ホーム » No Category (ページ 6)

No Category」カテゴリーアーカイブ

第23回世界ジャンボリー日本誘致

東京都が2016年のオリンピックを東京に招致しようとしているのと同じように、ボーイスカウト日本連盟が2015年の世界ジャンボリーを山口県に誘致しようとしております。高度成長期における東京オリンピックや、同時期(1971年)に静岡県で開催した第13回世界ジャンボリーと、2015,2016年に日本で開こうとしているこれらのイベントは、、その社会的な役割はかなり異なると思います。個人的には、いまさら日本で開くメリットは少なく、むしろアジアの発展途上国等で、その国+日本の協力といった風に新たな協力体制を作って、途上国で開いたほうが意味がある気がしています。しかし、すでに世界ジャンボリーの誘致活動は始まっており、多額の誘致予算もつけられております。

日本誘致おける日本連盟が掲げるキーワードのうちの一つに、Technology X Traditionというのがあります。確かに、日本は科学技術と伝統の国であるということは、特に外国人にはそのように認識されているのでしょう。しかし、それとジャンボリーをどう結びつけるか、それがあまり考えられてないように感じます。というわけで、簡単に思いつく、Information Technology X Jamboreeで三つ考えてみました。
kinkakuji.jpg
(単純に、伝統的な歴史構造物への観光プログラムや、技術をベースにしている会社・工場を視察するプログラムを組み込むだけじゃあ、つまらないでしょう)

■1、事前・事後のオンラインコミュニティの生成
これまでも非公式には参加者のコミュニティができていたとは思いますが、それを日本連盟が公式にサポートするというアイデア。事前にジャンボリーにおけるテーマ・課題等を話し合ったり事前研究をすることにより、ジャンボリー本番における教育的効果を高めるとともに、ジャンボリーでできたネットワーク・友人等を事後にもオンライン上でコンタクトが取れるような仕組みを、日本連盟が公式に構築する。具体的には、日本連盟のウェブサイトに、SNS (Social Networking System)もしくはグループウェアを導入し、世界ジャンボリー参加者に対して利用権を与える。
■2、ハイキング・移動キャンプへのGPS・デジタルカメラの導入
特に海外のスカウトは自国から大移動してきます。また、日本国内でも移動すると思いますが、その際にGPS (Global Positioning System)を参加者に持たせ、常に位置情報の軌跡を保存するとともに、デジタルカメラで撮影された写真等も、位置情報別に管理し、事後利用の際の簡便性を確保する。ジャンボリー開催前に、各国派遣団の代表者にGPSを送って、自国から日本までの軌跡を記録してもらったら、世界の仲間達の日本への集まり具合が視覚的にも表現でき、楽しいのではと思いました。
■3、ジャンボリー会場のウェブカメラ等による中継システム
キャンプ場に常時インターネットに接続されているウェブカメラや、各種センサを設置することにより、実際にジャンボリーに参加できないメンバーも、インターネット経由でジャンボリーの雰囲気を味わえるような高臨場感システムを構築する。これは渡航費用的にジャンボリーに参加できない海外のスカウトだけでなく、お子さんをジャンボリーに参加させている親にも有効なシステムになると考えている。

以上のように、とても天気の良い日曜日に、妄想しておりました。元財団法人ボーイスカウト日本連盟理事長・総裁代行のお言葉を引用しておきます。 「まず強い目標を立てる。それを達成するためにあらゆる技術を動員する。できそうだったらやってみようというのとは大きな違いがある。」(井深大)個人的に不安なのは、現在日本連盟で誘致に関連されている方々が、技術に対してどれだけ理解があったり・経験があるかということですかね。 もし井深さんがまだいらっしゃったら、面白い企画になるんでしょうね。

社会起業家

いよいよ4月1日新年度のスタートですね。私の周りでも大学を卒業して社会人になられた人がいますし、また私自身もこれまで1年間お世話になっていた日本IBM東京基礎研究所から卒業しました。その昔にソニーの研究所にいて、この1年間はIBMの研究所にいて、複数の企業研究所を経験することによって、双方を客観視できたということとともに、人的・知的・経験的にも実に良い経験になりました。

IBMでの仕事を終えて、 次は何をするの?とたまに聞かれます。もちろん、大学院博士課程での研究生活に今まで以上に時間を割きたいというのが一番目の答えです。二番目の答えとしては、ソニーを辞めた理由でもある、科学技術の進歩だけでなく、発展途上国・社会的にも貢献したいという面での活動です。ということで、最近読んでいた本を紹介します。

■世界を変える人たち—社会起業家たちの勇気とアイデアの力
■未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家

思想的・倫理観的にはこれまでの非営利組織的なものを持ちつつ、経済的・事業的にはこれまでの企業的な継続性・収益性を追求するというスタイルですね。まさに持続可能な発展。もちろん、活動基盤はパックスにおき、まずはネパールやモンゴルにおいて、これまでの青少年教育活動・環境保全活動だけでなく、それに加えて収益も視野に入れた事業なんかも企画していきたいなぁと思っています。

