花壇計画報告
昨日9月14日、花壇計画を実施しました。
花壇計画は、学校に設置したコンポストによって出来た肥料をまき、
生徒達にごみが花壇の肥料となることを理解してもらうためのプログラムです。
学校で行う最後のプログラムであり、協力して見栄えのよい花壇を作成することが出来ました。
本日、最終評価会議を行い明日、日本にクルーは帰国します。
帰国後も報告を続けていきますのでよろしくお願いします!
衛生レクチャー、応急処置、ごみ拾い報告
9月7日に行われた衛生レクチャー、応急処置について報告致します。
この二つは事前にかなりの準備を行ったために厳しいスケジュールでしたがスムーズにプログラムを運ぶことが出来ました。
衛生レクチャー
自分達の住環境についてのごみ問題、衛生問題について理解をしてもらうためのプログラムです。
特にグループワークで環境問題について考えてもらう用紙は、どのグループも文字で埋め尽くされていました。
応急処置
ネパールの悪い衛生状況からが身体に及ぼす悪影響に対する予防、対策法の取得として手洗いの方法、下痢治療のための経口補水液の作り方、応急処置の方法を身につけるためのプログラムです。
もっとも移動の激しいプログラムでしたが、事前に何度も調整会議を行ったために
すべてをスムーズに終わらせることが出来ました。
ごみ拾い
学校周辺の美化を生徒達と共に行うことで、ごみの投棄に関する意識改善を狙ったプログラムです。
今回は学校の外についてもごみ拾いを行うことが出来、学校周辺において広報にもつなげることが出来大変有意義深いプログラムとなりました。
焼却炉計画報告
前の記事に引き続き、9月6日の焼却炉計画の報告を致します。
焼却炉計画
このプログラムでは、全校生徒に対するごみ処理習慣付けとしてごみ箱をそれぞれ各教室ごとに設置を行ない、
さらに、校内におけるごみ処理システムの整備のために焼却炉を設置致しました。
また、学校側と運営会議を開くことが出来、システムの整備について確認しあうことが出来ました。
環境レクチャー、水質調査体験報告
Nepal Project2010は現在12日間のプログラムを終了しました。
これまでに、
環境レクチャー、水質調査体験、焼却炉計画、衛生レクチャー、応急処置、ごみ拾い、とほとんどのプロジェクトを完了しました。
報告内容が多いため、いくつかの記事に分けて報告を致します。
この記事では9月3日に行われた環境レクチャー、水質調査体験について報告致します。
環境レクチャー
放置されたごみにより、環境の汚染、怪我を負ってしまうなど自分たちにとってよくないことを生徒達に理解してもらうプログラムです。
プロジェクターを使うことが出来ず、クルーのPCを各グループでスライドを見せる形を取りました。
生徒からの反応は予想以上に良かったです。
特にレクチャー中のクイズは盛り上がり内容を理解してもらうのに役立ちました。
水質調査体験
ネパールのごみ問題をより身近に感じてもらうために生徒達と共にネパールの川の水質調査を行うプログラムです。
水質を調査するパックテストは積極的に取り組んでもらえました。
しかし、生徒の意識向上を図ることの難しさも痛感しました。
Nepal Project 2010 4日目活動報告
Nepal Project2010は3日間のプログラムを終え4日目となりました。
ここまで特に大きな問題もなくメンバーは健康です。今までに、2日目8月30日には調整会議、8月31日にはコンポスト設置プログラムと広報が行われました。以下はその様子です。
8月30日 調整会議です。各プログラムについて詳しく調整を行ないました。
8月31日 コンポスト設置です。ごみのにおいが強烈でした。
8月31日 広報です。カトマンズ市内にて広報活動を行いました。
これからも現地よりレポートをしていきますのでよろしくお願いします!
