの活動であって、第3国のスカウトが公式に参加する方法はないし、なんなら情報すら得ることが出来ません。これでは、もったいない。

ということで、提案。全世界のすべてのユース年代以上が行っている地域開発・貢献プロジェクトについて、1、まずはネットで閲覧可能なデータベース化する、2、参加者を全世界から公募型にする、3、スカウト以外の一般からの参加も可能にするという風にしては如何でしょうか?

え?面倒?それなら、僕らが企画・運営します。その機会をください。

===From: Soko Aoki (Fuji Scout, Scout Association of Japan)===

ps. 本日のモンゴルプロジェクトのシベリア鉄道組はシベリア鉄道でウラジオストックからイルクーツクに向かい中です:Pax Map(相変わらずIEでは動作せず。あしからず。)
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(ウラジオストックで撮られたと思われる写真が送られてきました。建物がロシアっぽいですよね。)

旅は脳を鍛える:ウラジオストク、サーフィン、読書

モンゴルプロジェクトのシベリア鉄道組がさきほど無事にロシアのウラジオストクに到着し、本日の宿泊場所にチェックインしたとの連絡が入りました。Pax Mapにもウラジオストク追加しました。明日からはいよいよシベリア鉄道乗車です。

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(富山のフェリー乗船前のモンゴルプロジェクトのシベリア鉄道組)

さて、すでに読み終わってから数ヶ月経つのですが、以下の2冊の本を読みました。両方とも同じ著者の脳についての本なのですが、題名にもある通り、中・高生にもわかるようにと、わかりやすい文章で書かれており、非常に興味深いものでした。特に記憶・学習・創造等をつかさどる脳の構造について解説されていることが、我々教育関係者には非常に役に立つのではないかと思ったのです。脳の構造がわかれば、学習・記憶・創造等の効率を高められるのかなぁと。”旅は脳を鍛える”という言葉も以下の本からの抜粋です。他にも”脳の地図は脳が決めているのではなくて身体が決めている”、”脳に逆らうことがクリエイティブ”、”脳は疲れない”、”寝ることで記憶が整理される”、”やりはじめないとやる気が出ない”等が解説されています。受験生にも参考になるのではないでしょうか。
海馬—脳は疲れない
進化しすぎた脳 中高生と語る「大脳生理学」の最前線

で、私も学生ほど自由な時間は無い為に長旅は出来ないのですが、普段と違う環境に行き(空間情報が脳の海馬を最も刺激する)、普段使わない身体の一部を使い(身体が脳を作る)、脳を鍛えたい!ということで、生まれて初めてサーフィンというものをしてきました。日には焼けたし、やや筋肉痛にもなりましたが、果たして脳が鍛えられたかはまだわかりません。ただ、海の中で波を待ったり、波に合わせるように無邪気にパドリンクしてたのは純粋に楽しかったです。

ロシアを経由してモンゴルへ出発

さきほど大雨の中、モンゴルメンバーが東京駅を出発していきました。今回は、行きも帰りも複数便に分かれており、第1便はバス・フェリー・鉄道でモンゴルのウランバートルに向かいます。以下にメンバーのための交通・プログラム予定表を載せておきます。

■交通
【行き:第1便】
8月25日23:45東京発→[高速バス]→8月26日7:15高岡着
8月26日18:00伏木港発→[フェリー]→8月28日9:30ウラジオストク着
8月29日20:11ウラジオストク発→[シベリア鉄道]→9月1日16:47イルクーツク着
9月1日20:10イルクーツク発→[国際列車]→9月3日8:27ウランバートル着
【行き:第2便】
9月3日15:30成田空港→[モンゴル航空]→3日18:40ボヤント・オハー国際空港(モンゴル)
【行き:第3便】
9月8日13:55成田空港→[大韓航空]→9月8日16:20ソウル(韓国)
9月8日19:50ソウル(韓国)→[大韓航空]→9月8日23:15ボヤント・オハー国際航空(モンゴル)

【帰り:第1便】
9月10日8:00ボヤント・オハー国際空港(モンゴル)→[モンゴル航空]→9月10日12:30成田空港
【帰り:第2便】
9月18日01:20ボヤント・オハー国際(モンゴル)→[大韓航空]→9月18日04:20ソウル(韓国)
9月18日10:15ソウル(韓国)→[大韓航空]→9月18日12:30成田空港(日本)
【帰り:第3便】
9月19日11:30ボヤント・オハー国際空港(モンゴル)→[モンゴル航空]→19日16:00成田空港
【帰り:第4便】
9月19日20:00ウランバートル発→[国際列車]→9月21日8:27イルクーツク着
9月24日10:00イルクーツク発→[飛行機]→9月24日15:50 ウラジオストク着
9月26日18:00ウラジオストク発→[フェリー]→9月28日9:00伏木港着
9月28日23:00高岡発→[高速バス]→9月29日6:50東京着

