ページ上での写真のオーバーレイ:Lightbox JS
ブログに貼っている写真の多くが、高い解像度で撮影しているにもかかわらず、ページ全体のデザイン的なバランスの理由により、かなり縮小されています。ということで、写真をクリックしたらそれが拡大表示されるように、Lightbox JSという技術を導入しました。是非、下の写真をクリックしてみてください。
GPSデータのGoogle Earth上での表示
ネパール・ブータンに持っていたGPSのデータを、やっとこさ、PCに読み取り、GPXファイル(GPS情報をXMLフォーマット表現したファイル)に変換し、Google Earthと連携させました。一昨日、「ハイキング・移動キャンプへのGPS」という提案をしましたが、その実例ということになります。以下、個人的なメモを載せておきます。
■GPSファイルとGoogle Earthの使い方
1、Google Earthを起動する
2、[ファイル]⇒[開く]⇒[ファイルの種類:Gps(*.gpx *.loc)] 3、そして、GPXファイルを指定してあげる
4、Google Earthのサイドバーにウェイポイントが表示されるとともに
5、Google Earthのメイン画面にもしっかりプロットされています。
■参考:使用した機材・ソフトウェア
・GPS本体:Garmin Etrex
・ケーブル:Garmin付属ケーブル + Elecom UC-SGT
・ソフトウェア:Kashmir 3D(無料) GPSデータの読み込みとGPXへの変換
・ソフトウェア:Google Earth(無料)GPXファイルのプロット表示
今回は、GPSにおいてWaypointというポイント(点)毎の記録しかしていなかったのですが、Track/Routeという線(移動の軌跡)も記録しているともっと面白いと思います。今回はWaypointだけでしたが、個人的には、これまで地図上では不明確であったキルティプルの植樹ポイントがわかることになったこと、ブータン旅行中に道路工事の為に立ち往生した無名の場所がわかるのが嬉しかった!ですね。
Pax IV Hyper 2007年第1回総会(4月7日)
以下の内容で、Pax IV Hyper総会を行います。
参加希望者の方は当日、以下の場所にお越しくださいませ。
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■日時:2007年4月7日(土)13:00-17:00
■場所:場所:オリンピックセンターセンター棟306(小田急線参宮橋駅)
■地図:http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html
■参加:約15人のローバースカウト・ローバーアドバイザー
■内容:
・ネパールプロジェクト2007(2,3月に実施したものの報告・反省)
・モンゴルプロジェクト2007(9月に実施予定のものの企画・議論)
・アジア太平洋地域ユースフォーラムについて(10月に開催予定)
・ボーイスカウト日本連盟における青年参画について
・おまけ:個人旅行報告(インド編とブータン編)
カントの合目的性
昨年の夏にボーイスカウト関係でお世話になったイタリア・フィレンツェ在住の方に近況報告メールを書いたところ、それに対する返信で以下のようなメッセージを頂きました。
メールお便りありがとうございます。貴君から何か情報が入ると楽しくなります。きっと、目的意識の明瞭さのせいでしょう。こういうのをドイツの哲学者エマヌエル・カントは「合目的性」と呼んだのですよね。俗悪な評価でお気に召すかどうかわかりませんが、五重花丸を差し上げたいです。
「哲学者エマニュエル・カント」やら、その「合目的性」やらと難しい表現を使いつつ、そのメッセージの後半において「五重花丸」という幼稚園児が喜びそうな可愛らしい表現に、フィレンツェ在住らしい感性を感じておりました。さて、で、合目的性とは、何なんでしょうと、調べてみたところ、
カントに言わせれば、美は調和によって成り立つものです。とりわけ、「美」は自律した自由な精神を生み出す悟性との調和であり、これが理性と調和したときには「崇高さ」が成り立つ、と考えました。
この調和を、カントは「合目的性」と呼びました。それは、文字どおり、「目的にかなっている」ということを意味しています。
あるものを「美しい」と思うのは、それが目的にかなって調和がとれているからで、人はそれによって美を判断するのです。
だそうです。まぁ、読んで字のごとくと言ってしまえば、そうなのかもしれませんが、合目的性⇒調和が取れている⇒美しいというのは、私のメールに対する感想であり、とてもうれしい賛辞でありました。
第23回世界ジャンボリー日本誘致
東京都が2016年のオリンピックを東京に招致しようとしているのと同じように、ボーイスカウト日本連盟が2015年の世界ジャンボリーを山口県に誘致しようとしております。高度成長期における東京オリンピックや、同時期(1971年)に静岡県で開催した第13回世界ジャンボリーと、2015,2016年に日本で開こうとしているこれらのイベントは、、その社会的な役割はかなり異なると思います。個人的には、いまさら日本で開くメリットは少なく、むしろアジアの発展途上国等で、その国+日本の協力といった風に新たな協力体制を作って、途上国で開いたほうが意味がある気がしています。しかし、すでに世界ジャンボリーの誘致活動は始まっており、多額の誘致予算もつけられております。
日本誘致おける日本連盟が掲げるキーワードのうちの一つに、Technology X Traditionというのがあります。確かに、日本は科学技術と伝統の国であるということは、特に外国人にはそのように認識されているのでしょう。しかし、それとジャンボリーをどう結びつけるか、それがあまり考えられてないように感じます。というわけで、簡単に思いつく、Information Technology X Jamboreeで三つ考えてみました。
(単純に、伝統的な歴史構造物への観光プログラムや、技術をベースにしている会社・工場を視察するプログラムを組み込むだけじゃあ、つまらないでしょう)