第10回世界スカウトユースフォーラム日本派遣団報告書
第10回世界スカウトユースフォーラム日本派遣団報告書が以下のページで公開されています。パックスのK君も代表者として参加しました。
こういった海外派遣の報告書や体験談は日本連盟のウェブサイトで公開されることはなかなか無いのですが、今後このようなドキュメントが公開されると、ボーイスカウトのアピールになって良いと思うのですが、戦略はどのようになっているんでしょうかね。Pax IV Hyperではなるべく過去の書類は公開するように、[Document]というページを用意してます。
特定非営利活動法人パックス・アースウェブページ公開
特定非営利活動法人パックス・アース(Specified Non-Profit Corporation Pax Earth)のウェブサイト(http://pax-earth.org/)を開設いたしました。本法人では、ネパールの現地政府に登録しているPax Earthとの共同運営のため、まずは英語でのウェブサイト公開にいたしております。1ヶ月前から試験運用を開始していたのですが、すでにネパールメンバーから多くのコメントも集まっております。
これまでボーイスカウトの卒業生というのは、それぞれの地域でリーダーとなり後輩ボーイスカウトの指導を行っておりました。しかし、ネパールにおいては、スカウト活動に参加できる子供達・青年達は裕福な層や、地域的にスカウト活動が存在する場合に限られていました。そこで、新生Pax Earth(日本・ネパールの双方)では、これまで機会を得られなかった子供達に野外活動教育や環境教育を提供していく所存です。
Pax IV Hyperについては、ボーイスカウトを中心としたテーマで活動を継続していきます。今後とも、ボーイスカウトとしてのPax IV Hyperと国際NGO/NPOとしてのPax Earthを、よろしくお願いいたします。
ボーイスカウト日本連盟の加盟員は30年後には0になる?
このグラフ、何を示しているかわかりますか?ボーイスカウト日本連盟の加盟員数の過去8年のデータを棒グラフにしたものです。ご覧の通り、8年で約4万人減少しているので、1年あたり5000人減少しています。2008年現在、150000人の加盟員がいるので、約30年後には0人になる計算です。
データを視覚化すると、何か抜本的な対策が必要な気がしてきます。いや、視覚化しなくてもわかっているはずなんだけど、数十年後に全滅するとなると、危機感を覚えますよね。
旅文学8選
小さい頃から書を読むことはそんなに得意ではなかった。しかし、ボーイスカウト活動を通じて、移動キャンプ・バックパッキング・旅行を好きになり、旅文学や旅行記といった本は好きになり、よく読んでいる。今日はそんな旅をテーマとした本を紹介したいと思う。
まともに本を読み始めたのは、おそらく中学生ぐらいの時だったと思うが、まず好きになったのが、野田知佑さんというカヌーイストの本である。お薦めは、旅へ—新・放浪記〈1〉 (文春文庫)や、新・放浪記。カヌーイストということで、川を舞台とした旅が中心である。また愛犬ガクと一緒のユーコン川・マッケンジー川への旅のあたりが面白い。
また、この時期に同時に好きになったのが、あやしい探検隊シリーズで有名な椎名誠さんである。中学生や高校生にとっても平易な文章であり、野田さんとの交流もあるということで、高校生・大学生時代には彼の著作のほぼすべてを読んだと思う。特にお薦めなのは、極寒の地への旅行記であるシベリア追跡 (集英社文庫)、南米の最南端地域への旅であるパタゴニア—あるいは風とタンポポの物語り (集英社文庫)、もしくはアジアへの旅であるインドでわしも考えた (集英社文庫)や、 メコン・黄金水道をゆく (集英社文庫) を挙げたい。
大学生・大学院生時代に、特に疲れたときやリフレッシュしたい時に好んで読んでいたのが、穏やかにアラスカを旅する星野道夫さんの本である。動物写真家として有名であるが、文章も優しく心に残る言葉も多い。お薦めは、旅をする木 (文春文庫)やノーザンライツ (新潮文庫)あたりか。
またバックパッキング界の聖書?とも言える沢木耕太郎さんの深夜特急シリーズも、一気に読破したぐらいに面白い。特に自分にとっても思い入れのある国を通過する場面などは、読みながらワクワクする。
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)、
深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール (新潮文庫)、
深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)、
深夜特急〈4〉シルクロード (新潮文庫)、
深夜特急〈5〉トルコ・ギリシャ・地中海 (新潮文庫)、
深夜特急〈6〉南ヨーロッパ・ロンドン (新潮文庫)
と6巻シリーズになっているが、個人的には前半4巻ぐらいまでが好きだ。
ここまで4人は日本人作家だが、次の4人は外国人作家を紹介したい。まず、1人目は、アーネスト・シャクルトン。「科学的な指導力ならスコット、素早く能率的に旅することにかけてはアムンゼンが抜きん出ている。だがもしあなたが絶望的な状況にあって、なんら解決策が見出せないときには、ひざまずいてシャクルトンに祈るがいい」(スコット隊:チェリーガラード)という有名な言葉が残るほどの南極探検隊の隊長。エンデュアランス号漂流記 (中公文庫BIBLIO)がその隊長による冒険記である。