■プログラム
9月3日 ウランバートル着-MJEDミーティング
9月4日 休み-ミーティング
9月5日 オルホン大学訪問
9月6日 石鹸プログラム①
9月7日 休み
9月8日 環境調査プログラム
9月9日 石鹸プログラム②
9月10日 ゲルステイ
9月11日 ゲルスティ
9月12日 休み
9月13日 企業訪問プログラム
9月14日 風力発電プログラム
9月15日 風力発電プログラム
9月16日 風力発電プログラム-株売却
9月17日 休み
9月18日 ミーティング
9月19日 ウランバートル発

日本に残る僕は世界地図/衛星写真で彼らの活動を想像しながら、無事を祈っていたいと思っています: Pax Map(Internet Explorerでは見れないようです)。それでは、みんな、良い旅を!

Repair & Reuse

世界で最も環境に優しい自動車はどのメーカーの車でしょうか?トヨタのハイブリッド車?それとも水素自動車?電気自動車?車における何を評価基準にするかによって、答えは変わってきます。上記の例は、すべて燃料の種類、消費効率を評価基準にした場合の回答例です。では、ボディやエンジン等の使用後の廃棄について考えた場合はどうなるでしょうか?一般的な車の場合は10年ぐらい乗った後は廃車にし、スクラップにして、資源として再利用されるなり、ごみになるでしょう。このような観点で世界で最も優れた車はRolls-Royce(ロールスロイス)の車だという意見もあるそうです。あまりに高級で高額だから、一回買ったら修理をして使い続け、ほとんど廃車やスクラップにされないらしいです。

で、先日、私もCasio G-shockの時計と、Dannerのトレッキングブーツを修理に出してきました。時計についてはベルトとベゼルのゴム?ウレタン?の部分をすべて取り替えてもらいました。また、ブーツについてソールの張替えをお願いしました。双方とも購入価格の1/3ぐらいの修理費がかかってしまいましたが、愛着のあるモノたちなので気持ちよくその費用は払ってきましたよ。だって、時計はまだ動いていたし、ブーツもソールがツルツルにへたっているけど、それ以外の部分はまだまだ使えますから。それよりもなによりも、世界中を旅してきた大切な僕の個人装備なのだからね。

アジア太平洋地域における持続可能な発展のための放送

昨日の国連大学での打ち合わせ結果をご報告いたします。(本当は昨晩書こうと思ってたのですが、BLOGの管理者用のディレクトリを間違えて消してしまい、復旧に時間がかかり、力尽きてました。)打ち合わせは、約3時間半続き、慶應義塾大学教授、国連大学研究員、地図情報会社、プレゼン/編集ソフト会社、あるNGOと私の合計10名で行われました。

主な目的は、世界中で行われているNGO/NPOのフィールドワークをネットや番組放送と融合すること。これまで自律・分散的に行われてた草の根レベルの活動を、通信や放送といった技術により纏め上げて、一般の人からもアクセス可能にすることです。しかもそれがWEBのような静的・テキストベースではなく、動的・地図情報ベースでの融合を狙っています。

で、ボーイスカウトやPax IV Hyperの活動を上記の動的・地図情報ベースのWEB上に、コンテンツとして載せてもらいつつ、システムのサポートも行おうということになりました。つきましては、AVやITに強いメンバーの協力を要請することになるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。ちなみにこーゆー場合に勝手にボーイスカウトの名前って使って良いのでしょうか。。。

また、これら活動の第1弾の発表の場所として、12月中旬に開かれる”Joint Curriculum and Next Generation Broadcasting for Sustainable Development in Asia Pacific”というシンポジウムがアジア太平洋地域の大学・研究機関・NGO等の参加により開かれる予定です。ここでの発表と、シンポジウムのためのWEB的なお手伝いもすることにもなりました。こちらについてもご協力をお願いいたします。

昨日の打ち合わせ中に国連大学の方から紹介のあったE-learningサイトを以下に示しておきます:Ayuquila River e-Case Study。まだ中身をしっかり読めてはいませんが、フィールドワークをうまくWEBにまとめたサイトとして、見本となるのではないかと思いました。

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