■1、事前・事後のオンラインコミュニティの生成
これまでも非公式には参加者のコミュニティができていたとは思いますが、それを日本連盟が公式にサポートするというアイデア。事前にジャンボリーにおけるテーマ・課題等を話し合ったり事前研究をすることにより、ジャンボリー本番における教育的効果を高めるとともに、ジャンボリーでできたネットワーク・友人等を事後にもオンライン上でコンタクトが取れるような仕組みを、日本連盟が公式に構築する。具体的には、日本連盟のウェブサイトに、SNS (Social Networking System)もしくはグループウェアを導入し、世界ジャンボリー参加者に対して利用権を与える。
■2、ハイキング・移動キャンプへのGPS・デジタルカメラの導入
特に海外のスカウトは自国から大移動してきます。また、日本国内でも移動すると思いますが、その際にGPS (Global Positioning System)を参加者に持たせ、常に位置情報の軌跡を保存するとともに、デジタルカメラで撮影された写真等も、位置情報別に管理し、事後利用の際の簡便性を確保する。ジャンボリー開催前に、各国派遣団の代表者にGPSを送って、自国から日本までの軌跡を記録してもらったら、世界の仲間達の日本への集まり具合が視覚的にも表現でき、楽しいのではと思いました。
■3、ジャンボリー会場のウェブカメラ等による中継システム
キャンプ場に常時インターネットに接続されているウェブカメラや、各種センサを設置することにより、実際にジャンボリーに参加できないメンバーも、インターネット経由でジャンボリーの雰囲気を味わえるような高臨場感システムを構築する。これは渡航費用的にジャンボリーに参加できない海外のスカウトだけでなく、お子さんをジャンボリーに参加させている親にも有効なシステムになると考えている。
以上のように、とても天気の良い日曜日に、妄想しておりました。元財団法人ボーイスカウト日本連盟理事長・総裁代行のお言葉を引用しておきます。 「まず強い目標を立てる。それを達成するためにあらゆる技術を動員する。できそうだったらやってみようというのとは大きな違いがある。」(井深大)個人的に不安なのは、現在日本連盟で誘致に関連されている方々が、技術に対してどれだけ理解があったり・経験があるかということですかね。 もし井深さんがまだいらっしゃったら、面白い企画になるんでしょうね。
社会起業家
いよいよ4月1日新年度のスタートですね。私の周りでも大学を卒業して社会人になられた人がいますし、また私自身もこれまで1年間お世話になっていた日本IBM東京基礎研究所から卒業しました。その昔にソニーの研究所にいて、この1年間はIBMの研究所にいて、複数の企業研究所を経験することによって、双方を客観視できたということとともに、人的・知的・経験的にも実に良い経験になりました。
IBMでの仕事を終えて、 次は何をするの?とたまに聞かれます。もちろん、大学院博士課程での研究生活に今まで以上に時間を割きたいというのが一番目の答えです。二番目の答えとしては、ソニーを辞めた理由でもある、科学技術の進歩だけでなく、発展途上国・社会的にも貢献したいという面での活動です。ということで、最近読んでいた本を紹介します。
■世界を変える人たち—社会起業家たちの勇気とアイデアの力
■未来を変える80人 僕らが出会った社会起業家
思想的・倫理観的にはこれまでの非営利組織的なものを持ちつつ、経済的・事業的にはこれまでの企業的な継続性・収益性を追求するというスタイルですね。まさに持続可能な発展。もちろん、活動基盤はパックスにおき、まずはネパールやモンゴルにおいて、これまでの青少年教育活動・環境保全活動だけでなく、それに加えて収益も視野に入れた事業なんかも企画していきたいなぁと思っています。
まずは神奈川県藤沢市遠藤において、静かに研究・勉強をし、次なる一手に備えたいと思います。
「学問は静から、才能は学から生まれる。学ぶことで才能は開花する。志がなければ学問の完成はない。」(諸葛孔明)
YouTube/ボーイスカウト動画へのトラックバック
ボーイスカウト東京連盟東村山第6団BS隊のウェブページにおいて、ボーイスカウト関連の動画を紹介しています。特に外国の連盟が「イベント・プロモーション・CM」用に作成している動画がお勧めです。
映像の力ってすごいですね。とてもポジティブな気持ちにさせられます。この紹介ページ管理者のとーま様にも感謝しております。
ネパールスカウトの個人ブログに報告掲載
ネパールのスカウトが個人的に開設しているブログサイトに、今回のネパールプロジェクトの報告を載せてもらいました。執筆者は、横沢クルーリーダーです。写真つき原文はこちらにあります。以下は、文章だけをコピーしました。
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Japanese rover visited to Nepal at 14th Feb – 1st Mar. and Japanese rover practice a project with Nepalese rover. This project’s target is nature conservation. Today, I tell you about a programme of this project at Bhaktapur.6 Japanese rover’s crew visit to Bhaktapur at 23rd Feb. We practice a program with E,G Pioneer School ‘s student. This program contents are ..
1, Incredible journey (Project WET’s activity)
2, Water quality test with using Pack test
3, Humpty Dumpty(Not song, this is project WET’s activity)