まずは神奈川県藤沢市遠藤において、静かに研究・勉強をし、次なる一手に備えたいと思います。
「学問は静から、才能は学から生まれる。学ぶことで才能は開花する。志がなければ学問の完成はない。」(諸葛孔明)

YouTube/ボーイスカウト動画へのトラックバック

ボーイスカウト東京連盟東村山第6団BS隊のウェブページにおいて、ボーイスカウト関連の動画を紹介しています。特に外国の連盟が「イベント・プロモーション・CM」用に作成している動画がお勧めです。

映像の力ってすごいですね。とてもポジティブな気持ちにさせられます。この紹介ページ管理者のとーま様にも感謝しております。

レゴ マインドストーム NXT

大学の研究室において、文部科学省先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムの教材開発・検討の一環として、レゴ・マインドストーム(Lego Mindstorm)というロボットを使用して、プログラミング課題等の検討を行っています。

文部科学省先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムとは:今日、ソフトウェア技術は、家電製品から航空管制システム、金融管理システムなどの社会・産業の基幹システムまで広く用いられており、国民生活を支える社会インフラの基盤となっています。このような中で、我が国の国際競争力に直結する深刻な問題として、ソフトウェア分野における人材が質・量ともに不足しているとの指摘がなされています。「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」は、これらを受け、大学間及び産学の壁を越えて潜在力を結集し、教育内容・体制を強化することにより、 世界最高水準のソフトウェア技術者として求められる専門的スキルを有するとともに、社会情勢の変化等に先見性をもって柔軟に対処し、企業等において先導的 役割を担う人材を大学院において育成するための教育拠点の形成を支援するものです。

レゴ・マインドストームとは: レゴ社がMIT(米国マサチューセッツ工科大学)と共同開発し、1998年に発表したレゴ マインドストームは、 ロボティクスの先駆的な製品であり、一般愛好家や教育用ロボティクスの世界に革命を起こしました。この製品コンセプトの核となるのは、ロボットの心臓部で ある「RCX」「NXT」と呼ばれるマイクロプロセッサーが組み込まれたインテリジェントブロックで、これにプログラミングすることによって、レゴブロッ クで組み立てた自律型ロボットは自由でユニークな動きができるようになります。

上記の説明の通り、レゴ・マインドストームとは、ブロックと簡単なコンピュータ・センサ・アクチュエータを合体したロボット玩具であり、その動作をユーザーによってプログラム可能なものです。ブロックで遊びながら、情報教育・科学教育にもなるという玩具であり、今後の情報教育(特に小・中学生)には役に立ちそうな商品だと思いました。1セット4万円弱するということもあり、なかなか普通のご家庭では買いにくいかもしれませんが、だからこそカブスカウトやボーイスカウトにおいて、隊や団で代表して購入し、活動の一部で利用できるようになったら、子供達も喜ぶかなぁと思いました。

そもそも初代のレゴ・マインドストームのパッケージには次の言葉が刻まれていたそうです。”Knowledge is only part of understanding. Genuine understanding comes from hands-on experience.(マサチューセッツ工科大学教授シーモア・パパート(Dr. Seymour Papaert))” 日本語訳:「知識は理解の一部に過ぎない。真の理解は手を使って経験することから生まれる」。ボーイスカウトにおける、”Learning by Doing”と通ずるものがありますよね。

マナーボーディ寺院にて見つけた名言集

ネパールのパタンにあるマナーボーディ寺院にて見つけた名言たち。寺院をぐるっと囲むようにいくつかの名言が掲示されておりました。

img_1819.jpg
(パタンのある彫刻工房で見せていただいた像)
■No one saves us but ourselves. No one can & no one may. We ourselves must walk the path.
(誰も我々を救ってくれない。誰にも出来ないし、誰もしないだろう。私達は自ら道を歩まねばならない。)
-Buddha

■If you want to change the world, first try to improve and bring about change within yourself.
(もし貴方が世界を変えたいなら、まず自分を改善し、自分の中身を変化させることを試みるべきだ。)
– Dalai Lama

■Don’t walk in front of me, I may not follow. Don’t walk behind me, I may not lead. Just walk beside me and be my friend.
(僕の前を歩くな、僕はついていかないよ。僕の後ろを歩くな、僕はリードしないよ。僕の隣を歩いて、そして友達になってください。)
– Albert Camus

■Often the difference between a successful man & a failure is not one’s better abilities or ideas, but the courage that one has to bet on his ideas, to take a calculated risk and to act.
(成功者と失敗者の違いは、才能や発想ではなく、予測させるリスクを取り、行動する勇気があるかないかの違いである。)
– Maxwell Maltz

プロジェクトWETのウェブページに報告掲載

ネパールプロジェクトの活動の一部について、クルーリーダーの横沢君によりプロジェクトWETのウェブページに掲載されました:ネパールにおけるプロジェクトWET実施報告。プロジェクトWETとは、以下の通りです。