これまで読んでいた旅の本ではなぜかカバーされていなかったアフリカ。そんなアフリカの中でも未開拓な地であるコンゴを旅するレドモンド・オハンロンのこの本は良い!その装丁を見ているだけでも旅をしている気になる。コンゴ・ジャーニー (上)、コンゴ・ジャーニー (下)では、熱帯雨林の奥地に幻の恐竜を探索に行く。
もし、もっと文学的な本、すこし読み応えのある本を読みたいということであれば、池澤夏樹さんが選んでいるという世界文学全集の中から以下の2冊を紹介したい。1つはアメリカのビートジェネレーション時代のヒット作と言われるジャック・ケルアックさんの本。ひたすらアメリカ合衆国を旅するだけで、あまり自然も冒険的側面も出てこないが、数十年前にアメリカにこんな時代があったんだという発見があった。オン・ザ・ロード (世界文学全集 1-1) 。
また、マリオ・バルガス=リョサという南米出身の作家による、著名な画家であったゴーギャンのタヒチへの旅とその祖母のストーリーも、特にポリネシアについての記述が面白かったりする。楽園への道 (世界文学全集 1-2) がそれだ。
城山三郎さんという作家があるインタビューで、読書の効用とは?という質問に対して、「想像力と想像力が養われるということに尽きます。この二つがない人間は、皆と同じものを見て、同じように手を叩く。アイデンティティがないのです。」と答えていた。ま、難しいことは言わずとも、なかなか旅行にいけない日常において、せめて読書によって脳内旅行に行くのも悪くないと思うのである。
Warm Up Camp 2008 報告
Pax Earth創立記念Warm Up Camp 2008が、2008年9月19日-21日にネパールはスンダリジャルで開催されたことをご報告いたします。このキャンプでは、Pax Earth Nepal創立メンバーやその友人達合計22人が参加し、グループワーク、リーダーシップ、環境教育等について学びました。集中的な豪雨や長引いた停電により、一部のプログラムを実施できなくもなりましたが、参加者は多くの学びを得て、それぞれの地域に戻っていきました。
キャンプでの日程は、以下のようになりました。
■Day 1: Friday September 19, 2008:
1, Opening Ceremony
2, Ice-breaking activities including International Toast Master
3, Presence of mind testing/IQs
4, Session on “How to be a good speaker?”
■Day 2: Saturday September 20, 2008:
1, Yoga and Meditation
2, Session on “How to conduct a meeting successfully?”
3, Session on Communication, Team building, Leadership, Decision Making and Personality Development
4, Practical Exercise on the above sessions: the games like: raising team performance, toxic waste, don’t loose your team mates, all aboard, elimination game, trust sleep and know your leader were conducted.
5, Presentation on “Youth Development and Challenges”
6, Bingo – a fun
7, Singing in a group
■Day 3: September 21, 2008
1, Congregation
2, Closing Ceremony
キャンプ実行委員は以下の通りで昔からのボーイスカウト仲間が多いのですが、実行委員の一部や参加者には多くの一般の仲間も参加してくださいました。
■Organizing Committee:
Sujan Koirala, Coordinator
Manohar Sapkota, Jt. Coordinator
Balgopal Shrestha, Jt. Coordinator
■Activity Committee:
Shreebatsa Basnyat, Coordinator
Gunaraj Pyakurel, Member
Binod Prasad Mainali, Member
■Fooding and Lodging Committee:
Dipendra Dangol, Coordinator
Prem Shah, Member
■Registration Committee:
Harihar Sapkota, Coordinator
Laxman Bahadur Pahari, Member
キャンプ終了後には全参加者にアンケートを記入してもらい、このようなキャンプのより頻繁な開催を求める声などを頂けました。また5段階評価((5: poor; 4: satisfactory; 3: good; 2: very good; 1: excellent))においては、平均2.26という結果になり、まずまずな評判だったようです。
Pax Earthとしての初のイベント開催が成功に終わりましたことを、まずはご報告させていただきます。