We practice this contents with Ever Green Rover Crew. I explain about this contents.
1, Incredible Journey
this activity is for learning about water circulation. Tools are 9 dices and 9 card which displays water place(for example, sea cloud underground water and so on.) and strings and color beads.
This game’s rule is these contents
1, Go to the point.
2,Write the name of the point.
3,Put bead on your string.
4,You can roll the dice.
(Students continue this process 10 times.)
After this Journey, we look back about this trip. Students go to each other trip. For example, a person continues to stay in the sea. Another person continue to move many place. This activity’s goal is learning about water circulation. Students were enjoying this activity. we were happy,too.
2, Water quality test with using Pack test
After incredible Journey, we went to river that flows near the school. And practice Water quality test with using Pack test. Pack test inform us about date of water quality.
3,Humpty Dumpty
Humpty Dumpty is an activity, which inform to target person about changeable ecology. Tools of this activity are river’s pictures. At first, we dealt these river’s picture to students. And Students tear this picture to about 20 pieces. We asked student to repair from these pieces to original picture like jigsaw puzzle. Students complete, but this picture is not perfect. There is little gap in this picture. We think to displace from picture to original nature. Human in nature happens same thing. Human make field and house and town in this nature. Then, we need cultivation for the field, we need tree for making house. Ecology is change on this time. The reason why, ecology system is changeable. And once ecology is change, we can not repair perfectly. Nature ecology is fragile. This activity’s purpose is learning about ecology.
This is programme’s outline. Japanese rover looked back this programme later on this day.
(1)Japanese rover study more about this activity.
This time, we knew this activity at Aug 2006. (Japanese national Janboree was held on ) Japanese rover took part in this Jamboree as service. Then, outside association join this Jamboree. And Japanese rover knew these activities (Incredible Journey and Humpty Dumpty and so on) but we lack for a full explanation about these activities. So, we need experiment learning scene and study about environmental for this activity is more fruitful.
(2)Save these activities like Project WET
Japanese rover thinks that these activities help us to plan project. Activity gives us a lot of knowledge. We can do activity whenever we want to do.