プロジェクトWETのWETは「Water Education for Teachers:教師のための水に関する教育プロジェクト」の略であり、教育活動を通じて、水や水資源に対する認識・知識・理解を深め責任感を促すこと を目標として開発された「水」に関する教育プログラムです。なお、ここでいう教師とは学校の先生に限りません。教師が一方的に知識を与えるのではなく、子どもたち自身がアクティビティ(活動)を実践しながら、「水」そのものや、その大切さや重要性を考え、学んでいきます。(上記ウェブページからの抜粋)

img_0466.jpg

今回のネパールプロジェクトでは、以下のようにプロジェクトWETのプログラムを実施しました。

○2月19日(月)
実施場所: カトマンズの学校(kumari B.Higher Secondary School)
対象者: 約20人程(小学校高学年〜中学校低学年)
実施アクティビティ: 驚異の旅、通り抜けます
○2月23日(金)
実施場所: バクタプルの学校(Ever Green Pioneer School)
対象者: 約30人程(小学校高学年〜中学校低学年)
実施アクティビティ: 驚異の旅、ハンプティダンプティ
○2月26日(月)
実施場所: カトマンズの学校(kumari B.Higher Secondary School)
対象者: 約40人程(小学校高学年〜中学校低学年)
実施アクティビティ: 塵も積もれば、大海の一滴

詳細については、上記リンク先をご覧くださいませ。

祈りのある風景

人々の生活に神様が深く根ざしている国々:ネパール・ブータン

img_0701.jpg
マニ車@ネパール: 車にお経が書いてあり、回転させることがお経を読んだことになる

img_1256.jpg
ダルシン@ブータン: 旗にお経が書いてあり、風が吹くとお経を読んだことになる。

日本には、「仏神を尊び、仏神に頼らず(宮本武蔵)」という言葉がある。

王国

ネパールの正式名称はネパール王国(Kingdom of Nepal)で、ブータンの正式名称はブータン王国(Kingdom of Bhutan) です。ということで、両国ともに王様がいます。ネパールにおいては、2001年にその時の王様が皇太子の銃の乱射により殺された(その皇太子も自殺)という忌まわしい事件があり、その後の王様と政府の関係が悪く、最近まで政情不安定になっていたりしました。ブータンはそれとは逆に王様が国民からとても尊敬されており、2008年には現在の皇太子が大様になる戴冠式が予定されており、国内での道路・建物の建設が急ピッチに進められています。
dsc00987.jpg
かつてネパールに存在していた王国がその首都としていたパタン。その王宮の写真。
dsc01084.jpg
ブータンのプナカ・ゾン。行政機関・宗教建築(寺院)であり、かつ軍事拠点として使われていた城塞をゾンと呼ぶ。

ネパールに行く飛行機の中で「マリー・アントワネット」というフランスのフランス国王ルイ16世の王妃についての映画を見ていたこともあり、なぜフランスからは王様がいなくなり、またネパールやブータンでは王政がいつまで続くんだろうなぁと考えておりました。ボーイスカウト的には、スウェーデンの国王が世界スカウト財団のプレジデントになっていることもあり、私も話したことがあったりします。王様、王国って、なんか神秘的だけど、今後どうなっていくんでしょうかねぇ。

ヒンズー教 ティカ

ネパールでは、ヒンズー教とチベット仏教が人々の生活に強い影響を与えています。街にはヒンズー教・チベット仏教の寺院が多く存在します。特にカトマンズではスワヤンブナート・ボダナートが代表的なチベット仏教寺院として、パシュパティナートがヒンズー教寺院として、観光客にも人気があります。また、ヒンズー教の文化として、お祈りも意味も込めて、額にティカと呼ばれる真紅の印をつける風習があります。テレビなどでインドやネパールの人が眉毛の間に赤いマークをつけているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。

img_4028.jpg

で、たまに犬にも、 ティカをつけちゃったりしています。この犬も、ヒンズー教なんですね。

伊賀米到着

本日、新潟県上越市桑取からコシヒカリ5kgが届きました。元パックスの伊賀君が昨年10月頃に収穫したお米を注文に出していたのです。さすが、手作りのお米らしく袋に装飾も無く、文字も書いていない真っ白の袋で潔さを感じました。 生産地が山間部であり、水道水の取水場所よりも上流のお水をそのまま使っているので、その分お米も美味しく育つようです。

img_4624.jpg

パックスホームページにも購入フォーム等を作って、注文できるようにすると便利かもしれませんね。神奈川のボーイスカウト出身者が新潟で頑張ってお米作りをやっております。確かにスーパーで買うのよりかは若干高めの値段設定ですが、使用している農薬も少なく、とても美味しいお米ですよ。ご希望の方はコメントを残していただければ、詳細な注文方法をお知らせいたします。

月別アーカイブ