(3)Japanese rover think to continue this good relationship
This project has been started by Nepal rover and Japanese rover since Mar 2002. From now on, Japanese rover hope that this good relationship continues and we act good activity. I think that continuation is power.
Juichiroh,Yokosawa
Scout Association of Japan
レゴ マインドストーム NXT
大学の研究室において、文部科学省先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムの教材開発・検討の一環として、レゴ・マインドストーム(Lego Mindstorm)というロボットを使用して、プログラミング課題等の検討を行っています。
文部科学省先導的ITスペシャリスト育成推進プログラムとは:今日、ソフトウェア技術は、家電製品から航空管制システム、金融管理システムなどの社会・産業の基幹システムまで広く用いられており、国民生活を支える社会インフラの基盤となっています。このような中で、我が国の国際競争力に直結する深刻な問題として、ソフトウェア分野における人材が質・量ともに不足しているとの指摘がなされています。「先導的ITスペシャリスト育成推進プログラム」は、これらを受け、大学間及び産学の壁を越えて潜在力を結集し、教育内容・体制を強化することにより、 世界最高水準のソフトウェア技術者として求められる専門的スキルを有するとともに、社会情勢の変化等に先見性をもって柔軟に対処し、企業等において先導的 役割を担う人材を大学院において育成するための教育拠点の形成を支援するものです。
レゴ・マインドストームとは: レゴ社がMIT(米国マサチューセッツ工科大学)と共同開発し、1998年に発表したレゴ マインドストームは、 ロボティクスの先駆的な製品であり、一般愛好家や教育用ロボティクスの世界に革命を起こしました。この製品コンセプトの核となるのは、ロボットの心臓部で ある「RCX」「NXT」と呼ばれるマイクロプロセッサーが組み込まれたインテリジェントブロックで、これにプログラミングすることによって、レゴブロッ クで組み立てた自律型ロボットは自由でユニークな動きができるようになります。
上記の説明の通り、レゴ・マインドストームとは、ブロックと簡単なコンピュータ・センサ・アクチュエータを合体したロボット玩具であり、その動作をユーザーによってプログラム可能なものです。ブロックで遊びながら、情報教育・科学教育にもなるという玩具であり、今後の情報教育(特に小・中学生)には役に立ちそうな商品だと思いました。1セット4万円弱するということもあり、なかなか普通のご家庭では買いにくいかもしれませんが、だからこそカブスカウトやボーイスカウトにおいて、隊や団で代表して購入し、活動の一部で利用できるようになったら、子供達も喜ぶかなぁと思いました。
そもそも初代のレゴ・マインドストームのパッケージには次の言葉が刻まれていたそうです。”Knowledge is only part of understanding. Genuine understanding comes from hands-on experience.(マサチューセッツ工科大学教授シーモア・パパート(Dr. Seymour Papaert))” 日本語訳:「知識は理解の一部に過ぎない。真の理解は手を使って経験することから生まれる」。ボーイスカウトにおける、”Learning by Doing”と通ずるものがありますよね。
マナーボーディ寺院にて見つけた名言集
ネパールのパタンにあるマナーボーディ寺院にて見つけた名言たち。寺院をぐるっと囲むようにいくつかの名言が掲示されておりました。
(パタンのある彫刻工房で見せていただいた像)
■No one saves us but ourselves. No one can & no one may. We ourselves must walk the path.
(誰も我々を救ってくれない。誰にも出来ないし、誰もしないだろう。私達は自ら道を歩まねばならない。)
-Buddha
■If you want to change the world, first try to improve and bring about change within yourself.
(もし貴方が世界を変えたいなら、まず自分を改善し、自分の中身を変化させることを試みるべきだ。)
– Dalai Lama
■Don’t walk in front of me, I may not follow. Don’t walk behind me, I may not lead. Just walk beside me and be my friend.
(僕の前を歩くな、僕はついていかないよ。僕の後ろを歩くな、僕はリードしないよ。僕の隣を歩いて、そして友達になってください。)
– Albert Camus
■Often the difference between a successful man & a failure is not one’s better abilities or ideas, but the courage that one has to bet on his ideas, to take a calculated risk and to act.
(成功者と失敗者の違いは、才能や発想ではなく、予測させるリスクを取り、行動する勇気があるかないかの違いである。)
– Maxwell Maltz